そして何より若松が在命であれば、花房との絡みも楽しめたことだろう。
若松が倒れた時は白ユリも持って病院にかけつけ、
熱心にお見舞いする姿が想像できる。
そこで聖も同席していて、花房が「雪子をこんな目に合わせて!」と食って掛かり、
つかさず若松が「違うの、聖さんは悪くないの、私のせいなの・・・」その後は
花房「そんな雪子は悪くないわ」
若松「みっちゃん、私は大丈夫だから」
花房「雪子・・・」
若松「みっちゃん・・・」
そして見つめ合い手を取り合う二人、横目で少し恥ずかしがる聖
こんな貴重なシーンが見れたかもしれなかった。

若松は制作サイドの調整の結果、最初からいない存在にされてしまったが、
病気の治癒回復、励まし合い、乗り越える場面等を描ければいろいろな変化
を生み出せ、より面白くなっただろう。2年生がまったくいないチームは
明らかに不自然であり、当初の脚本制作段階では2年生の若松が背番号6
をつけてプレーする選択肢もあった可能性を感じてしまう。
あの花房が惚れ込んだ相手なので、きっと素直で純情で、控えめで、明るくて
それでいて芯が通って負けず嫌いの女らしいキャラを夢想してしまうのだ。
まあ、そうなると主役を食いかねないので最終的に本編のような
設定(キャラ間引き)になったと仮定すると複雑な心境である。
放送回数短縮の最大の影響を受けたキャラに哀悼を捧げたい。