そのストーリーによく似た経験をした人と、してない人では、事柄に対する物の見方は相当変わるよ。

医者が自分が癌になって初めて患者の気持ちや立場や事情がわかった、という本を
美談みたいに出す奴がよく居るけど、それと似たようなもん。
医者なら元から想像力働かせて患者の気持ちを推し量らないといけないのに、
実際自分が難病になってみるまで患者の気持ちを本当には分からなかった、という情けない医者がほとんど。

物語としてだけ感じるのと、実際近い事が在ったのとでは、同じ事象でも捉え方は全く異なってくる。
それを理解しないで「自分の物差しでしか」というのも
やはり自分の物差しでしか語れていないのではないだろうか?