>>682
早朝、セディの部屋
ジェーン「セディ、ウェリントン夫人がロンドンに帰られましたわよ」
セディ「え?何で」
ジェーン「何でも急な用事ができたってジェファーソンさんが言っていましたけど・・・」
ブリジット「そろそろ帰る頃だと思っていたわ」
セディ「そんなことまでわかるの?」
ブリジット「弁護士に相談するために一度帰ったのよ。ここにいても埒が明かないとなれば私ならそうするわよ」
セディ「ブリジットって都会に住んでるだけあって何でも知っているんだね」
ブリジット「あなただってニューヨークに住んでいたときは都会に住んでいたじゃない?」
セディ「でもアメリカとイギリスじゃあ事情は違うよ」
ブリジット「そうねえ。・・・私もそろそろ帰った方がいいのかな?お父様も心配しているだろうし」
セディ「ウェリントンさん、いい人なんだけどな・・・でもメロンおばさんのことも心配」

ウェリントン夫人が伯爵のことを諦めたとしてもメロンと伯爵の娘の件は解決するわけではなかった。
果たして本当にウェリントン夫人は諦めたのだろうか・・・