X



小公子セディ・11 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/01/24(火) 14:04:16.71ID:RHUeraB9
引き続き 隠れた名作「小公子セディ」を語りましょう。

前スレ

小公子セディ10
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1476792170/l50
小公子セディ・9
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1475492809/
小公子セディ・8
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1471518272/
小公子セディ・7
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1470316584/
小公子セディ・6
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1469275727/
小公子セディ・5
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1468240509/
小公子セディ・4
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1467127375/
小公子セディ・3
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1443069869/
小公子セディ・2 
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1091439388/ 
小公子セディ
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1044342938/

日本アニメーション
http://www.nippon-animation.co.jp/work/1532/
0153名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/12(日) 23:44:11.40ID:wttKppeh
>>151
食堂にて…
パンにジャムを塗りながらセディはブリジットにこう質問した。
セディ「ねえブリジット、朝食を食べたらすぐに家に行くの?」
ブリジット「そうねえ。学校に行く準備をしなくっちゃね。教科書をかばんに
入れて、そして制服に着替えておめかしをするから早めに出ないとね」
セディ「制服?へえ、イギリスの子って制服があるんだ。僕がニューヨークに
いた頃はなかったよ」
ブリジット「イギリスの上流階級の子はパブリックスクールや私立の学校は
みんなそうよ」
セディはロンドンに来て話をきくと驚くことばかりだった。
セディ「えー、何か堅苦しいね」

ブリジットはミルクを飲み、ひと息つきこう述べた。
ブリジット「だから私はあなたといると気が楽よ。学校から帰ったら
またここに来るわね。帰りは自宅に戻らずここへ直行するから着替えを
持ってくるわ」
セディ「着替え?」
ブリジット「私服のこと。登校する時に御者の方にお願いしてここに先に
運んでもらっておくわ。あなた、触っちゃダメよw」
セディはムッとした。
セディ「触らないよ〜!女の子の洋服なんか。もう〜」
ブリジット「冗談よw」
ブリジットはまたセディをからかった。
セディ「じゃあ学校が終わったらここに来て。楽しみにしているから
…さあ、僕も今日はエリザベス先生が来る。僕もここが学校だ」


セディもブリジットも今日は伯爵にとって決戦の日であることを忘れていた。
0154名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/12(日) 23:45:18.00ID:???
              \ヽ
               \ \ヽ        
       彡ミミミ     ヽ ヽ \      
      (´・ω・`)    i l  ヽ    
    ___.ゝ  ∠_    i l  l i    早く寝ろ。クソがき!?
   / _       )    l i  | l
  (___)     / /    ,,-----、    
          / /    |;::::  ::::|    
       ⊂二(⌒ )二二二|;::::  ::::|⊃ /', ', ¨ ガン!
           ̄  ヽ∴。|;::::',ヾ,::::| /。・,/∴
              -:'ヾ|!|!!,i,,!ii,!l,・∵,・、←>>152
0155名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 00:08:08.36ID:nZbV4+kA
【訂正】
ブリジット「イギリスの上流階級の子はパブリックスクールや私立の学校は
みんなそうよ」・・・×

ブリジット「イギリスの上流階級の子はパブリックスクールや私立の学校に
行くの。そこではみんな制服が当たり前よ」・・・○

何か文法がおかしいので直すことにしました。
0156名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 00:11:13.81ID:mgcZWBS1
>>153
その後みんなが朝食を取っていた
ハビシャム「ブリジッド様はもうお出掛けになったのかな?」
ローズィ「ええ、そうよ。お父様がぐっすり眠っている間にねw」
ハビシャム「そうか、ここから学校に行くのも大変だろうね。ローズィお前は昨日の予定は
?」
ローズィ「私は午後から講義があるから、お昼前から出掛けることにします」
オリヴァー「講義か、懐かしいな」
アニー「ふふっ、オリヴァーさんはいつお帰りになるんですか?」
オリヴァー「少しの間休暇をもらったので、あと3日ほどこちらに滞在します」
アニー「そうですか」
セディ「僕たちはいつドリンコート城に帰るの?」
アニー「えっ…」
セディの言葉にアニーもウィリアムも困ってしまった
0157名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 00:35:39.39ID:9H9iIND0
>>153
ハビシャムは食堂へ降りてきた。
ハビシャム「あ〜、昨日の疲れが取れない。久々に夜遅くまで会議をしただけ
あって応えたようだ」
セディとブリジットはハビシャムの姿を見るとさっそく朝の挨拶をした。
セディ「ハビシャムパパ、おはよう」
ブリジット「ハビシャム先生、おはようございます」
ハビシャムは2人に気づくとシャキとした。
ハビシャム「はっ、…セディ、ブリジット様、おはよう」
そこへローズィが来た。
ローズィ「お父様、疲れたのはわかりますが今日は大切なお仕事なんでしょ?
子供、…いいえ、若君やブリジット様の前ではそういう姿は見せないでくださいね」
セディもブリジットもそう言われて気づいた。
セディ、ブリジット「あ、そうだ!」
セディ「今日はお祖父さんにとって大変な日だったんだ」
ブリジット「じゃあ私、そろそろ行くわね」
ブリジットは気を使い、席を外した。
そこへアニーとオリヴァーが食堂へ入ってきた。
アニー、オリヴァー「ブリジット様、おはようございます」
ブリジット「おはようございます」
そう言ってブリジットは二階へと上がっていった。
0158名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 00:36:12.39ID:9H9iIND0
>>157
ローズィ「さあ、お父様もお兄様も朝食にしますよ」
ハビシャム「さてオリヴァー、今日はよろしく頼んだよ。私とお前と
親子で大仕事になるからな」
ローズィ「2人とも頑張ってね」
とはいうものの、心配だった。
アニー「あなた、あまり無理なさらないでくださね」
ハビシャム「私は大丈夫だよ。…大変なのは御前だ」

