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小公子セディ・11 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/01/24(火) 14:04:16.71ID:RHUeraB9
引き続き 隠れた名作「小公子セディ」を語りましょう。

前スレ

小公子セディ10
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1476792170/l50
小公子セディ・9
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1475492809/
小公子セディ・8
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1471518272/
小公子セディ・7
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1470316584/
小公子セディ・6
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小公子セディ・5
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1468240509/
小公子セディ・4
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小公子セディ・3
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1443069869/
小公子セディ・2 
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1091439388/ 
小公子セディ
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1044342938/

日本アニメーション
http://www.nippon-animation.co.jp/work/1532/
0521名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/05(火) 21:02:03.61ID:T5XG1xoj
>>520
そこへセディとブリジットが現れた。
セディ「メロンおばさん、何で泣いているの?」
メロン「いえ、若君、何でもありませんわ」
セディ「まさか・・・ジェファーソンさん、メロンおばさんを泣かせるようなことをしたとか・・・?」
メロンはセディをたしなめた。
メロン「若君、めったなことでそんなことを言ってはいけません」
セディ「え?そうじゃないの?」
ブリジット「かなり嫌がっていた感じがするんだけど・・・。違うの?」
メロン「もちろんですわ。さあ若君、ブリジット様、御前のお耳に入る前にお部屋に戻りましょう。
もう夜もだいぶ更けていますし」
そう言ってメロンはジェファーソンをかばった。

3人が立ち去ったあと、ジェファーソンは一人残され、こうつぶやいた。
ジェファーソン「メ、メロン夫人・・・」
ジェファーソンは思わず泣いてしまった。
0522名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/05(火) 21:11:00.59ID:T5XG1xoj
>>521
部屋に戻ったセディとブリジットはこんな話をしていた。
ブリジット「なんかおかしいのよね」
セディ「うん、僕もそう思った」
ブリジット「あれはきっとジェファーソンさんがメロンさんに手をかけたのね」
セディ「手をかけた?僕はキス程度だと思ったけど・・・」
ブリジット「そんなものじゃないわ。もっと強烈なものよ」
セディ「え〜、でもメロンおばさんは否定していたけど・・・」
純粋なセディの心を察したのか、ブリジットはそれ以上のことは言わなかった。

セディ「ニューヨークからこのお屋敷に来てからいろいろなことを経験するな、僕」
セディは首をかしげていた。
0523名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/05(火) 21:13:54.72ID:T5XG1xoj
>>522
ちょうどその頃・・・
ハビシャム「アニー、もっと抱いてくれ」
アニー「放射していいかしら?」
ハビシャム「甘いところを頼む」
そう言われたアニーはハビシャムの顔をめがけ、母乳を放射した。
ハビシャム「うん、うまいよ、アニーw」
ハビシャムの表情が思わず、緩んだ。
0524名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/05(火) 23:18:26.91ID:YNObrMz8
>>523
アニー「貴方も久しぶりに噴射してくださらない?」
ハビシャム「えぇっ?!まったく、アニーも大胆なんだから」
アニー「あら?フフッ良いじゃないですか。貴方ばかりずるいわ」
アニーはそう言って、ハビシャムの陰部に手をかけた
0527名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/06(水) 18:28:51.35ID:rkgjxHvT
>>524
伯爵の部屋に戻ったメロン
伯爵「どこへ行っておったのじゃ?」
メロン「いえ・・・、おトイレですわ」
伯爵「そうか・・・。そうじゃレスリー、明日の予定じゃが夕食はわしが作ろう」
メロン「え!?ジョニーがお料理をするなんて40年ぶりじゃない?大丈夫なの?」
伯爵「気が向いたのじゃよ。たまにはあいつ(セディ)にも食べてもらいたいと思ってな」
メロン「たまにはって・・・フフフッ(笑)。若君も初めてですよ」
伯爵「ほっほっほほーww。そうじゃわい、わしが料理を作ったらセドリックもきっとびっくりするぞ。
それにブリジットも来ているし、ちょうどいいじゃないか?」
メロン「そうですわね」
伯爵「まあ楽しみにしておれ」
メロン「ではさっそく食材の準備を・・・」
伯爵「(そんなことは)よいよい。わしが夜が明けたらジェファーソンに準備するよう、言うので心配するな」
メロン「それが・・・ダメなんですよ」
メロンは困惑した様子だった。

伯爵「ん?何がダメなんじゃ?」
メロン「とにかくジェファーソンに頼むことだけはしないでください」
伯爵「お、おう、そうか。わかった・・・」
メロンはたった今、起こったことに精神状態が動揺して収まっていなかったからある。
その理由も言えなかった。まさかジェファーソンに無理やり抱きつかれたとはメロンも言えなかった。
0529名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/06(水) 22:07:58.19ID:rkgjxHvT
>>527
その頃、アニーたちは・・・
ハビシャム「そろそろアニーの手料理が食べたいね。ミルク入りのパンケーキとかいいかな?w」
アニー「あら、そんなものでいいのかしら?だったらお夜食に作ってあげるわ」
ハビシャム「君の自前のミルクを頼むぞ」
アニー「言われなくてもわかっていますよw」

