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オリヴァー「今までの経緯は今の説明でわかりました」
オリヴァーは伯爵とメロンの関係やウェリントン夫人との交際のいきさつまで
知ることとなった。
伯爵「わしは明日にでもウェリントン夫人に連絡を取る。落ち合う場所は
ロンドンのウェリントン邸ではなく、ホテルを取ろう。もちろん寝るために
取るわけではない。あくまで話し合いじゃ」
ハビシャム「そして万が一の場合に備えて私どもはホテルのロビーに
控えていますか?」
オリヴァー「でもそれでは夫人が怒って帰ったときに鉢合わせになる
可能性があるのでは?」

伯爵は遮るようにこう言った。
伯爵「まあ、待て。ウェリントン夫人を刺激しない方が良い」
ハビシャム「ではどうなされますか?」
伯爵「わしは一人で行く。お前たちは事務所で待機していなさい。もし
怒らせて帰ったらホテルからすぐにハビシャムに電話を入れよう。
ウェリントン夫人も一対一で話しをしたいと考えていると思うからのう…。
一応、ケジメをつけるために話しをするが今回一度限りで終わると早合点して
はならぬ。少々、面倒になるが長期戦へ持って行った方がよいようじゃな」