それを聞いてセディは心配になった。だが一介の少年が心配したところで
その山が動かないことは十分知っていた。
セディ「僕もオリヴァーさんぐらいの歳だったらお手伝いしたのにな〜」
アニーはこう言った。
アニー「セディ、あとはウィリーとオリヴァーに任せなさい。あなたは
心配しないでエリザベス先生の授業を受けるのですよ」
セディ「はい」
0159157
垢版 |
2017/02/13(月) 00:37:58.24ID:4lPRBK1c
>>157-158
取り消しします。 m(_ _)m
すいません。
0160名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 00:39:22.28ID:NuKsSSAI
またニアミスw
0161名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 00:40:21.09ID:NuKsSSAI
こういうのドイツ語でドッペルゲンガーっていうのかね?
0162名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 00:48:18.45ID:8zPioZPd
>>156
アニー「セディ、まずはお父様の問題が片付いてからよ。お父様とウィリアムは
今は帰れません。それともあなたと私だけドリンコート城に帰る?
あなたがそうしたいのなら明日にでも帰っていいのよ」
0163名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 20:50:59.03ID:VX0SO94C
>>162
ハビシャム「いや、アニー、この仕事が終わり次第、ドリンコートへ帰らねば
ならないんだ。去年アールスコートの修繕が終わり、今度はそのアールスコートの
増設工事があってね、私はその工事で役所に提出する書類を作らねばならない。
だから私も御前も一旦、帰ることになるんだ。セディ、とにかく今日の一件が
片づかないとダメなんだ。もしウェリントン夫人が法的措置に出ても一旦
ドリンコートへ帰るよ」
メロン「やっぱり法廷まで持ち込まれることになるのですか?」
メロンは眉を細めた。
ハビシャム「あ、いや、メロン夫人、私はもしものことを話しているのです。
お気に触ったのでしたら謝らせていただきます」

セディ「メロンおばさん、きっと大丈夫だよ。お祖父さんもハビシャムさんも
きっと今日の夕方には良い知らせもって帰ってきますよ」
そう言ってセディはメロンを安心させた。
伯爵「レスリー、セドリックもそう言っておるのだ。そなたは何の心配もせんで
セドリックやアニーらとここで待っているがよい」
セディ「それにしてもアールスコートのどこを増設するのですか?」
セディは首をかしげた。
伯爵「まあお前には帰ってから説明する。何だったら遠乗りに出かけながら
アールスコートへ行ってみようではないか?」
セディ「それも面白いですね」
セディはうれしそうに答えた。
0164名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 21:50:01.95ID:Ppr7wWHj
>>163
セディ「ところでさ、ハビシャムパパ、”ねとる(寝盗る)”ってどういう意味なの?」
そんなことを唐突に聞くのだった。
アニー「セディ、あまり変なことを聞いちゃダメよ」
セディは不思議な顔をした。
セディ「僕、何かマズいこと言ったかなあ〜?」
ハビシャムは答えに窮した。
0165名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 23:48:39.39ID:HIHdRFRN
>>164
ハビシャム「寝取るってのは…そういう人はここには該当する
人物はませんよ。ねえ御前」
ハビシャムも苦しくなったのか伯爵に振った。
伯爵「あ、ああ。ドリンコート家やハビシャム家にはおらんぞ」
セディは不思議な顔をした。
セディ「そもそも”ネトル”ってどういうこと?」
さらにツッコミを入れた。
アニー「いいですか?一度しかいいませんよ。寝取るというのは
他人の夫・妻・愛人などと合意の上で肉体関係を持つこと。
だからウィリアムはキャロルさんが亡くなってから私とおつき合いを
始めたし、私だってジェイムズが亡くなってからつき合いだした
お互い先妻、先夫を亡くしたもの同士の結婚ですよ。
お父様だって奥様をだいぶ昔に亡くしていますし、ウェリントン夫人も
未亡人よ。メロンさんだって未亡人。寝取った人などこの中にはいません。
わかりましたね」
アニーは誤解のないようにセディに説明した。
セディ「はい、わかりました」

アニーは時計を見ながらこう言った。
アニー「セディ、まもなくエリザベス先生が来るわ。
そろそろお勉強の準備しなさい」
セディ「ごちそうさま」
そう言って二階へ上がって行った。
0166名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/13(月) 23:49:16.79ID:HIHdRFRN
>>165
伯爵「ハビシャム、オリヴァー、準備は良いか?お前たちは先にホテルに
行って自分たちの部屋で待機していなさい。わしは後から馬車で参る。
ロビーでウェリントン夫人を出迎えて自室に案内する。わしの部屋に
入っている来る事態はないとは思うがもしわしの身に危険があったら
その時でよい。それ以外は部屋から出てきてはならんぞ」
ハビシャム「承知しました」
メロン「あなた、くれぐれも言っておきますが無理はなさらないでくださいね。
刃傷沙汰は勘弁ですからね」
伯爵「ウェリントン夫人が感情的にならなければ大丈夫じゃ」
メロン「もう…それが心配なのよ」
メロンは不測の事態に対し、憂慮していた。
アニー「ウィリアムもオリヴァーも無茶はしないでくださいね。
もしメロンさんの言っていることが起こったらお二人で対処せずその時は
警察を呼んでくださいね」
伯爵「さあ、出かける準備じゃ」
そう言って伯爵とハビシャム、オリヴァーは席を立った。

ローズィ「警察だなんて怖いわ…」
伯爵「お前たち、案ずるな。ウェリントン夫人は前子爵夫人じゃぞ。そう簡単に
刃物なんて出すなど考えられん。そのへんは心配するな」
伯爵はそう言ってまわりを安心させたが、もちろんその危険は払拭できない
状況なのは確かである。
0167名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/14(火) 00:10:15.79ID:bDV0tHtp
>>166
一方、学校へ行ったブリジット
窓の外をボーと眺めていた。
ブリジット「あ〜あ、学校へ来て勉強ってイヤね。お父様も貴族ならセディの
ように自宅でお雇いの教師とマンツーマンで授業を受けるのに…」
ブリジットの父は準男爵だが貴族ではなかった。
イギリスでの貴族は男爵以上の位(公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵)のみである。