30分後・・・アニーはその母乳入りのパンケーキを作って部屋へ戻ってきた。
0531名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/07(木) 23:54:02.56ID:VhU1ap31
>>529
セディはブリジットに抱きついて寝ることにした。
ブリジット「もう甘えん坊さんね」
セディ「えへへ・・・(笑)」
0532名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/08(金) 00:01:44.24ID:yIUzAhxm
>>531
丁度、その頃、コートロッジでは・・・
夜中に、目が覚めたコッキーはセディのことを思い出して不満そうにこう言った。
コッキー「この頃、お兄ちゃん、私の事を相手にしてくれないわ」
ケティー「おやコッキー、目が覚めたのかい?」
コッキー「だってお兄ちゃん、ニューヨークへ旅行に行ってからはさっぱり私の相手をしてくれないのよ」
ケティー「だって若君は伯爵の後継者よ。そうそうここへは来れないわ」
コッキー「ウソよ、そんなの。アニーおばちゃんがここにいたときは毎日来ていたくせにアニーおばちゃんが
お屋敷に住むようになってから、特におばちゃんが再婚してからは私を相手に知れないのよ。ひどいわ、本当・・・
そうだわ。おばあちゃん、今度、お兄ちゃんとアニーおばちゃんをここに呼んでパーティをしましょう。それがいい、うん」
ケティは困った様子でいた。
0533名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/08(金) 23:19:02.51ID:yIUzAhxm
>>532
アニー「みごとなまつたけねえ・・・」
ハビシャム「だろ?我ながら他人に自慢できる絶品だと思うんだ。
君の自前のミルク入りパンケーキも美味しいけど僕の練乳もドロッとして濃厚だろ?」
アニー「ええ、もちろん。この液体で二人目を作りましょうねえ・・・w」
アニーは薄笑いを浮かべたのだった。
0537名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/10(日) 23:37:11.27ID:fW1KWQgP
>>533
朝になった。
ジェーン「若君、ブリジット様、・・・昨晩は若君の部屋に泊まったのですか・・・あら、まあw」
ブリジット「このことはみんなに内緒にしておいてね」
ジェーン「わかりました。さあ二人とも朝食の用意ができましたよ」
セディ「ありがとう、今行く」
0538名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/10(日) 23:41:23.54ID:fW1KWQgP
>>537
ジェーン「アニー様、ハビシャム様、朝食のご用意ができました」
ハビシャム「ああ、今日はだるいのでここで食べよう」
アニー「たまにはそれもいいかもしれないわね」
ジェーン「それではお部屋にお持ちしましょう」
そう言ってジェーンは部屋から出て行った。
0539名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/10(日) 23:47:47.28ID:fW1KWQgP
>>538
ジェーン「御前、朝食のご準備ができました」
御前「ああ、頭が痛い。昨日はスコッチウィスキーを飲みすぎたようだな。ジェーン、すまんが
今日はここで食べる。朝食は部屋に持ってきてくれないか?」
ジェーン「はい、わかりました」

ジェーンが部屋から出て行ったあと、メロンにこう答えた。
伯爵「レスリー、実はな、もう少しそなたと2人だけでいたいのじゃ。2人だけで食事しよう」
メロン「まあ、あなたったらw」
2人は濃厚なキスをした。
0540名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/10(日) 23:52:15.98ID:fW1KWQgP
>>539
セディ「え?今朝はブリジットと僕、2人だけの食事?」
ジェーン「そうなんですよ。御前もアニー様ご夫婦もお部屋で食べられるんですって」
セディ「ブリジット、じゃあ僕たちも部屋で食べようか?」
ブリジット「それもいいわね・・・w」
セディ「ねえジェーン、いいでしょ?」
ジェーン「もうしょうがないわね。では今日だけ特別にここへお持ちしますわ」
大人4人とも部屋で食べるというのにしめしがつかないとジェーンはそう思い、セディの
部屋に食事を持って行くことにした。
0542名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/12(火) 23:19:26.08ID:CJ/b6l8F
>>540
セディは生まれてはじめて自分の部屋で食事をした。
セディ「ねえブリジット、たまにはこういうのもいいね!」
ブリジット「でしょ?セディはアメリカにいたときは自分の部屋で食べたことないの?」
セディ「ううん、僕はいつも父さんと母さん3人で食事しているので自分の部屋で食べるなんて考えが及ばなかったよ」
ブリジット「イギリスの貴族や上流階級なら当たり前のことよ。家族で一緒に食事をするのは労働者階級の子ぐらいかしらねえ・・・」
セディ「ロウドウシャカイキュウ?」
ブリジット「あ、アメリカにはそんな階級なんてなかったわね」
セディ「ふーん、イギリスって難しい社会なんだね」
セディは驚いていた。

ブリジット「そのうち毎月のように社交界にも呼ばれるわよ。楽しみにしていなさい」
セディ「労働者階級の子とつきあっちゃダメなの?」
ブリジット「そんなことはないけど、イギリスでは貴族の子は普通はやらないわ」
セディ「ええ!?そうなの?・・・それもさみしいな」
そういいながら階級のないアメリカに住んでいた頃のことを懐かしんでいた。
0545名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/18(月) 11:55:09.71ID:6SZ+oFb5
>>542
アニー「いつまでも幸せでいたいわ」
ハビシャム「そうだね」
アニー「ウェリントン夫人のこと早く解決しないと。いつまでも夫人が黙っているとも思えないわ」
0546名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/18(月) 14:14:39.79ID:Em3LGsx+
>>545
コッキー「あら、伯爵様もいっそのこと、そのウェリントンとかいうおばさんと結婚すればいいのよ」
突然やってきて2人の会話に口を挟んだ。
0547名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/18(月) 14:20:18.44ID:Em3LGsx+
>>546
セディ「コッキー、何てことを言うんだ!?お兄ちゃん、怒るぞ!」
ブリジット「まあまあ、コッキーは子供なんだから抑えて、抑えて・・・」
セディ「でも言っていけないことってあるだろ?」
0548名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/18(月) 22:50:52.15ID:Em3LGsx+
>>547
伯爵「レスリーよ、おっぱい触らせろ」
メロン「いやですわw、あからさまに言うのは・・・」
そう言ってメロンは伯爵に差し出した。
0549名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/23(土) 09:08:02.88ID:YQ1wHrmx
>>548
メロン「ゴホゴホッ」
伯爵「どうしたレスリー、風邪か?」
メロン「いえ、大丈夫ですわ」
メロン夫人はクラクラしていた
伯爵「ちょっと休め。医者を呼んでくる」

その後…
アニー「メロン夫人大丈夫かしら?」
ハビシャム「大丈夫さきっと」
ガチャッ
ハビシャム「御前、メロン夫人は何て?」
伯爵「おおウィリーか。それがな…」
アニー「?」
伯爵は誰もいないのを確認すると、小声で話し始めた。
伯爵「つわりだと言うんじゃ…」
ハビシャム「え…」
アニー「それって」
伯爵「妊娠しておる」

