このころの漫画やアニメなんてマジもんのヤクザの世界だぞ。

西崎義展は「優等生一族の落ちこぼれ」がちょっとグレて、ヤクザとお付き合いしました〜って感じだけど、チャンピオン編集の壁村耐三はマジのヤクザ。
小指がなかった。背中には刺青。
工業高校中退という事になっているが、本当は在籍したのかも怪しい。
原稿が遅れたら手塚治虫でもぶん殴った。
壁村を殴り返せたのは梶原一騎だけ。
死ぬまで吾妻ひでおは壁村を恨んだ。

が、現場の統率力があったのは壁村のほうなんだよな。
壁村を慕う者も多かった。
西崎にはクリエーターの能力はない。
ただ手柄の横取りが上手いだけ。

インテリぶった、ネトウヨじみた陰キャチー牛オタクはヤクザなんて下品なものは唾棄すべき存在だと思っているかも知れないが、漫画やアニメを動かしたのはヤクザの力もある。

まあ今でも声優の事務所はキナ臭い噂、聞くけどね…