・5月に入る頃には1年生は7人になっていた。(2年生は4人、3年生は2人)
・昨年は若松の成長が目立ったが、今年は西の成長が素晴らしかった。
 (どうやら西は陰ながら練習してきた模様である)
・聖が杉原から原のことを聞き、本人へ監督就任を打診。返事は保留だった。
・当初のスタメン候補は聖、杉原、一条、若松、西の予定だったが、退部者も多く
 関谷、太田も候補に浮上してきた。この頃部員総数は9人まで絞り込まれていた。
・地区大会の直前になって、原が監督就任(練習風景をずっと観察していた)
・スタメンは聖1、杉原2、一条7、若松6、西3、太田5の6人
 ベンチに関谷4と他2人 ※部員9人全員レギュラー
・バレー部の人気に押され、バスケ部は面白くなかった。ちょくちょく白木が
 小言を言ってくるが、聖は体育館を譲りながらうまく調整していた。

ここまで想像して感じたことだが、若松1人を入れるだけで、大分雰囲気が変わる。
特に1年生3人と一条の見せ場がグッと減る感じが否めない。
当然、白木も格下脇役に降格しそうだし、体育館争奪戦も少なくなるだろう。
脚本次第というのはあるが、各キャラの最初の登場のインパクト、個性の出し方は
全体的に大人しくなりそうな感じである。その反対に若松が活躍できればいいので
あるが、若松と4人(一条と1年生3人)を天秤にかけると厳しいかもしれない。
若松を亡くすのは奇策だと思っていたが、よくよく分析すると若松がいない
おかげで4人の存在感が増しているし、何より白木、嵐、伏島が登場回数アップ
の恩恵を享受している。なくなって初めて分かる有難みというのがあるが、
この場合は若松がいないお陰で他の全メンバーが引き立っている感じである。