伯爵「くれぐれもこの事は内密に頼むぞ。セドリックたちにも知らせてはならぬ。儂ら3人だけの秘密じゃぞ」
ハビシャム「ええ」
アニー「分かりましたわ」
0550名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/23(土) 12:43:32.14ID:gqfajR/w
ドア越しにそれを聞いていた。
セディ「もう知ってるよw。フフフ。このお屋敷の大人たちはあからさまにエッチをするからねえ」
ブリジット「ダメよ、大きな声を出しちゃあ・・・」
コッキー「もう、2人とも好きね」
セディ「コッキー、何を変なことを言うんだ?」
セディ「あら、勘違いしちゃ困るわ。私は伯爵さまとメロンオバサンのことを言っているのよ」
ブリジット「あなたたち、とにかく静かにしなさいって!」
ブリジットは2人をなだめるのが精一杯だった。
0551名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/23(土) 21:53:37.60ID:gqfajR/w
>>549-550
その頃、ロンドンでは・・・
ウェリントン夫人「何だか嫌な予感がするわ。あのメイド頭がジョニーをそそのかして
子供でも作れば大変なことに・・・いいえ、あのおばあさんに限って子供なんかできるものですか」
やはり心配になったので独り、ドリンコートへ乗り込み決意を固めた。
0552名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/24(日) 12:46:31.15ID:UuAXadPQ
>>551
その頃伯爵はメロン夫人の側に付いていた。
レスリー「あなたごめんなさい」
伯爵「その話はもうよい。それより気分は大丈夫か?」
レスリー「大丈夫ですわ。それよりあなたは子どもを望んでなかったのに」
伯爵「最初はな。しかし誰よりも愛するお前との間に子どもが生まれることは、素敵なことではないか。ただずっと男ばっかりだったから今度は女がいいのぉ…」
レスリー「まあ、あなたったら」
メロン夫人は伯爵に抱きついた。
伯爵「おいおい、いきなり動いたらお腹の子に毒じゃぞ」
レスリー「だって…」
伯爵「仕方ない」
伯爵はベッドに入った
伯爵「こっちへ来なさい」
レスリー「はい」
レスリーと伯爵が抱き合いながら寝た
伯爵「お楽しみはしばらく先じゃな」
レスリー「ええ。でもこれだけでも充分楽しいですわ」
伯爵「そうか。ハハハ」
0553名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/24(日) 20:29:40.57ID:wk3gO0vb
>>552
セディ「それにしてもさあ、そういうことってあり得るの?高齢妊娠って」
ブリジット「まあ、確率はゼロじゃないわねえ」
コッキー「ああ、ほんといやらしいわ」
セディ「コッキー、不満なの?」
コッキー「不満じゃないけど、でもねえ・・・」
0554名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/25(月) 18:33:11.30ID:1kWWRQPC
>>553
伯爵の部屋へ慌てて駆け込むジェーン。
ジェーン「ご、御前、大変でございます!」
伯爵「どうしたんじゃ、騒々しい・・・」
メロン「そうですよ、はしたない」
ジェーン「それどころではありません。間もなくここへウェリントン子爵夫人がいらっしゃられます。
オリヴァーさまからハビシャムさんへ連絡があったようです」
伯爵「なに!?・・・いよいよ来たか」
メロン「あなた・・・」
伯爵「案ずるな・・・」
とは言ったものの、伯爵の心中は尋常ではなかった。
0555名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/25(月) 19:29:48.04ID:1kWWRQPC
>>554
ハビシャム「アニー、大変なことになったぞ。ウェリントン夫人が乗り込んで来る」
0556名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/25(月) 21:08:25.72ID:1kWWRQPC
>>555
セディ「何だか外が騒がしくなってるよ」
ブリジット「嫌な予感がするわ」
0557名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/30(土) 13:27:11.65ID:P5rZiUJP
>>556
アニー「きっと、大丈夫よ…」
0558名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/09/30(土) 14:23:28.45ID:3RP2wjUv
>>557
コッキー「おばちゃん、何で大丈夫って言い切れるの?」
0562名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/01(日) 21:34:00.56ID:???
              , ィ¨ ̄ ̄ ̄ ¨丶、
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        /  LL_{    ノ    ノ        ',
      /   、 !-‐ ニ_‐ヘ  _,イ     | }    i
     /     ヽ| t===//:'ミミノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二ー二 ー  
     ,'   r‐ 、  ハ U"-'^/ミ/ ´`ヽ _  三,:三ー二ー二
.    {   /|  `ヾ.j '''' /ミノヽ--/ ̄ ,    ` ̄ ̄ ̄ ̄
     V /  !    ヘ  ヽ:'}  ...|  /!
      V  |       {ヽ.  ‐}`ー‐し'ゝL _
    /  |    ,=ヽ ヽ、 ヘr--‐‐'´}    ;ー--------
    ノ    ヘ   /  `ヽ ¨´  ヾ:::-‐'ーr‐'"ー二ー二ー
.  /    _',___}__zュY_Y´ィz   |__- ー二ー二ー二
 / ,ィ´ ̄  /´ _____`二ニヽ.ノ‐-=、‐-  |
./ r/ , -‐ ''¨ ̄             }    \   |
{    //ノノ r、   ,、          ,ノ       }
0563名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/02(月) 23:58:46.16ID:/4nUpK5F
>>558
アニー「大丈夫って信じていたら、きっとなんとかなるわよ」
ハビシャム「そうだよコッキー、信じるんだ」

そうは言ったが、二人ともこの後ただじゃ済まないことを予測していた
0564名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/03(火) 21:19:07.41ID:Q/6yqRzg
>>563
セディ「大丈夫。僕が追い返してやるから」
ブリジット「無理しないでね、相手は子爵夫人よ。出かたが悪いと裁判沙汰になるからね」
セディ「わかったよ、心配しないで」
そうは言われたものの、セディの言動についてブリジットは心配でいっぱいだった。
0566名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/04(水) 21:32:55.44ID:StdTwx5W
>>564
ジェファーソン「遠くに馬車が見えましたよ。恐らくウェリントン子爵夫人でしょう。」
伯爵「いよいよか…レスリー、そなたは奥で控えていなさい。」
メロン夫人「私なら大丈夫ですわ。」
伯爵「よい。ウィリアム準備を。」
ハビシャム「はっ。アニー、メロンさんに着いててさしあげなさい。」
アニー「分かりましたわ。」

