>>198
アニー「まだ帰らないのでリビングでメロンさんも気を揉んでいるのよ」
ローズィ「ほんと、何かあったのかしら?」
だからといってホテルに様子を見にいけないのはアニーもローズィも
わかっていた。と、セディはこんなことを言い始めた。
セディ「じゃあ僕、様子を見に行ってくるよ」
アニーは引きとめた。
アニー「セディ、大人の問題よ。あなたが行っても迷惑がかかるだけです。
事態をますます深刻にするだけ。わかるわね?」
セディ「はい」

ブリジット「そうねえ。心配だけど私たち、子供の出る幕じゃないわ。
心配して見に行ってもお爺様やハビシャム先生たちに迷惑をかけるだけね。
…セディ、運を天に任るしかないわ」
セディ「そうだね。話し合いに時間がかかっているだけだよ。きっと
3人ともいい返事を持ってくるよ。じゃあブリジットも夕方には帰るようだし、
2階で遊ぼうか?それとも出かけてくる?ロンドンの公園にでも行ってみる?」
ブリジット「ちょっと散歩に行ってみましょう」
それがまさか次の日、学校で誤解を生む結果になるとは考えにも
及ばなかったのである。