羽鳥京子

横浜港東の超高校級のエースアタッカーである。
横浜の財閥令嬢であり、あの白木ルミの従姉妹でもある。
得意技のシュート・シュートスパイクは相手の顔面を狙って弾丸のように
叩きつけるスパイクであり、対戦相手を負傷させたり試合中止もしばしば。
「バレーは私にとっては遊びよ。でも遊びに命をかけるのも、
ちょっとイカした生き方じゃない」というキザなセリフも妙に似合う。

ここまで聞くと、「なんか嫌な奴っぽいな」という印象を持ちかねないが
バレーに関しては正々堂々と真っ向勝負であり、弱小相手でも手を抜くことはない。
そして勝負に勝っても必要以上に奢らず、負けても相手を称える度量がある。
そして橘高校と白ばら学園との練習試合を見て、聖の才能に一早く気付く
あたりもさすがである。羽鳥の様子を見て白木も聖への軽視を改めてきた可能性
もありそうだ。

お嬢様である反面、外見は色黒で髪型は逆毛立つウルフカット調であり、行動的かつ
攻撃的な面も見受けられる。いわゆる上品で大人しい紋切り型のお嬢様ではないのは
すぐ分かる。これで私服に黒い革ジャンとか、アーミー等、男っぽい服装を着こなし
たら、まったくお嬢様に見えないだろうが、むしろそっち系が似合いそうだ。
羽鳥にヒラヒラのスカートはどうも似合いそうにない。