アニーとメロン夫人は奥の部屋へ行った。
0567名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/05(木) 23:12:58.95ID:Gp1U8T8O
>>566
セディ「ブリジットとコッキーは僕に着いてるんだよ。なあに心配ないよ」
ブリジット「あなた、ウェリイントン夫人を刺激しちゃあダメよ」

そう言われてものの、セディはあえてウェリントン子爵夫人に面会しようとしていた。
0569名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/07(土) 01:18:08.75ID:SHuA34ET
>>567
セディ「ウェリントン子爵夫人、ようこそドリンコートへ」
ウェリントン夫人「これはこれは若君じきじきにお出迎えですか?」
セディ「はい。それにしても今日は良いお天気ですねえ」
ウェリントン夫人「そうですわね。・・・でも私の気持ちは曇天よ、伯爵はどうなさったの?」
セディ「お祖父さんは痛風の加減が悪いのでお部屋にいます」
ウェリントン夫人「あらまあ、それは大変ねえ」
セディは嘘を言った。嘘も方便と言ったところであろうか。

そのやり取りを玄関先で聞いていた伯爵は表へ出てきた。
伯爵「ダイアナ、わしはここじゃ」
ウェリントン夫人「あら、心配したわ。思ったよりお元気で何より」
セディ「ウェリントン夫人、ダイアナさんって名前だったんだ」
そこへブリジットがやってきた。
ブリジット「ウェリントン夫人、お久しぶりでございます」
ウェリントン夫人「あら、あなたもここへいらっしてたのね」
ブリジット「はい。・・・あなた、ここは子供の出る幕じゃないわ。行きましょう」
そう言ってブリジットはセディを呼びに来たのだった。
セディ「うん。あ、でも・・・」
ブリジット「伯爵が出て来たようだし、あなたの役割は終わったわ」
そう言って2人は部屋に戻って行った。
0570名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/07(土) 01:33:33.27ID:SHuA34ET
>>569
部屋に戻る途中、こんなやり取りをしていた。
ブリジット「あなた、いったい何をしようと思って出ていったの?お出迎えならジェファーソンさんがやるでしょ?
若君がじきじきに出ていって何か交渉しようと思ったのでしょうけど8歳の子供では歯が立たないぐらいわかるでしょ!」
セディ「それはそうだけどさ、何でウェリントンさんもわざわざドリンコートへ乗り込んで来るの?」
ブリジット「しびれを切らしたんでしょ?時間切れってやつよ。あなたはしゃしゃり出ていくし、おまけに
コッキーはコートロッジに帰らないでここにいる。こんな状況なら伯爵の立場も不利ね。あなた、そろそろ
コッキーを見送っていった方がいいわよ。ウェリントン夫人の出かた次第ではこのお城も修羅場になりそうだから・・・
あなたもコートロッジで待機していた方がいいかもね」
ブリジットはセディがお屋敷に居たのでは火に油を注ぎかねないと思っての発言だった。

セディ「だったらブリジットも行こうよ。僕が”おばさんは嘘つきだ!”と言うとでも思っているんでしょ?」
ブリジット「あら、ものわかりがいいわねえ。成長したのかしら?w」
セディ「あ、バカにしたな!・・・じゃあ母さんに言ってからコートロッジに行く準備をするね」
ブリジット「(相変わらず母さん発言に対し)そのへんは変わらないわねえ・・・」
0572名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/15(日) 01:01:54.60ID:9FL7KuFB
>>570
伯爵「ダイアナ、よく来たな」
ウェリントン夫人「ねえ、立ち話もなんですから、お茶でも飲んでゆっくりお話しません?」
伯爵「ああ、そうだな…」
ウェリントン夫人はジェファーソンに指示した。
ウェリントン夫人「あなた、お茶の準備をしてくださらない?メイドにでもお願いして」
ジェファーソン「は、はあ」

わざわざ言う必要がない、メイドという言葉をウェリントン夫人が発したため、伯爵もジェファーソンも何も言えなかった
0573名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/15(日) 20:29:24.38ID:???
            _,, 、--─--──-- 、_
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         /                ヽ
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       /   .,   l    ,           i
      (   (    乂  .l   .ハ          l 
       ヽ、__て,,、__,,ゝ丶-ヘ,,___、,,(       l
      /´  ヾ ,,==、   ´,,==、゙゙┬    .人
      !/  l (゚;。);    .('';.).! ゝ、_     .フ
      .(   l.  ~ /     ''゚'' ´ /´     マ
       ヽ/ .!   ヽ '      (       )
       (  ヘ    ー-─'     ゝ、.    ゙ヽノ    ロシア版の映画「小公子」を観たい。
        ヽ、,, \     ̄     人     丿   アレクセイ・ベゼルキンという子役が演じているそうだ。
          ゝ、`'' 、_   _,, .イ、 `  ,__..ノ
             `アy  ̄   ン ヽJ'''`
          ┌''~   \,, - ' ´   ゙'.,ゝ、_
       γ'' ゙ i''' ̄ ̄T''T ̄ ゙゙゙̄フ ./   ゙''ヽ、
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     ./   i   ヽ  / ヽ   l     l        丶
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0574名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/16(月) 12:47:22.11ID:IGTpOTWV
>>572
ジェーン「お茶をお持ちしました」
ウェリントン夫人「あら、ありがとう。今日はメイド頭ではないのね。大切なお客様のときはメイド頭が出るものだと思っていたものかと思っておりましたわ。それとも私はそれほど大した客ではないってことかしら?w」
ジェファーソン「メイド頭のメロンは少々体調が優れませんので、本日は休ませております。大切なお客様の手前、お茶を溢しても大変ですから…」
ウェリントン夫人「あらそうなの。残念。」
0575名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/16(月) 18:55:14.62ID:aH7NGPG+
>>574
そこへセディがやってきた。
セディ「ウェリントンさん、僕が代わりにお茶を入れてあげましょうか?」
ウェリントン夫人「ありがとうと言いたいところだけど・・・あら?若君がお茶を入れるなんて
ここの伯爵家はどうかしているわwオッホホホホ」
伯爵「ああダイアナ、こいつはおまえが考えているイギリス貴族の子息と違ってな、変なプライドを
持っていないのじゃよ」
ウェリントン夫人「アメリカ育ちだったかしら?だからイギリスのしきたりを知らないのね」
セディ「それが悪いのですか?貴族の跡取りでもお茶ぐらい入れてもおかしくはないと思いますよ」
伯爵「そうじゃぞ。最初はそんなこと、下僕や下女がやればいいことだとわしも思ったが、アメリカのように
大統領だろうが使用人だろうが、無礼講も悪くはないと思い始めてな」
ちょっと間を置き、続けてこう言った。
伯爵「そのへんのプライドだけ高いイギリスの子供と違ってな。だがその一方で高貴な方に対しての対応も
よく弁えて折る。この間も皇太子殿下がいらっしゃったときも殿下にはお褒めの言葉をいただいた。
今では自慢の孫じゃぞ」
ウェリントン夫人「それは失礼しましたわ」

