案の定、橘高校バレー部一同は監督含め、目を見開いてポカーン状態。
ヒントをくれた少女(ゆうこ)も「あっ」とつぶやき、同様にポカーンだった。
非常に気まずく場違いな雰囲気、言いたい気持ちは分かるけど、誤爆に近い感じ
を受けた。そして一歩間違えればトラブルに発展しかねない状況でもあったが、
海老原の機転で厳しい局面に陥ることを回避できたのである。
もし海老原がいなければ、一条あたりが怒って火に油を注いだかも
しれなかった。

しかし、この選手、気が短いのは間違いないが、
相手チームが全員揃っているところに一人で乗り込んで、
内容はともかく、自分の考えを主張した点について、度胸だけは
認めたあげたいと思う。後先考えず突っ走る点はあるが、
きっと正義感、行動力のあるタイプなのだろう。
CVは三浦久美らしいが、他に林泉女子商業の背番号7番
(クレオパトラ)の配役もあるようだ。両方の役に共通するのは
真っすぐな性格であるももの、危うさを感じるところだろうか。

余談だが竜星高校の3人組は私服の方が圧倒的にかわいく見えた。
ユニフォームがあまりに似合わないので、比較でそう見えて
しまったのだろう。私服ではインパクトのあった海老原も
ユニフォームでは完全に埋没してしまったのである。
あのユニフォームは選手以上に目立ったが、これも単なるデザインではなく
実は計算されたものかもしれない。あの奇抜なデザインのせいで、
ユニフォーム部分(胴体)に注目が集まり、蛇踊りアタックの手の動きへ
注目させないようにしてるんじゃないかと。さらに選手個々人を
判別しづらくしてるんじゃないかと思われた。胴体に注目がいけば
顔が分からず、さらに誰が打ったか分かりづらくなる。
そして鱗柄のユニフォームが4、5人で一斉に並んで飛べば
視覚効果で竜が昇っているいるように見えたのかもしれない。
初見では単なる色物っぽく見ていたが、このデザインは橘高校だけでなく
視聴者をも釘付けにするよう計算されたものだったのかもしれない。
一度見たら忘れそうもないデザインなのは間違いなさそうだ。