一番すごいと思うのは、お爺ちゃんな
お爺ちゃんも「そうか、お前がワシの孫か!」
ってすぐにのび太のいう事信じてくれるんだけど、
「わしはいつ、お前さんに会えるのかな?」
って聞くんだよな。
でものび太が生まれた時には死んでるから、のび太とドラえもんは
「え?」って顔して言葉に詰まる。

その時、お爺さんはキョトンとした顔が1コマだけ描かれ、次は
「まぁ、良い。かわいい孫が来てくれたんだ!入りなさい!」
と家へ招き入れる。

要はあのキョトンとした瞬間に、お爺さんは
「あ、俺もうすぐ死ぬんだ。孫が生まれる時には死んでるんだ。」
って悟ったって事だよな。

でもかわいい孫の前で嘆くこともせず、出会えた奇跡に感謝する。

原作漫画が昭和40年代だから、お爺さんは明治の男だろう。
子供の頃は気づかなかったけど、お爺さんの漢に泣ける。