セディ「それではお祖父さん、僕はブリジットとコッキーと3人でコートロッジに行っています」
伯爵「コッキーを送って行くのか?今晩はウェリトン夫人も来ているのだから夕食までには屋敷に戻ってきなさい」
セディ「はい、わかりました。それではコッキーを送ってきます」
伯爵「うむ」
0576名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/16(月) 23:12:34.08ID:aH7NGPG+
>>575
セディが伯爵の部屋から出てきたことろでブリジットが待っていた。
ブリジット「あなた、またウェリントン夫人のところへ現れたのね」
セディ「悪い?」
ブリジット「もう、ハラハラさせられることばかりするのねえ・・・」
セディ「大丈夫だよ、ウェリントンさんだって怒ってないし。さあ、コートロッジへ行くよ。
コッキーを送っていかなきゃ」
セディはコッキーの待つ自分のへ駆け出した。
ブリジット「ちょっと、待ってよ〜」
ブリジットは慌てて後を追いかけた。
0577名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/16(月) 23:16:32.92ID:aH7NGPG+
>>576
ウェリントン夫人「今晩の夕食、あなたと私、それとフォントルロイ卿の3人でしましょう」
伯爵「ハビシャムとアニーもいるのじゃぞ?」
ウェリントン「どうして使用人と一緒に食事をするの?」
伯爵「でも少なくてもアニーは使用人ではない。セドリックの母親じゃ」
ウェリントン「じゃあ少なくてもメイド頭と同席するのはイヤよ」
伯爵「・・・。だろうな」
伯爵は大きなため息をついた。
0578名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/16(月) 23:41:40.98ID:aH7NGPG+
>>577
ウェリントン夫人「将来はここであなたと私、そして後取りのフォントルロイ卿の3人で暮らすことにします」
伯爵「おい、そう結論を急かすでない」
ウェリントン夫人「今日、私はそのつもりで来たのよ」
伯爵「・・・」
0579名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/17(火) 22:55:09.08ID:???
>>578
伯爵はハビシャムの部屋に来てこう言った。
伯爵「すまんが今晩の食事はレスリーとハビシャムは外してくれんか?アニーはセドリックの母親として同席してくれ」
アニー「まあ、ウェリントンさんがウィリーと食事をしたくないといっているのですか?」
伯爵「すまん、使用人とは食事をしたくないというのじゃ」
アニー「使用人だなんてそんな・・・」
伯爵「とは言ってもハビシャムはセドリックとは血縁もないし、我が家の顧問弁護士だからなあ」
ハビシャム「承知しました。私はメロン様と一緒にここで食事を摂ります」
伯爵「すまんな」
0580名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/17(火) 22:58:21.44ID:jdoM+lHw
>>579
コートロッジでは・・・
セディ「ブリジット、僕たちもう戻らなきゃ」
ブリジット「そうねえ。でも夕食に誘われているのはあなただけでしょ?」
セディ「ううん、ブリジットもドリンコート家の親戚だし、一緒に食事できると思うよ」
コッキー「ああ、2人ともいいなあ〜」
セディ「コッキー、また明日、来るよ。今晩だけ我慢して」
そう言って迎えに来たウィルキンスの馬車に乗った。
0582名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/18(水) 10:39:21.73ID:???
他のイギリスの児童文学と共に、初めてこれを読んだのは、子供の時、日本語で。
先日、英語のオリジナルを読む前に、覚えていたのは、セドリックが、はじめて、館で伯爵と
会う場面と、伯爵に野球の説明をする場面。燃える暖炉の前に座る伯爵、大きな犬が
セドリックに近づくのをセドリックは恐れずに、犬の頭を撫でる・・・というシーンでした。
また、当時は、イギリスではクリケットはやっても、野球をしない、というのを知らなかったので、
セドリックが野球を説明するというのに、2国の文化的違いが背景にあるのは全くわかって
いなかったです。伯爵は年寄りだから、スポーツに興味がないので野球のルールを知らない、
くらいの解釈でした。
0583名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/18(水) 10:42:56.35ID:???
バーネット夫人自身がイギリスで生まれながら、アメリカへ渡って生活していた人物なので、
登場人物の口からもれる、アメリカとイギリスの比較、お互いの国への偏見は、当時の一般的な
意見だったのでしょうか。伯爵は、アメリカとアメリカ人は、下卑で粗野、金儲け主義と息巻き。
また、伯爵は、セドリックのニューヨークでの友人が、イギリスで言う、いわゆる労働階級の人間達で
あるのにも、いささかびっくり。イギリスでは、貴族の子女と、下層の人間の子女は交流するべきではない・・・
わけですから。一方、自称リパブリカンのホッブスは、イギリスからのアメリカ独立宣言、独立の日を誇りとし、
セドリックが伯爵の後継ぎとなる前は、イギリスの貴族など社会に必要ない、そんなものがアメリカに
無くて良かった、のような感想をセドリックにもらす。
0584名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/18(水) 10:44:53.57ID:???
最終的には、伯爵は、アメリカ人のエロル夫人を自分の義理の娘として正式に館に受け入れ、
ホッブスは、ホッブスで、セドリックに案内された館と邸宅、それにイギリスの村を大層気に
入ってしまい、貴族への敵対的な意見もやわらぎ、イギリスに移り住んでしまう。同じ言葉を
喋りながら違う国、イギリスとアメリカが、その違いに気づきながらも、多少お互いを
受け入れる比喩ともなっている気がします。実際、物語は、「アメリカに帰らないのか?」と
ディックに聞かれ、「セドリックを側で見守ってやりたい」という理由と共に、
「(アメリカは)エネルギッシュな若者にはいいが、それなりの落ち度もある。古いご先祖様も
いなければ、伯爵もいない!」と答えるホッブスの言葉で終わっています。
気が利いたエンディングだと思います。
0585名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 00:50:24.38ID:5lIudO97
>>580
夕食の時間になり、伯爵とウェリントン夫人、セディとアニー、そしてブリジットは席についた。
伯爵「さて、いただくとするか・・・」
ウェリントン夫人「ではあなた、乾杯しましょう」
伯爵「そうだな」
一同「カンパーイ!」

