更なる増税を行い、「鬼伯爵」と批判されるドリンコート伯爵
そこでセディは「おじいさん、年貢は減らしてください。このお屋敷は手放しましょう」と進言する
孫のいうままに屋敷を売却し、伯爵一家はコートロッジに住むことした

セディ「あの大きな御屋敷より、みんなで寄り添って暮らせるのでこっちの方がいいでしょ?」
と言って周りを和ませる。
領民はそんな庶民的なセディをますます好きになり、愛される存在となる
だが・・・貴族の間では「ドリンコート家は変わった貴族」と揶揄されるようになる

20世紀に入り、イギリスも王制度や貴族のあり方をめぐり、国会では保守党と労働党で
政治の争点となる
没落貴族が多くなる中、先見性の目が合ったセディは庶民から愛される存在になる


こうして第二次大戦後は、多くの領地を失ったがセディは幸せに暮らしたとさ
                                                  −終わり―