上の空で授業を受けていると先生から指名された。
先生「ブリジット、この問題の答えは?」
ブリジット「は、はい。17世紀後半に起きた英蘭戦争です」
先生「そこはこの間、やりましたよ。今、私が聞いているのはナポレオンが
ロシアに遠征したのはいつかって質問したのですよ」
ブリジット「…」
先生「あなた、授業中に考えごとをしていたわね。…1812年のことです」
ブリジットは1812年と聞いて最近の新聞記事に書いてあることを思い出した。
ブリジット「そういえばロシアの作曲家のチャイコフスキーの曲ですよね。
一週間前にロンドンでも演奏されたようです」
先生は怪訝そうな顔をした。
先生「あなたは歴史の知識を音楽から習得しているのですか?いけませんねえ…
いいですか?授業にちゃんと集中しなさい」
ブリジットは教師から注意を受けたのだった。

ブリジット「(早く授業が終わって欲しいわ、もう〜)」
そう思っていた。
0168名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/14(火) 21:34:31.91ID:8NvCw3Sj
>>167
一方、セディはハビシャムの家でエリザベスからイギリスの歴史の講義を受けていた。
エリザベス「我が大英帝国ではジョーシ一世以来、首相が王様に代わり政治を行って
います。初代の首相はロバート・ウォルポール伯爵。現在のハノーヴァー王朝最初の
王、ジョージ一世に始めて導入されたのが首相制です。それでは若君、現在の
イギリスの王様の名前はご存知ですか?」
セディはしばらく考えていた。

セディ「うーん、アメリカの大統領なら知っているんだけどなあ〜。
アメリカの大統領ならトランプ…
いいえ、ベンジャミン・ハリソンさんです。イギリスの王様は
去年、教わったのだけど…えーと、えーと、、あっ、思い出した!
ヴィクトリア女王陛下です」
エリザベス「そうです。それでは首相の名前はわかりますか?」
これまたセディは考えた。
セディ「アベ…w。わかりません」
エリザベス「ロバート・ガスコン・セシル、ソールズベリー侯爵です。
ところで若君、アベって言いかけたようですが?」
セディ「アヴェ・マリアって言いそうになっただけです。エヘッ」
エリザベス「よろしいです。現在、我が大英帝国はインドを拠点として
世界中に領土を保有しています」
セディは驚いてた。
セディ「先生」
エリザベス「何でしょうか?」
セディ「アメリカもイギリスから独立したってご存知ですか?」
エリザベス「はい、知っていますよ」
0169名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/14(火) 21:35:03.44ID:8NvCw3Sj
>>168
セディは続けた。
セディ「アメリカは100ぐらい前にイギリスから独立しましたがその時は
建国13州だったんです。初代の大統領はジョージ・ワシントン閣下です。
ねえ先生、アメリカって4年に一度、大統領選挙があるんですよ。
大統領選挙になるとアメリカ中がお祭りと同じぐらいにぎやかになるんです。
大統領選挙は火曜日にやるんです」
エリザベスは不思議そうにこう言った。
エリザベス「なぜ火曜日なんですか?」
セディ「日曜日はみんな日曜礼拝で教会に行くので日曜はやりません。じゃあ
月曜日と言いたいところですが、月曜日は移動日なの。アメリカは広いので
投票所から離れているところに住んでいる人は移動に一日かかったりするので
それで火曜日に選挙をやるんですよ。ってホッブスさんが教えてくれました」
エリザベス「ホッブスさんって以前に話していたニューヨークの食料品店の
オーナーの方ですか?」
セディ「はい。ホッブスさんったらいつも政治の話しをするのでそれで
覚えているんです。ウフッ(笑)」
エリザベスはアメリカのことに詳しいセディに感心したようだった。
0170名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/14(火) 21:36:13.09ID:8NvCw3Sj
>>169
>アメリカは100ぐらい前にイギリスから独立しました

【訂正】
100年ぐらい前にイギリスから独立しました
0171名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/14(火) 22:03:47.91ID:8NvCw3Sj
>>169
エリザベス「北部にスコットランドがありますが1707年、イングランドは
スコットランドを併合し、以後グレートブリテン王国となりました。
そして1801年にはアイルランドと合同し、グレートブリテン
およびアイルランド連合王国と国の名称が変わりました」
セディ「へえ〜、イギリスって長い名前なんですねえ。
一回で覚えきれないやw」
セディは驚いた。

セディ「じゃあ先生、イギリスには貴族院という国会があると聞きましたが
貴族でない人々は大統領や議員にはなれないのですか?」
エリザベス「いい質問ですね。庶民院という国会があります。設立は1341年と
結構古い時代にその存在は認められています。民主主義はイギリスで起きた
制度と言ってもいいでしょう」
セディ「えー、僕っててっきりアメリカが世界で最初だとばかり思っていました」
エリザベスの授業を受けるとセディは驚くことばかりだった。まさに目から
鱗が落ちるとはこのことである。
0172名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/14(火) 22:29:21.49ID:V/+pRS40
>>171
馬車でホテルへ向かうハビシャムとオリヴァー
ハビシャム「オリヴァー、これから我々はチェックインするけどウェリントン夫人には
絶対気づかれてはダメだよ。御前が交渉が終われば我々の部屋に来ることになっている」
オリヴァー「それまでは交渉が成功したか失敗したかわからないのですね」
ハビシャム「ああそうだ」
オリヴァー「隣に部屋でも取って盗聴と言う方法もあったのではないですか?」
ハビシャム「それは御前に提案済みだよ。だけど御前は嫌がったんだ」
オリヴァー「でもそれでは御前の身に何か危険な状況になったらどうなさる
おつもりですか?」
ハビシャムは険しい顔になった。
ハビシャム「そうなったらそうなったで対処するしかないよ。御前は自分で
作った種だ、もし殺されるようになっても本望だと考えているようだ」
オリヴァー「そんな…」
ハビシャム「もしそんなことがあれば若君が幼少で爵位を継承することになる。
その時は頼むと言われたよ。”セドリックとレスリーを頼む。”とね」
オリヴァーは弁護士の資格を取り、生まれて初めての大仕事になったと思った。
ハビシャム「念のため、ロンドン警視庁には連絡を取っておいた。ホテルには
刑事も何人か来るようだ。不測の事態に備えて待機するのだろう。…まあ、これは
あくまで万が一の事態になったらだから。まずそんな状況はならないと思うがね」
0173名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/14(火) 22:29:49.19ID:V/+pRS40
>>172
ハビシャムは明日以降の日程に言及した。
ハビシャム「とりあえず今日のことが凶と出ても吉と出ても明日あさってには
ドリンコート城へ戻る。御前も申し上げていたがアールスコートの増設工事に
伴う提出書類の作成のためだ。お前も来るか?」
オリヴァー「僕は明日、ブリストル(イギリス南西部の街)でクライアント
(依頼者)と会う約束をしています。ドリンコートに行くとしてもそれ以降に
なるかと思います」
ハビシャム「そうか、お前も大変だな。ローズィはどうかな?彼女は大学の
講義があるからドリンコートへ来れないかw」