セディ「ところでウェリントンさん、息子さんはどこに住んでいるんですか?」
ウェリントン夫人「まだ話してなかったわね。ここから約150kmほど離れたグランサムと
いう街の郊外に住んでいますわ」
伯爵「セドリック、ウェリントン夫人の息子はウェリントン子爵の爵位を継いでおってな」
ウェリントン夫人「私は息子の住んでいるウェリントンの領地とロンドンを月に
2回ぐらい行き来しているのよ」
セディ「それで息子さんのお名前を伺ってもよろしいですか?」
ウェリントン夫人「ルイスよ」
セディ「ルイスさんか、いい名前ですね」
ウェリントン夫人「ありがとう。ところでブリジットさん、お父様やお母様はお元気ですか?」
ブリジット「ええ、今日は私一人で来ましたが去年まで母と一緒にここで暮らしていました」
ウェリントン夫人「そうだったの。・・・アニーさん、フォントルロイ卿はマナーの良い子ね。大変気に入りましたわ」
アニー「ありがとうございます」
こうしてディナーは良い雰囲気で進んでいった。
0586名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 00:53:56.85ID:5lIudO97
>>585
一方、ハビシャムの部屋では・・・
ハビシャム「メロン様、今日の一件は心配なさらないでください。私があなた様をお守りいたします。けして悪いようにはいたしません」
メロン「ええ。私はどんな結果になろうともジョニーを信じていますから」
0587名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 01:01:02.15ID:5lIudO97
>>586
セディ「ブリジットはどう思う?」
ブリジット「どうって?」
セディ「ウェリントンさんの息子、ルイスさんのこと」
ブリジット「そうねえ、私も一度ロンドンでお会いしているけどとても上品な方で私も好意を持っているわ」
セディ「一度、お会いしたいですねえ」
ウェリントン夫人「今度、私のところへいらっしゃらない?ルイスを紹介するわ」
セディ「ええ、もちろん喜んで行きたいと思います」
ウェリントン夫人「それでは伯爵とお母様といらっっしゃな」

ブリジット「(正直、ものすごく良い雰囲気作りすぎているわよ)」
あまりにも良い雰囲気にブリジットは逆に不安を感じていた。
0588名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 21:44:13.48ID:5lIudO97
>>587
ウェリントン夫人「ジョニー、結婚式はモーダント司祭に挙げてもらいましょう。
新婚旅行はロシアのサンクト・ペテルブルクがいいわねえ・・・」
唐突にこう切り出した。
セディ「ちょっと待ってください。結婚って何のお話ですか?」
アニー「セディ、あなたやめなさい!」
ブリジット「そうよ、あなたが口を挟むとややこしいことになるわ」
セディ「はい、わかりました。・・・ウェリントンさんはメロンおばさんのことを全然考えないで
言っていますよね?」
セディは勇気を持ってそう言った。
0589名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 22:21:08.78ID:5lIudO97
>>588
ウェリントン夫人「ジョニー、この話、まだフォントルロイ卿に話していなかったの?」
伯爵「あ、いや、しとらん。・・・だが、わしとそなたの関係はこの屋敷の者は話をしなくても全員知っておる」
ウェリントン夫人「そのようね」
アニー「お父様、私たち席を外しましょうか?」
伯爵「そうしてくれ」
アニーはセディとブリジットを自室へ連れて行った。
0590名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 22:32:07.45ID:5lIudO97
>>589
ハビシャムの部屋で・・・
ハビシャム「アニー、どうしたんだい?」
アニー「ウェリントンさんが突然、結婚の話をしてきたのでセディがそれに異議を唱えはじめたの。
話がややこしくなるのでセディとブリジットさんを連れて引き上げてきたわ」
ハビシャム「ええ、結婚だって!?」
セディ「パパ、そうなの。ウェリントンさんはお祖父さんと本当に結婚する気だよ」
メロン「あら、まあどうしましょう・・・ううっ」
メロンは突然苦しみ出した。

アニー「メロンさん、どうなさったの?」
ハビシャム「これは大変だ!すぐに医者を呼んだ方がいい。流産の兆候かも知れん」
セディ「じゃあ、僕がすぐにジェーンに知らせてくる」
ハビシャム「頼む」
0591名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 22:36:18.58ID:5lIudO97
>>590
レックス医師が来たが時、すでに遅し・・・
手遅れだった。
レックス「しばらく入院が必要ですな。すぐに入院の手続きを取りましょう」
ハビシャム「お願いしたします」
ウェルキンスはすぐに馬車の支度をした。
0592名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 22:49:19.99ID:5lIudO97
>>591
そんなことも知らず、食堂で伯爵とウェリントン夫人はしばらく話をしていた。
伯爵「ダイアナ、何もセドリックやアニーの前であんな話もせんでもいいのではないか?」
ウェリントン夫人「でもいずれはそうするつもりよ」
伯爵「だが、子供の前では刺激が強すぎる。セドリックは去年、アメリカからここへ移り住んできて、
メロン夫人を乳母のように慕っておる」
ウェリントン夫人「私には懐かないとでも言いたいの?」
伯爵「そうではない。来て早々、結婚式や新婚旅行の話しはやめてくれと言いたいのじゃ」

