>>211
ハビシャム「ローズィ、アニー、手伝ってくれ。伯爵を寝室へお連れして」
アニー、ローズィ「は、はい」
セディ「ハビシャムパパ、お祖父さん、どうしたの?」
心配そうに言うと、
ハビシャム「話しはあとだ。とにかく御前を休ませてやってくれ!」
ハビシャムのセディに対しての言葉遣いがいつもより荒かった。
伯爵はかなり疲れた顔をしており、顔色も悪かった。
そこへメロンがリビングから飛び出してきた。
メロン「あなた、どうなされたのですか!?」
伯爵「レスリーよ、心配するな。ちょっと疲れただけじゃ。お前には悪いが
少し寝室で休ませてもらうぞ。今日、あったことは後で話す。心配するな」
そう言って伯爵は寝室へ運ばれていった。

セディ「ねえローズィ、お祖父さん、顔に手の跡がついていたけどあれって
何かなあ〜?」
ローズィ「…。多分、ウェリントン夫人の手の跡よ。それ以上のことは聞いて
みないとわからないわ」
さすがのセディも心配が増してきた。