一条 かずこ

一条明日香の母である。
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>>5 のリンク一覧表その2に画像(CV松岡洋子)がある。
名前の根拠だが、第11話の前半(11:30)で一条の父が
「かずこ、明日香を守ってくれ」と妻の名をあげてセリフを
言っている。他では「母さん、明日香を守ってくれ」と言ってるが、
唯一、名前をあげた貴重なシーンを確認した。
これにより一条の母は「一条かずこ」とほぼほぼ判明した。
字は不明だが、おそらく「和子」だと推測する。夫が和夫で相性が
良いというのもあるが、昭和生まれの女性は昭子、和子が多いからだ。
それと日本アニメーションの現在の社長が石川和子さんである点が大きい。
当時は社長の娘であるが、制作に関わった社長が狙って命名したのかもしれない。
もし娘を意識してるなら美人にしないわけにはいかないだろう。
それと、一条和子、石川和子、語呂も似ている。

唯一にして最後のセリフが「娘を明日香をお願い」というのが
心に突き刺さる。子を思う親の気持ちを受け、原が明日香を救出するわけだが
結果的には和子を残すことになってしまう。あの状況ではやむを得ないのは
百も承知だが、第三者目線だとどうしても二人とも救出して欲しかったという
思いが出てしまう。それと仮定の話になってしまうが、もし明日香が助けに
いかなければ、家中の救出人数は1人だけであり、原が来た時、母親救出を
お願いして母親が助かった可能性もあったかと思うと非常にやるせない。
原が明日香に救出の真相を話してしまうとそこに気付かせてしまう恐れが
多分にある。結局、真相を知らされていない明日香は母親の死の原因の一端を
まわりの助けてくれなかった他人へ向けてしまったが、真相を知れば逆に
無謀な救出に向かった自分に向かいかねない。
原の胸のうちもさぞ苦しかったことだろう。