ダ・ガーンに関して言えば
最終回で伝説の言葉が
全世界に放送された時、
本来なら、そんなものには誰も見向きもせず
本当に地球が粉々に破壊されるまで
みんな、自分ひとりだけ助かろうと
醜態をさらけまくるだろうし
そもそも、そのような放送自体
防衛軍の圧力でつぶされ、それと入れ替わりに、
この危機はダ・ガーンたちのせいだという
でたらめなプロパガンダが流されるのが
普通の展開だろう
でも、実際には
地球の危機に対して、みんなが思いを共にして祈る
……という展開になったのは
余りにもご都合主義全開で
不快を通り越して呆れかえる気力さえ持てない

何が言いたいかというと
みんなで思いを共にすれば
必ず危機を乗り越えるというのは
現実から目をそむけ
自分ひとりだけの夢想の世界から出ようとしない
引きこもりや程度の低い知的、精神障害者の
ばかげた妄想でしかないということ