>>46
>二億円を超えるとされる巨額の和解金を得られた原告による被告の選定についてとやかく言われても
貴方はあの裁判の構造上の損得が理解出来てません。
もともと原告はヤマトの著作権管理法人として、大ヤマトコンテンツによる全経常利益に対する
原告の定めるミニマムギャランティーと通常版権料プラス、そこから算出された損害賠償金に利子をつけた金額を請求していたのですよ。
あれだけの原告弁護団を編成して足掛け4年以上も戦って、勝てないばかりか
裁判では侵害に当たらないとして請求は全棄却の一審判決を出されて
自社で保有のする著作権行使執行力に疑問符がつく醜態を曝した上に
事実上の大ヤマトコンテンツ維持に加え、の裁判上の和解で裁判費用は原告持ちの結果です。
これはそれまでの裁判経費、人件費等のランニングコストすらペイ出来たのすら怪しい数字だ思いますよ。
方や被告は公称1000億とされた利益から見積もって、実に400分の1程の損金で済んでいるのです。
和解後のコンテンツ再開によって、その程度は軽く回収されて余あるものと推察されます。
被告の選定と言いますがこの場合、
事前に松本氏と綿密な話をつけていないから、
松本氏に被告側の補助参加人に付かれてしまった失態を生んだわけです。
なぜなら著者には逆立ちしてもなれない法人の、たかだか昭和49年製作のアニメ著作権権利なりで、
作家である松本氏の全創作人格を縛るなんてことが不可能なことぐらい最初から分りきってることですからね。
結局原告はサンキョーらと和解後、藤商事という業界中堅業者と組み、
事実上大ヤマトの後追いで、本家と称する宇宙戦艦ヤマトの遊技機ビジネスを始めるわけですが
あたりまえのごとく大ヤマト以上のヒットコンテンツとはならず、
その盤面に松本氏の氏名表示もなされ、松本氏に分配権利金が発生するような
大ヤマト裁判にて自らの権利を担保に出来た松本氏側にとっては
ある種両得な展開となって、それで誰が得したのか皆目分らない一連の係争であったのか?
ということだと思います。