ささきいさおは1978年のインタビューで、主題歌に子門真人が関わっていた(歌手オーディションに
参加した)と証言した。これについて、当時、日本コロムビア文芸部に所属していた堀江美都子は、
子門がオーディションで歌った可能性はあると述べている。
当時の日本コロムビアでは、主題歌製作の際、まず歌を作ってからオーディションで歌手を選ぶと
いう基本方式をとっていた。中には『仮面ライダー』『仮面ライダーV3』などのように、異なる歌手に
よる録音を実行するケースもあったが、本作で子門版が録音されたかどうかは不明である。

2005年にNHK-BS系列局で放映されたテレビ番組内で、ささきは当時のことを「自分の他に
何名かの歌手が既にデモテープの録音を済ませており、その中に子門(真人)さんの名前が
あった」と語っている。
ただし、ささき自身は子門が吹き込んだとされる「ヤマト」のデモテープを実際に聴く機会は
なかったという。ちなみに「ヤマト」ヒット前当時『およげ!たいやきくん』が大流行していたため、
ヒット後にささきは西崎から「やっぱり子門にしときゃよかったかな」「しまった!と思ったんだよ」
と冗談を言われている。