>>216
伯爵の部屋にて
伯爵「レスリー、そなたに看取られるならわしはこのまま死んでもよい」
メロン「何を言っているのですか?お気をしっかり持ってください」

メロンがそう言うとそこへウォルトン医師とハビシャムが入ってきた。
ウォルトン「メロン?夫人…ですか?どうしてここへ?ドリンコート城に
いるのではなかったのですか?」
メロンはちょっと動揺したがすぐにこう答えた。
メロン「私はロンドンへ仕事で来た御前の身辺のお手伝いをするために
ここにご厄介になっています」
ウォルトン「あ、そうでしたか」
メロン「先生、お願いします。御前はすっかりお疲れのようなのです。
高齢ですし、ちょっとした熱でも大病にならないかととても心配で…」
伯爵はそれを聞いてこう答えた。
伯爵「案ずるな、大病にはならん。ただメロン夫人がいるとわしはどうも
甘えてしまって看取られて死んでも良いと言っただけじゃw」

ハビシャム「とにかくウォルトン先生、御前の診察をお願いします」
ウォルトン「わかりました」
そう言ってかばんから医療器具を取り出した。