そこへジェファーソンがやってきた。
メロンの急変は伯爵の耳にも入った。
伯爵「何だと!レスリーが流産で入院だと!?」
ウェリントン夫人「あら、あのメイド頭、妊娠しているの?結構の年輩に見えたけど?」
伯爵「ダイアナ、すまん。わしが彼女を孕ませた」
ウェリントン夫人「何ですって!・・・ホホホホw。悪ふざけが過ぎますわ」
ウェリントン夫人には冗談にしか聞こえなかった。
伯爵「いや、本当じゃ」
ウェリントン夫人「まさか・・・」
それから2人はしばらく沈黙が続いた。
0593名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 22:53:00.25ID:5lIudO97
>>592
ウェリントン夫人「私はその話しは信じないわ。・・・今日はもう遅いし、もう休ませていただくわ」
そう言ってジェファーソンに案内された部屋で休息を取ることにした。

伯爵「初日から波乱な展開になったわい。・・・それよりレスリーの加減が心配じゃのう」
伯爵も自室へ戻ることにした。
0594名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 22:59:34.40ID:5lIudO97
>>593
アニー「セディ、今日はもう遅いわ、もう寝なさい」
セディ「ブリジット、じゃあ僕たち、寝るとしようよ」
ブリジット「そうねえ」
セディ、ブリジット「おやすみなさい」
アニー「おやすみ」
セディとブリジットは自室へ戻った。
0595名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/19(木) 23:52:41.19ID:5lIudO97
>>594
セディとブリジットはベッドに横になった。
セディ「ウェリントンさん、もう結婚の話をしている・・・」
ブリジット「だからしびれを切らしたんだって。でもアニーおばさんの機転であなたとウェリントン夫人が
言い争いにならなくて良かったわね」
セディ「え?僕ってトラブルメーカーに見られているの?」
ブリジット「そうじゃないわ。あなたわね、まっすぐ過ぎるのよ・・・でもそれにしても結婚って
私たちの前でしなくても良かったのかもね。せっかくのディナーの場だし」
セディ「そんなことよりさ、メロンおばさん心配だよね」
ブリジット「入院しちゃったものね」
0596名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/20(金) 00:01:13.82ID:K64mwm5U
>>595
セディ「それにしても流産ってメロンおばさん、本当に妊娠しちゃったんだね」
ブリジット「妊娠しても高齢出産じゃあ、リスク高いわねえ・・・」
0598名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/20(金) 23:10:12.96ID:nNGujSDh
>>596
伯爵は病院へ向かった。
伯爵「おお、ウィリーか。レスリーは…?」
ハビシャム「実は…」
ハビシャムは伯爵に耳打ちした
伯爵「なんじゃと?!」
ハビシャム「まさか…」

実はまだメロン夫人は流産していなく、子どもが生まれそうだった。
しかし、子どもを生まれることは、メロン夫人の体に大きな負担を掛け、最悪の事態も考えられる状況だった…。

伯爵「レスリー…」
伯爵は何も言えなかった。
0599名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/20(金) 23:39:22.89ID:nNGujSDh
>>598
ハビシャム「ついていてあげてください」
伯爵「分かっとる」
ハビシャム「わたしはここにいます」
伯爵「分かった」

伯爵「レスリー…」
レックス「予定より早く生まれそうです。ただ母体の方も胎児も無事かどうかは何とも…」
伯爵「そうか。とにかく最善を尽くしてくれ…」
レックス「勿論です」
レスリー「あなた…」
メロン夫人が小声で言った。
伯爵「レスリー」
伯爵はメロン夫人の手を握った
0601名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/21(土) 01:03:35.12ID:pJRhRwGf
>>599
ウェリントン夫人「セドリックさん、もしあのメイド頭に男の子が生まれたらどうします?
あなた、伯爵の爵位を継げなくなるかも知れませんよ」
セディは迷わず、こう言った。
セディ「僕は別にいいんです。伯爵になってもならなくても」
ウェリントン夫人「あら?そう・・・」
0602名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/21(土) 01:28:50.53ID:pJRhRwGf
>>601
ブリジット「ちょっと、あなたがドリンコートの世継ぎにならなくてどうするの?」
セディ「いや、別にいいよ。そんなことにこだわっていないし・・・」
ブリジット「あなたって欲がないのね」
0604名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/21(土) 07:41:38.91ID:A3wCJj1Z
>>602
何時間もかかって、メロン夫人は無事に子どもを生んだ
伯爵「レスリー、よくやった」
メロン夫人「ハァハァ…あなた…」
伯爵「本当によかった」
メロン夫人「それでどちらですか…?」

レックス「元気な女の子です」
メロン夫人「そうですか…よかったですね、あなた」
伯爵「ああ、お前と子どもが無事ならどちらでも儂はしあわせじゃ…また屋敷が賑やかになるのぉ」
メロン夫人「ええ」
0605名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/21(土) 07:48:09.06ID:A3wCJj1Z
>>604
レックス「御前、少しよろしいですか…」
レックスさんと伯爵は外に出た
ハビシャム「どうでしたか?」
伯爵「ウィリー、女の子じゃ」
ハビシャム「ということは」
伯爵「そうじゃ。無事出産できた」
ハビシャム「ああ、よかった」
伯爵「ああ」
レックス「お慶びのところ失礼しますが、御前」
伯爵「あ、すまぬ。レスリーのことか?」
レックス「ええ…」
伯爵「ウィリー、お前もいっしょに聞いてくれ」
ハビシャム「はい」


