――選曲がとてもすてきでした。

山田:そう?古すぎていやだったけどね。古い新しい
  とは別に、僕らが若い頃あんなに感動したんだから、
  もっとすばらしいかなって思ってたら、とっても
  古いって言うか、あれ! おそいなあ、みたいな感じが
  してね。でもそれは、しょうがないんだよ。事実そういう物
  に感動した時期があるんだから。

――ルパン三世でイメージが固定されるっていうか、ルパン三世が
有名になっていることで、メリットとか反対に仕事が少なくなって
しまったとかいうことはありますか。

山田:ええとね、いろんな考え方を持った俳優さんがいるけど、
  僕は仕事が多くなる事はちっともメリットだとは思ってないんです。
  できれば、これがそんなに良い物だったら、これ一本でやりたいくらい
  ですね。働くのきらいなんです。僕は(笑)。

――俳優になったのは朝ねぼうができるからだとか、本当ですか。

山田:そう、本当ですよ。

――朝ねぼうできますか。

山田:できませんねえ、実際には。おどろきましたね、これには。

――朝には強いんですか。

山田:弱いですよ。もう死ぬ思い。