そんな話しをしている間にハビシャムとオリヴァーの乗った馬車は
ロンドンロイヤルホテル(待ち合わせ予定のホテル名)の前に着いた。
0174名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/15(水) 23:03:12.76ID:49O5tB23
>>173
オリヴァーはフロントでチェックインの手続きを済ませていた。
その間、ハビシャムはロンドン警視庁のポール・ロビンソン警部に挨拶をしていた。
ハビシャム「ロビンソン警部、本日はご足労をかけて申しわけございません」
ロビンソン「いいえ、こちらこそよろしくお願いします。こちらは私の部下、
パトリック・マッカートニー警部補です」
マッカートニー「ミスターハビシャム、初めまして。この度昇格し、刑事部へ
配属されたパトリック・マッカートニーです」

そこへオリヴァーが戻ってきた。
ハビシャム「ああ、ロビンソン警部、こちらが私の息子のオリヴァーです。
オリヴァー、今日お世話になるロンドン警視庁刑事部のポール・ロビンソン
警部とパトリック・マッカートニー警部補だ」
オリヴァー「どうぞよろしく。私は新米ですが弁護士です」
そう言ってオリバーはロビンソン警部とマッカートニー警部補と
それぞれ握手を交わした。
ロビンソン「おお、ミスターハビシャム、後継者ができて頼もしいですな」
ハビシャム「いや、私から言わせたらまだまだ駆け出しの若僧ですよ」
ハビシャムは苦笑いして答えた。
0175名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/15(水) 23:03:47.11ID:49O5tB23
>>174
ロビンソン「それでは我々は万が一に備えて何食わぬ顔でロビーで待機しています。
ハビシャム氏は別室に部屋を取っているそうですが…」
ハビシャム「ええ、御前とウェリントン子爵夫人のお話が終わり次第、御前が
私の部屋へ来ることになっています」
ロビンソン「こちらから時々、ドリンコート卿の部屋の様子を探りに行きますが
支障はないでしょうか?私どもは幸いなことにウェリントン子爵夫人とは面識が
ないのでよほど不審な動きをしない限り、バレることはないと思いますが?」
ハビシャム「ロビンソン警部はそちらの専門なのでお任せいたします」
ロビンソン「今回はもちろん事件が起きたわけではないので任意で動いています。
ハビシャム氏にはお世話になっていますので協力というかたちで職務に当たって
います。万が一、伯爵の命に関わるようなことがあればその時は伯爵の部屋に
強行突入いたしますが、交渉が無事に終われば警視庁へ帰りますので」
ハビシャム「もちろんですとも…」
0176名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/15(水) 23:04:11.61ID:49O5tB23
>>175
実はハビシャムとロビンソンは学校時代からの旧友であった。
ロビンソンはこっそり、ハビシャムの耳元でこう言った。
ロビンソン「なあウィリアム、このことはお互い内密にな。マスコミに知れたら
お前も俺も事件もないのにウェリントン夫人の動向を探っていたとなったら
大変だぞ」
ハビシャム「ポール、あくまで万が一だよ。御前の身に何かあればそれ以上の
騒ぎになる。それよりいいと私は考えたんだ」
ロビンソン「ああ、わかったよ。じゃあ君は部屋に行って。あとは私たちに任せろ」

オリヴァー「お父様、ロビンソン警部とお友だちだったのですか?」
ハビシャム「ああ、学校時代からつき合いがあるよ」
オリヴァー「だったらあのよそよそしい最初の挨拶は何だったのですか?」
ハビシャム「まあ職業上、ああしておかないとな。ロビーの客にはあくまで
我々がビジネスであることを見せておくためだ」
ハビシャムは仕事とプライベートの区別はどうあるべきか息子に教えた。
0177名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 00:09:35.87ID:JVGaZKBZ
>>176
ハビシャム邸の玄関先に伯爵がホテルに向かう馬車が到着した。
メロン「あなた、くれぐれも無理はなさらないでくださいね」
伯爵「ああ、わかっておる」
アニー「お父様、セディの言っているとおり誠意を持って話せば
きっとウェリントン夫人もわかってくれると思いますわ。
ウィリアムも同行していますし、悪いようにならないことを信じています」
ローズィ「私たちは一緒に行くことはできませんが、お父様と兄もいます。
昨晩も若君が私にこう言いました。”お祖父さんは親切でやさしいいい人なので
ウェリントンさんもきっと許してくれると思います”と。…私もそう思いますよ」
そう言われて伯爵も勇気づけられた。

伯爵「わしはそなたらを信じている。でも万が一、何かあったらレスリーと
セドリックを頼むぞ。…おい、やってくれ」
御者「はい」
伯爵はそう告げてホテルへと向かった。
0178名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 00:25:21.53ID:JVGaZKBZ
>>177
セディ「エリザベス先生、ちょっと外を見てよろしいですか?」
エリザベス「わかりました。許可します」
セディは馬車が出ていく音が聞こえてきたので勉強を中断して窓の外を見た。

