戦艦大和は沈んでからもう何十年も経つが、いまだに日本人の魂というか、心のよりどころの
ようなイメージがある この、ほかの戦艦にはない日本的なもの、大きな精神の表現を
成しえたのがこの作品
一歩間違えば軍国主義的な内容になってしまう可能性もあったが、地球全体の危機を救う
最後の切り札として建造された宇宙戦艦ヤマトは、かつての戦争の亡霊的なものではなく
もっともっと大きな存在として、地球人類の未来を託されたものとなった

この点が絶妙な設定であり、制作者の意図が大きく反映された
戦争の影を引きずるものではなく地球人類の未来を託された船として、ヤマトは生まれ変わった