世に出ている話だと市川崑氏の登場場面は二つあって一つは制作の初期段階で意見を聞きに行ったのと
もう一つは最終段階で一度繋がったフィルムを再編集した話
特に再編集の話が神がかっていて、一度仕上がったオールラッシュを東映動画で上映したところ
見た人間が皆どうにもつまらないと頭を抱えてしまい、アフレコまで2、3日しか無い中を藁にもすがる思いで市川崑の所に持ち込んだら
その場で編集機を使ってバッサバッサと再編集を始め、終わった時には傑作になっていたという話
新作カットも無く有り物のフィルムを繋ぎ変えただけで凡作を傑作にしたというのはあまりにも神がかっていて
にわかには信じがたいのだが、複数の人の話からどうも事実らしい
野沢雅子さんの話から察するにその直後に始まったアフレコにも立ち会っているようだね