セディ「お祖父さん、ウェリントンさんと円満に解決すればいいなあ」
エリザベス「若君、御前のことを心配されていたのですか?」
セディ「お祖父さん、今日はウェリントンさんと大事な話があるんです。
あ、でも先生、このことは内緒ですよ」
エリザベス「もちろん、私はドリンコート家の秘密については口外しないと
いう約束で若君の教師としてここへ来ています。守秘義務がありますので
ご心配には及びませんよ」
セディ「シュヒギム?シュヒギムって何ですか?」
エリザベス「秘密を守る義務のことですよ」
セディ「ああ良かった。ウェリントンさんとお祖父さんのことがイギリス中に
知れたら大変だとジェファーソンさんやジェーンに伺っています。
…あ、変なことを言ってごめんなさい。もちろんエリザベス先生がそんなことを
するなんて思っていません。エヘッ」
エリザベス「それでは若君、続きをやります。テーブルの方へ戻ってください」
セディ「はい」
そう言ってまた歴史の授業へ戻った。
0179名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 00:31:25.79ID:JVGaZKBZ
>>178
ローズィ「そうだわ、そろそろ若君の休憩の時間だったわね。若君とエリザベス先生に
お茶の準備をいたします」
そう言ってローズィはキッチンの方へ行った。
一方、メロン夫人は落ち着かない様子で玄関先のあたりを歩き回っていた。
アニー「メロンさん、ローズィさんがセディのところへお茶を持っていったらその後、
私たちも一息入れましょう」
メロン「はい、そういたしましょう」
アニーはそう言ってメロンをリビングルームへ連れて行った。
0180名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 01:12:16.09ID:CkOV8cRa
>>179
その頃、ブリジットは…
ブリジット「今頃、伯爵様はウェリントン夫人とお会いしているのかしら?
うまくいけばいいけど…。失敗したらセディが悲しむわよね。それよりもっと
悲しむのはメロンさんだわ。まさかメロンさん、ドリンコート城から出て
いかなきゃいいけど…」
今日のブリジットは学校の授業どころではなかった。
0181名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 01:19:40.19ID:CkOV8cRa
>>180
伯爵はホテルのロビーでウェリントン夫人を待っていた。
そこから少し離れたところにロビンソン警部とマッカートニー警部補は
様子を伺っていた。
マッカートニー「警部、ウェリントン夫人はまだのようですねえ」
ロビンソン「もしかするとロシアの政治家のように1、2時間
遅れてくるのかも知れんぞw」
マッカートニー「まさか…w」
そんな冗談を言っているとホテルの玄関にウェリントン夫人の姿が見えた。
ロビンソン「ご夫人がお出でのようだ」

ウェリントン夫人「ジョニー、お待たせしたわね」
伯爵「おお、待っておったぞ。それでは部屋へ参ろう」
そう言って2人は部屋へと向かって行った。
0182名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 01:34:59.28ID:CkOV8cRa
>>181
部屋へ入ると大きなダブルベッドが2人を待っていた。
正面には大きな窓があり、外にはロンドンの繁華街を望む絶好の景観を
見ることができる。
ウェリントン夫人「まあジョニー、いい部屋ねえ。…でもこんな早くから
ホテルの部屋ってちょっと変ねえ」
伯爵「…」
伯爵は沈黙したままだった。
ウェリントン夫人「ジョニー、どうかしたの?具合でも悪いの?」
伯爵「いや、そろそろお昼になる。ルームサービスで昼食を頼んでおいた。
一緒に食べようではないか。飲み物はどうする?白ワインでも持って
こさせようか?」
ウェリントン夫人「そうねえ。まずは乾杯しましょう」

まもなく部屋係が食事を持ってきた。
伯爵「白ワインを持って来てくれ。グラスは2つだ」
部屋係「承知しました」
そう言って部屋係は一度部屋を出て行った。
0183名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 01:52:12.22ID:ID+Kst4f
もはや小公子セディじゃねぇwww
主人公が完全に伯爵やないか

でもドリンコート城日記を見に毎日来てる俺って、、、w
0184名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 02:13:56.04ID:CkOV8cRa
>>182
すぐにワインが到着し、2人は乾杯した。
伯爵、ウェリントン夫人「乾杯!」
昼食に手を出し、伯爵はこう言った。
伯爵「ダイアナ、わしはこれまで生きてきて何でも手に入れて来た。豪華な
宝石や著名な画家の絵画、あるいは東洋の陶磁器、インドや中国で産出
された仏像、日本の漆器など…ただ、それと同時に失うものも多かった。
愛して結婚したはずの妻がジェイムズが幼少の時代に亡くなり、そして
昨年はビーヴィス、ジェイムズと相次いで息子を亡くしている。その間、
わしは孤独だった。孫のセドリックが来るまでは…」
ウェリントン夫人は何を言いたいのかわからなかった。
ウェリントン夫人「ねえジョニー、あなたが寂しいのはわかったわ。去年、
お孫さんの件もイギリス中で有名になり、大変だったわよね。…でも今は
幸せ。ねえ、一緒になりましょうよ」

伯爵はドキッとした。
伯爵「いや、実はセドリックが来る前から孤独ではなかったのだ」
ウェリントン夫人の表情が曇った。そして昼食を食べている手を止めた。
ウェリントン「孤独ではなかったのは思いを寄せている人でもいたというの?」
伯爵「…」
伯爵はうつむいたまま頭を縦に振った。
ウェリントン夫人「あのメイド頭のことかしら?…そんなことを言うために
こんな豪華な部屋を取ったの?」
伯爵「あ、いや、そんなつもりでここを取ったわけでない。この部屋しか空いて
いなかったのじゃ。すまん…」
ウェリントン夫人「ふざけないで!…まあ、どおりでお昼前にホテルの部屋で
会おうなんておかしいと思ったのよ」
0185名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 02:14:35.81ID:CkOV8cRa
>>184
伯爵「ダイアナ、いやウェリントン夫人、言いにくいのだが…」
ウェリントン夫人「わかれてくれぬか?そう言いたいんでしょ!
私、別れたくないわ。あなた、1年前、私に何て言ったと思うの?
老後は一緒に暮らそう。セドリックと嫁3人でドリンコート城で暮らそう。
そう言ったではありませんか?そうしたらフォントルロイ卿の母親が
顧問弁護士と再婚?聞いていないわ。…まあ、でもそれはフォントルロイ卿の
お母様とハビシャムさんの問題だから私にはどうでもいいこと。私と一緒に
なれば一緒に住むことになるけどフォントルロイ卿のお母様のお噂は聞いているわ。
とてもやさしい方であなたが思い描いていたアメリカ女とは程遠い気立ての
良い方。私もそれは認めているわ。一緒に暮らしたらきっと良い家庭を気づけると
思ったのに…。あなたがそれをダメにしようとしているんじゃない?」
伯爵「悪かった。すべてわしが悪いんじゃ」
ウェリントン夫人「あ〜あ、こうなったら今日はもう帰るわ。ここに居る意味が
なくなった。まさか最後の別れにこのベッドで寝てくれと頼まれてもそんなこと、
できっこない」
ウェリントン夫人の怒りは頂点に達していた。だがそこは貴婦人。
ヒステリーでも起せば相手の思うツボと考えた。
伯爵「すまん、はっきり言う。別れてくれまいか?」
ウェリントン夫人「イヤよ!」

