>>531
丁度、その頃、コートロッジでは・・・
夜中に、目が覚めたコッキーはセディのことを思い出して不満そうにこう言った。
コッキー「この頃、お兄ちゃん、私の事を相手にしてくれないわ」
ケティー「おやコッキー、目が覚めたのかい?」
コッキー「だってお兄ちゃん、ニューヨークへ旅行に行ってからはさっぱり私の相手をしてくれないのよ」
ケティー「だって若君は伯爵の後継者よ。そうそうここへは来れないわ」
コッキー「ウソよ、そんなの。アニーおばちゃんがここにいたときは毎日来ていたくせにアニーおばちゃんが
お屋敷に住むようになってから、特におばちゃんが再婚してからは私を相手に知れないのよ。ひどいわ、本当・・・
そうだわ。おばあちゃん、今度、お兄ちゃんとアニーおばちゃんをここに呼んでパーティをしましょう。それがいい、うん」
ケティは困った様子でいた。