連載当時、世相的にバットエンドが流行ったんだよ
色々頑張って戦ったけど最後は死んで無になりました、みたいなのが。
今はマンガもドラマも生きのびてエンドが大道みたいになっちゃったから違和感ある人もいるだろうけど、
人の無様な死、無意味な死でエンディング、みたいな作品が大道の時代があったのよ。
読者もそれで自分の生を感じる、つーか死を身近に感じて感動を覚えるみたいなのが。
ただ、ちばはそこにひと味加えて、死を感じさせるけど名言はしない、という手法をとった。
それが当時の作品群の中でもひと味違った名作とされるゆえんやけどね。