>>726

庵野秀明
「アニメーションを技術でとらえたときの表現の集大成」
「冒頭の主人公の岡ひろみが猫のゴエモンを蹴飛ばすシーン。
高坂(真琴)さんの『雨の夜はゴエモン蹴飛ばす』という言い回しが
ものすごくいい。直後にポンとタイトルが始まる気持ち良さ。
『ああ、映画だなぁ』と思う。すばらしいです」

押井守
「アニメーションをいかにしたら映画になるかは、
当時は切実なテーマだった。これがわかんない限り監督になれないと思った。
そのとき『劇場版 エースをねらえ!』を見て驚いた。映画としての格を感じた」
「何回見たか覚えていないほど繰り返し見た。一つ分かったのは、
流れている時間が違う。異なる時間と空間を自在に操ることで、
作品固有の時間が流れはじめる。それがとてつもない快感を生み出す。
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84年)はそれだけを目指して作った」