>>16
そこへ電話が鳴った。
ローズィは電話を取った。伯爵はドキッとした。
「まさか、ウェリントン夫人ではあるまいか…?」
メロン夫人もそれを察したのか少々不安な顔になった。
ローズィ「はい、ハビシャムですが…セディ?」
伯爵「セディじゃと?ウェリントン夫人がセドリックに用事があるとでもいうのか…
レスリー、どう思う?」
メロン「さあ…何が何やら…」
ローズィ「若君にお電話です」
セディ「ウェリントンさんが僕に?何の用事があるのかな?」
ローズィ「ウェリントン夫人ではありませんよ。ブリジット様からです」
伯爵とメロンは体から力が抜けた。
伯爵「ふう〜。飛んだ取り越し苦労だったようじゃなw」
メロン「あまりビクビクしていてもお体に触りますよ」
伯爵「ああ、そのとおりだ」