そのやり取りをドア越しに聞いていたロビンソン警部とマッカートニー警部補。
ロビンソン「おい、始まったぞ」
マッカートニー「これ以上、もつれたら突入しますか?」
ロビンソン「いや、まだ早い。口げんかで終わったらなぜ突入したか
聞かれるだろ?もう少し待て」
0186名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 02:21:06.96ID:CkOV8cRa
>>185
ウェリントン夫人「ジョニー、私、今日はこれで帰ります。
あなたがそういうおつもりなら私もちょっと家に帰って冷静に考えたいと
思います。大変美味しいお昼だったわ、ご馳走様」
そう言うと席を立った。そしてウェリントン夫人は伯爵の顔をめがけて一回、
平手打ちした。強烈なビンタだった。
ウェリントン夫人「ふざけないでよ!もう〜」
そういい残して部屋を出て行った。
0187名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 02:29:31.21ID:CkOV8cRa
>>186
ロビンソン警部とマッカートニー警部補は足早に帰っていくウェリントン夫人に
顔を見られたが特に怪しまれる様子はなかった。

ロビンソン警部とマッカートニー警部補は部屋に入って行った。
ロビンソン「伯爵、お怪我はありませんか?」
伯爵「うむ、大丈夫じゃ」
そう言って立ち上がり、ハビシャムの部屋へと向かった。

ハビシャムの部屋に入って行った。
ハビシャムの目に止まったのは伯爵の顔にできた大きな手の跡だった。
それを見て大体の事の顛末は想像できた。
ハビシャム「御前、大丈夫ですか?」
伯爵「ああ、大丈夫じゃ」
そこへロビンソン警部とマッカートニー警部補が入ってきた。
ロビンソン「ウィリアム、伯爵には大きな怪我はなかったようだが
交渉は失敗したみたいだ」
ハビシャム「そうか、仕方がないな」
ロビンソン「大きな事件にならなかったようなのでこれで帰ります」
マッカトニー「それでは失礼します」
そう言って2人はロンドン警視庁へ帰って行った。
0188名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 02:31:36.10ID:CkOV8cRa
その後、3人はすぐにハビシャムの家に帰る気にはなれなかった。
そこで3人はウェリントン夫人とのやり取りを聞き、今後の対応を話し合った。

なお、3人が帰ったのは夕方のことである。
0189名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 02:34:52.28ID:CkOV8cRa
>>183
【横槍】
もともと小公子は伯爵が主人公だよ。
セドリックが来てからの心境の変化を題材にしたバーネットの名作。

今は幸せになった後のドリンコート家を書いている。
いや、また夜更かしして俺一人で書いてしまった。
調子に乗ったことをご容赦願いたい。 m(_ _)m
0190名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 02:35:54.17ID:ID+Kst4f
ウェリントン夫人一歩も引かないね
メロン夫人どうなることやら
0191名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 02:36:51.71ID:ID+Kst4f
>>189
いや大丈夫よ
割りと楽しんで見てるからww
0192小杉太一郎
垢版 |
2017/02/16(木) 09:13:10.72ID:qNOegwM0
えへへへえwwwwww
うぉんうぉ〜んwwwwwwwww
0194名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/16(木) 20:59:34.85ID:???
              \ヽ
               \ \ヽ        
       彡ミミミ     ヽ ヽ \      
      (´・ω・`)    i l  ヽ    
    ___.ゝ  ∠_    i l  l i    もう来るな、ヴォケが!?
   / _       )    l i  | l
  (___)     / /    ,,-----、    
          / /    |;::::  ::::|    
       ⊂二(⌒ )二二二|;::::  ::::|⊃ /', ', ¨ ガン!
           ̄  ヽ∴。|;::::',ヾ,::::| /。・,/∴
              -:'ヾ|!|!!,i,,!ii,!l,・∵,・、←>>192
0195小杉勇
垢版 |
2017/02/16(木) 21:42:45.75ID:qNOegwM0
土手の下
うんこ塗り合い
息子とし
0196名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 00:51:03.95ID:???
              \ヽ
               \ \ヽ        
       彡ミミミ     ヽ ヽ \      
      (´・ω・`)    i l  ヽ    
    ___.ゝ  ∠_    i l  l i   セディスレにふさわしくないゴミめ!?
   / _       )    l i  | l
  (___)     / /    ,,-----、    
          / /    |;::::  ::::|    
       ⊂二(⌒ )二二二|;::::  ::::|⊃ /', ', ¨ ガン!
           ̄  ヽ∴。|;::::',ヾ,::::| /。・,/∴
              -:'ヾ|!|!!,i,,!ii,!l,・∵,・、←>>195
0197名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 00:55:58.33ID:z1ebZsaB
>>188
ブリジットは学校が終わると同級生からの誘いも断り、
セディの家へと急いだ。
ブリジット「王子さまが私を待っているの。じゃあね」

