>>213
寝室では…
メロン「ジョニー、大丈夫ですか?」
伯爵「ああ、大丈夫じゃ。…レスリー、今回も不調に終わった。すまん。
じゃが、ウェリントン夫人には私の意志を伝えたのは確かじゃ」
メロン「そうですか、ウェリントン夫人にもいろいろご事情があるのでしょうね」
伯爵「そなたは心配するな。あとはわしとハビシャムで何とかする。
ウェリントン夫人がどのように出てこようとわしはそなたを捨てたりはせぬ」
声も苦しそうだった。

ハビシャム「メロン夫人、こんなことになって申しわけありません。
私が力不足なばっかりに…」
メロン「いいえ、御前もハビシャム先生もできる限りのことはなさったと
思っていますわ」
伯爵はこう言った。
伯爵「ハビシャム、わしはレスリーと2人だけで話したい。少し席を
外してくれぬか?」
ハビシャム「はい、承知しました」
そう言ってハビシャムは出て行った。