第15話「悲運の天才児、難波」
サインを無視した身勝手なプレイで勝利のチャンスをつぶした丸目に、長島監督は2軍降格を命じる。ファームでの対・阪神戦。「地獄の底から帰ってきたよ」。打席に立ったのは、丸目のかつてのライバル難波爽だった。彼は不治の病に陥ったわずかな命を燃やそうと、飛雄馬との勝負を夢見て、病院から通い続けていた。