同級生A「ブリジットに誰かボーイフレンドでもできたのかしら?」
同級生B「そうね、王子さまなんて言っているところをみると間違いないわ」
その噂は学校中に知れ渡っていった。
0198名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 01:24:53.07ID:z1ebZsaB
>>197
ブリジットは急ぎ足でハビシャムの家へと急いだ。
いつしかブリジットはセディに恋をしていた。
だが親戚なので結婚はできない。そんなことはどうでもいい、
まだ子供だし…。そう思っていた。
ブリジット「ただいま」
ローズィ「あら、ブリジット様、お帰りなさいませ。ウフッ、ブリジット様に
取ってここが自分の家になったようですねw」
ブリジットは恥ずかしくなった。
ブリジット「そういうつもりで言ったわけでは…」
そこへセディが2階から降りてきた。
セディ「ブリジット、お帰り。学校、どうだった?」
ブリジット「どうって、まあいつもと変わらないわ。あなたが学校へ行きたい
のなら私と交換しない?私がここでエリザベス先生から授業を受ける。あなたが
学校へ行って授業を受ける。それも面白いと思うわよ」
セディ「うーん、でも女の子だけの学校でしょ?僕は男女共学がいいな。
ニューヨークに居たときは男の子も女の子も一緒に授業を受けていたしね」
ブリジット「そうねえ、私もアメリカの学校に転校しようかな?」
セディ「じゃあ、僕とアメリカに移住しようか?w」
ブリジット「それもいいわねw」
そう言って2人は笑った。

奥からアニーが出てきた。
アニー「ブリジットさん、いらっっしゃい」
セディ「母さん、今日もブリジットにとってここが帰る場所。だから
お帰りなさい、だよ」
アニー「そうねえ。ブリジットさん、ごめんなさいね。気がつかなくて…」
ブリジットはふと気になったことを聞いた。
ブリジット「伯爵さまはお帰りになりましたか?」
アニー「いいえ、お父様もウィリアムもオリヴァーもまだ帰らないのよ」
セディ「どうしたのかなあ〜?」
セディも心配になってきた。
0199名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 01:25:36.22ID:z1ebZsaB
>>198
アニー「まだ帰らないのでリビングでメロンさんも気を揉んでいるのよ」
ローズィ「ほんと、何かあったのかしら?」
だからといってホテルに様子を見にいけないのはアニーもローズィも
わかっていた。と、セディはこんなことを言い始めた。
セディ「じゃあ僕、様子を見に行ってくるよ」
アニーは引きとめた。
アニー「セディ、大人の問題よ。あなたが行っても迷惑がかかるだけです。
事態をますます深刻にするだけ。わかるわね?」
セディ「はい」

ブリジット「そうねえ。心配だけど私たち、子供の出る幕じゃないわ。
心配して見に行ってもお爺様やハビシャム先生たちに迷惑をかけるだけね。
…セディ、運を天に任るしかないわ」
セディ「そうだね。話し合いに時間がかかっているだけだよ。きっと
3人ともいい返事を持ってくるよ。じゃあブリジットも夕方には帰るようだし、
2階で遊ぼうか?それとも出かけてくる?ロンドンの公園にでも行ってみる?」
ブリジット「ちょっと散歩に行ってみましょう」
それがまさか次の日、学校で誤解を生む結果になるとは考えにも
及ばなかったのである。
0200名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 01:45:21.18ID:z1ebZsaB
>>199
ハイドパークに着いたセディとブリジット
ブリジット「ここがロンドンでも有名なハイドパークよ。今から40年前に
ここで万博があったらしいの」
セディ「へえ、広いんだね。ニューヨークのセントラルパークと比べると
どっちが大きいのかなあ〜?」
ブリジット「ニューヨークにも大きな公園があるの?」
セディ「そうだよ。アメリカに住んでいたときは父さんと母さんと3人で
何回か行ったことがあるんだ」

その2人の行動をさっきのブリジットの同級生2人がたまたま目撃してしまった。
同級生A「あれ、もしかしてブリジット?」
同級生B「間違いないわ、ブリジットよ。あの隣にいる男の子、誰かしら?」
同級生A「あれがさっきブリジットが言っていた王子様よ」
同級生B「ちょっとやだ、やっぱりつき合っている男の子がいるのね。
あら?でもブリジットには兄弟がいたんじゃなくて?」
同級生A「お兄さんならるけど弟はいないわよ」
同級生B「じゃあ親戚の子ってことは?」
同級生A[いないって聞いているわ。遠い親戚に伯爵のお孫さんがいるけど
まさかそのお孫さんがこんなところにいるわけないし」
同級生B[それもそうねえ」
同級生A[去年、新聞で偽の若君ってことで顔写真が載ったけど去年のことだし、
覚えていないしねえ。…そうそう、確かブリジットもブリジットのお母さんも
その子のことを嫌っているって聞いている。何でもその子に嫌気がさして
ブリジットは母子ともどもロンドンに帰ってきたって聞いているわ」
同級生B「じゃあ、あの男の子はやっぱりブリジットのボーイフレンドだわ。
これは大変なものを見ちゃったわ、私たち」
そう言ってこの話は瞬く間に学校中に広がって行くのだった。
0201名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 01:48:54.42ID:z1ebZsaB
>>200
一方、ハビシャム宅では
メロン「ジョニー、遅いわねえ…」
アニー「メロンさん、御前はきっと良いお知らせを持って帰ってきますわ」
メロン「そうね。でもそれにしても遅すぎますわ」
アニーも内心不安だった。
ただいたずらに時間だけが過ぎていった。
0202名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 02:09:58.23ID:z1ebZsaB
>>201
セディ「ブリジット、写真でも撮りたいね」
とはいうものの、現代のようにスマホにカメラ機能がついているわけではなく、
またこの時代のカメラはガラス盤に乳剤を塗った露出に時間のかかる
本当のカメラ(=暗箱)だった。写真屋が三脚を持ち歩いて撮らなければならない
ほど手間がかかり、一般の人々が気軽に撮れる代物ではなかった。
ブリジット「写真は撮りたいけど、写真屋さん呼ばなきゃダメだから無理ね」
0203名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 02:10:59.09ID:z1ebZsaB
>>202
それから1時間ぐらい公園を散歩し、ハビシャム宅に戻ってきた。