レックスさんに伝えられたことは、子どもは元気だが、メロン夫人の体に相当な負担がかかったため、しばらく入院した方が良いという内容だった
しかもそれは出産からだけではなく、精神的な負担からも来てる可能性があるかもしれないとのことだった
0608名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/21(土) 22:38:26.19ID:pJRhRwGf
>>605
メロン「ジョニー、私のことは心配しないで。一週間もすれば退院できるから」
伯爵「女の子か。よくがんばったのう。わしらのことは心配しなくてよい。ゆっくり休め」
ハビシャム「そうですよ」
0609名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/21(土) 22:48:41.70ID:pJRhRwGf
>>608
一方、ドリンコートの屋敷では・・・
ウェリントン夫人「セドリックさん、あなたはどうなの?私とジョニーのこと」
セディ「ウェリントンさんは素晴らしい方だと思いますが・・・。でも僕はメロンおばさんの方が好きです」
ウェリントン夫人「さすがジョニーに長年、お世話してきただけあるベテランのメイド頭ね。あなたの
お父様が小さいときからのことをいろいろ知っているだけあるわ。あなたとお父様のジェイムズさんは
よく似ていますものね」
セディ「ウェリントンさんも僕の父さんのことをご存知なのですか?」
ウェリントン夫人「よーく知ってますわよ。ジェイムズ様は私の夫が生きていた頃、何度か私の屋敷に
来たことがありますもの」
セディ「そうなんだ」
ウェリントン「私はあなたを養子にしたいぐらいだわ。それぐらいあなたのことが好きになったわ」
セディ「ありがとうございます。光栄です」
ウェリントン夫人「これでますます私はジョニーのことも好きになったわ」

ブリジット「(あらまあ、これでメロンおばさんに子供ができたらますますヤバイ方向にいっちゃうわね)」
ブリジットはいろいろ思いめぐらせては、この先のことを案じていた。
0611名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/21(土) 23:28:05.06ID:pJRhRwGf
>>609
アニー「ジェーンさん、セディとブリジットさんはどこへ行ったのかしら?」
ジェーン「先ほど、御前の部屋に居たようですが・・・多分、ウェリントン夫人と話をしているかと?」
アニー「そう。あの子、何を言い出すかちょっと心配だわ」
そう言ってアニーは伯爵の部屋に行くことにした。
0612名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/21(土) 23:35:03.00ID:pJRhRwGf
>>611
トントン♪
アニーは伯爵の部屋のドアをノックした。
ウェリントン夫人「どうぞ」
アニー「失礼します」
セディ「あ、母さん。僕たち、今、ちょっと話をしてたの?
ウェリントンさん、父さんの子供の頃の話しをしてくださっていたんんだよ」
アニー「そうだったの?」
その話を聞いてアニーは少しだけ安心した。

ウェリントン夫人「アニーさん、セドリックさんは素晴らしい子だわ。私、大変気に入りました。
今度、私たちのお屋敷に遊びにいらっしゃらない?」
アニーは意外な言葉を聞き、拍子抜けしてしまった。
アニー「ええ、ぜひお伺いさせていただきますわ」
そうは言ったものの、アニーはメロンとの一件があるので手放しでは喜べなかった。
0614名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
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2017/10/22(日) 10:59:33.98ID:uLggh278
ジェーン「アニー様、お客様です。」
アニー「誰かしら?」

アニーは席を外した。
アニー「どなた?」
ジェーン「まずついてきてください」

下まで降りて、奥の部屋へ行った。
アニー「まあ、ローズィ。よく来てくれたわ。セディも喜ぶわ。」
ローズィ「こんにちは。この前ロンドンの家にスカーフを忘れていたので」
アニー「これは、私のではないわ。」
ローズィ「これは建前です。あと父の書類も置いていきます。」
アニー「どういうこと?」
ローズィ「父から電話が来ました。メロン夫人、女の子が生まれたそうです。」
アニー「まあ!」
ジェーン「奥さま、お静かに」
アニー「ごめんなさい。それはよかったわ」
ローズィ「ですが、この事は公にするとみんなパニックになってしまいます。なので、セディやブリジッド様を始め、皆さんには黙っているよう父から連絡が来ました。勿論ウェリントン夫人にも」

アニー「まあ…」
ローズィ「この事を知っているのは、お医者様、御前、メロン夫人、お父様、アニーさんとジェーンさん、そして兄と私だけです。」
アニー「分かりました。」
ローズィ「私は3日前に電話をもらったことになっています。御前とお父様が病院に居ることも知りません。明日の朝早くから講義があるのですぐに帰ります。」
ジェーン「では、反対に少しだけ会っていった方が怪しまれないと思いますわ。ハビシャムさんの書類は大事だから、アニー様とだけお話ししたって言えば何とかなりそうですよ」
0615名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
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2017/10/22(日) 15:01:09.26ID:sc/qwaiT
>>614
セディ「ローズィさん、来てたんだ・・・。でも何を話しているのかなあ〜?」
セディは3人のやりとりを遠くから見ているだけしかできなかった。
0616名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
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2017/10/22(日) 15:10:58.37ID:sc/qwaiT
>>615
ブリジット「ちょっと、あなたまた何を見ているの?」
セディ「なんか、ローズィさんがやってきたみたい。何か重要な用事でもあって来たのかなあ〜?」
ブリジット「そうねえ・・・。私たちに知られたくないことかもよ」
セディ「知られたくないこと?」
セディは首をかしげた。
0617名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
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2017/10/22(日) 15:14:05.59ID:sc/qwaiT
>>616
アニーはセディとブリジットの姿を見つけてローズィにこう言った。
アニー「まずいわ、セディとブリジットさんにローズィさんが来たの分かられたみたい・・・」
0618名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
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2017/10/22(日) 17:01:46.07ID:uLggh278
>>617
その頃
伯爵「名前は何にしようかのぉ?」
メロン「何が良いですかね?」
伯爵「おお、沢山飲んでるな。すぐ大きくなるぞ」
メロン「そうですわね。」
伯爵「…儂にもくれぬか?」
メロン「仕方ないですね。赤ちゃんが飲み終わってからですよ」

それから伯爵は待ちきれず、メロン夫人が授乳を終えて赤ちゃんをベビーベッドに戻した瞬間
勢いよくメロン夫人の乳首をしゃぶり始めた
メロン「もう、あなたったら//」
伯爵「おお、うまい。何十年ぶりかのぉ?」
0620名無しか・・・何もかも皆懐かしい
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2017/10/22(日) 20:44:04.88ID:sc/qwaiT
>>618
ウェリントン夫人「まさか、あの人・・・。ジェファーソン、馬車を用意して」
ジェファーソン「どこへいらっしゃるのですか?」
ウェリントン夫人「セドリックさんもブリジットさんもいらっしゃい。今から病院にいって驚かせてやりましょう!」
セディ「お見舞いに行くんですね、やったー!」
ブリジット「・・・」
ブリジットは冷静だった。
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