結局、羽鳥のシュートスパイクは強力すぎて、聖の逆トンボレシーブも通用
しなかったのだが、原の提案でシュートする前に、前方に出て打つという
想像の斜め上をいく方法で解決してしまう。これは羽鳥が相手の顔面を狙うため
あらかじめ体の正面で受けやすいという面を逆利用した形である。
しかしである。このスパイクは超強力である。当てられても負傷する心配は
無かったのだろうか?普通に細い手や手首で打つと負傷しやすい。そのため
それを解決するため聖はレシーブの構えをするものの、手首付近で打たず、
腕の太い部分(肘の内側あたり)で打っている!
これなら相当重い球質でも耐えられるだろうし
肘がクッションのように押されるからボールの威力を落とせる。
ただ顔の近くで受けることになり相当怖いだろう。
このレシーブは凄いレシーブだったし、実際これで羽鳥は動揺してしまった。
「弾丸崩しレシーブ」「鉄壁レシーブ」等と命名しても良かったと思う。
羽鳥や花房のお陰で聖のレシーブ力はとんでもなく向上したし、実は聖が防御に
回ることによって、一条、杉原、1年生達の連携と攻撃力もアップした。
 
余談だが羽鳥のユニフォーム前側のナンバーが気になった。
3であるが、必要以上に大きいのもそうだが、
なぜか下線が引いてある。よく駐車場なんかで
6や9を逆方向で間違えないように下線を引いてたりするが、
上下ひっくり返らないユニフォームで、しかも逆向き誤解の無い3に、
わざわざ下線を引く意味が分からなかった。
3をエースナンバーとしてとらえるケースもあるから、
自分は他とは違う(一線を画す)という意味を出したかったのだろうか。