>>261
伯爵の部屋のドアをノックした者がいた。
コンコン!
伯爵「誰だ?またセドリックか?」
伯爵はベッドから徘出て自らドアを開けた。
ローズィ「わたしです」
伯爵「何じゃ?朝ごはんなら今すぐ行く。…まったく、どいつもこいつも邪魔しおって…」
ローズィ「あ、それは申し訳ございませんでした。それにしても御前、ご気分は
いかがですか?昨晩はウォルトン先生がいらっしゃったばかりですし、まだ苦しいのかと
心配して参りました」

伯爵は怒りを抑えてこう言った。
伯爵「そうか、すまなかったな。ローズィ、すまんがわしとレスリーの朝食を部屋に
持って来てくれぬか?わがまま言ってすまん」
ローズィ「はい、わかりました」
ローズィは部屋を出て行った。

伯爵「レスリー、ちょっと度が過ぎたかも知れん。セドリックの情操教育上まずい。
昼間っから聞こえるように悶えるのは控えた方がいいかも知れん。ハビシャムと
セドリックが出発していなくなってから再開しよう。そんなことよりまずは
腹ごしらえじゃ」
レスリー「そうしましょう」
それからしばらく2人はおとなしくした。