>>67
オリヴァーは地下室から食堂へ戻ってきた。
オリヴァー「あれ?御前とお父様は?」
セディ「ハリスおばさんに電話をしに書斎へいきましたよ」

そこへ伯爵とハビシャムが戻ってきた。
伯爵「ブリジット、幸いそなたの父が電話に出て宿泊の許可が下りた」
ブリジット「ありがとうございます」
伯爵「…それからそなた、明日学校があるそうじゃな」
セディ「ブリジット、学校に行っているの?」
ブリジット「ええ、そうよ」
伯爵「サー・ハリスが心配しておったぞ。今晩、セドリックと一緒なので
夜更かしされるのが心配だ。だからあまり晩くなる前に眠らせるようキツく
言われた。それた、それが守れるか?守れなければ今からでも帰ってもらうが…」
セディ「はい、守ります。僕がブリジットに早く眠るようにさせます」
伯爵「セドリック、お前に聞いとらん。ブリジット、守れるか?」
ブリジット「はい、お約束いたします」
セディ「じゃあブリジット、食事したら早速一緒に部屋に戻ろう。時計を
見ながら行動すれば早めにベッドに入って寝よう」

オリヴァー「さあ御前、ボルドー1750年のビンテージワインです」
伯爵「うむ」
そう言ってオリヴァーは伯爵のワイングラスにワインを注いだ。
オリヴァー「お父様もどうぞ」
ハビシャム「ああ、ありがとう」