セディ「ええっ!お祖父さん、まだ戻らないの?」
ローズィ「そうなのよ。アニーさんはリビングでメロンさんを必死に
励ましているところよ」
セディ「ローズィさん、お祖父さんとハビシャムさんたちはきっと
大切な用事があって別なところに行っているんじゃないのかな、
きっとそうだよ」
ポジティブシンキングなセディはそう答えた。
ブリジット「そこがあなたのいいところね。だから私は好きよ」
そう言ってブリジットはセディの頬にキスをした。
セディ「え?」
ローズィ「まあ、ブリジット様ったら…w」
セディはローズィにキスシーンを見られて赤くなった。
セディ「お嬢様、ここでは何ですから2回の僕の部屋に参りましょう」
ブリジット「そのお嬢様ってのはナシよ、もう〜」

2人は階段を昇って行った。
ローズィ「じゃあセディ、今お菓子とジュースを持って行きますから
待っててね」
セディ「ローズィ、頼んだよ」
ブリジット「あら、いつの間にファーストネームで呼び合うようになったの?」
セディ「へへ、僕がここへ来てそうするようにローズィさんに頼んだんだよw」
夕刻、ブリジットが帰えった後、ハビシャム邸内が大変なことになることを
セディはこの時、想像もしなかったのである。
0208小杉太一郎
垢版 |
2017/02/17(金) 16:50:58.30ID:EFTzQQvy
父さんと
糞を塗り合い
楽しいな
0209名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 17:50:23.94ID:27z13OUU
しかしドリンコート伯爵もハビシャムさんも、ホント元気だよなww
0210名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 20:29:53.20ID:???
              \ヽ
               \ \ヽ        
       彡ミミミ     ヽ ヽ \      
      (´・ω・`)    i l  ヽ    
    ___.ゝ  ∠_    i l  l i   もう来んな、スカトロジスト!?
   / _       )    l i  | l
  (___)     / /    ,,-----、    
          / /    |;::::  ::::|    
       ⊂二(⌒ )二二二|;::::  ::::|⊃ /', ', ¨ ガン!
           ̄  ヽ∴。|;::::',ヾ,::::| /。・,/∴
              -:'ヾ|!|!!,i,,!ii,!l,・∵,・、←>>208
0211名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 21:17:38.45ID:t0INK7Nj
>>203
夕暮れが近づいてきた。
ローズィ「ブリジット様、夕食を食べていけばいいんじゃないですか?」
ブリジット「いえ、今日は家で食べます。父と約束して来ましたので」
セディ「じゃあ、また来てね」
ブリジット「それじゃあ失礼します」
ブリジットは帰って行った。

それから間もなく馬の泣き声がした。
ハビシャムとオリヴァーは伯爵を抱えるように家に入ってきた。
セディ「お帰りなさい。…あれ、お祖父さん、具合が悪いの?」
アニー「お帰りなさい。あなた」
ローズィ「お帰りなさい。…何かあったの?」
様子のおかしいことに3人は不安になった。
0212名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 21:17:57.51ID:t0INK7Nj
>>211
ハビシャム「ローズィ、アニー、手伝ってくれ。伯爵を寝室へお連れして」
アニー、ローズィ「は、はい」
セディ「ハビシャムパパ、お祖父さん、どうしたの?」
心配そうに言うと、
ハビシャム「話しはあとだ。とにかく御前を休ませてやってくれ!」
ハビシャムのセディに対しての言葉遣いがいつもより荒かった。
伯爵はかなり疲れた顔をしており、顔色も悪かった。
そこへメロンがリビングから飛び出してきた。
メロン「あなた、どうなされたのですか!?」
伯爵「レスリーよ、心配するな。ちょっと疲れただけじゃ。お前には悪いが
少し寝室で休ませてもらうぞ。今日、あったことは後で話す。心配するな」
そう言って伯爵は寝室へ運ばれていった。

セディ「ねえローズィ、お祖父さん、顔に手の跡がついていたけどあれって
何かなあ〜?」
ローズィ「…。多分、ウェリントン夫人の手の跡よ。それ以上のことは聞いて
みないとわからないわ」
さすがのセディも心配が増してきた。
0213名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 21:36:35.06ID:t0INK7Nj
>>212
ハビシャムは伯爵の部屋を飛び出してきてこう言った。
ハビシャム「ローズィ、医者を呼んでくれ。御前、熱があるみたいなんだ」
ローズィ「はい」
セディ「じゃあ、僕、お医者さんを呼んで来ます」
ローズィ「セディ、電話の方が早いわ」
セディ「じゃあ僕が電話をかけてみるよ」
ローズィ「わかったわ。じゃあ書斎へ行きましょう」
そう言って2人は書斎へ行った。

セディ「受話器を取って…。あ、ローズィ、何てお医者さんを呼べばいいの?」
ローズィ「ウォルトン先生よ。電話番号は6563、交換手さんにそう言って繋いでもらって」
セディ「はい」

こうしてセディは生まれて始めて電話をかけたのだった。
セディ「ロンドン市のオックスフォードストリートのハビシャムです。
ウォルトン先生に繋いでください。電話番号は6563です」
しばらくしてウォルトン医師宅に繋がった。
セディ「ウォルトン先生でしょうか?僕はセディ、いいえウィリアム・
ハビシャムの息子です」
ウォルトン「ん?ハビシャム弁護士にそんな小さな息子はいないと思ったが…
いったい誰だね?」
セディ「ロード・フォントルロイ、セドリック・エロルです。ハビシャムは
僕の母さん、アニーと結婚しました。お祖父さんが大変なんです」
ウォルトン「フォントルロイ卿?まさか、ドリンコート伯爵の孫というのは
あなたなのですか?」
セディ「そうです。とにかく早く来てください」
ウォルトン「わかりました。すぐに支度をします」
セディ「お願いします。では…」
そう言って電話を切った。
0214名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 21:53:04.80ID:t0INK7Nj
>>213
寝室では…
メロン「ジョニー、大丈夫ですか?」
伯爵「ああ、大丈夫じゃ。…レスリー、今回も不調に終わった。すまん。
じゃが、ウェリントン夫人には私の意志を伝えたのは確かじゃ」
メロン「そうですか、ウェリントン夫人にもいろいろご事情があるのでしょうね」
伯爵「そなたは心配するな。あとはわしとハビシャムで何とかする。
ウェリントン夫人がどのように出てこようとわしはそなたを捨てたりはせぬ」
声も苦しそうだった。

ハビシャム「メロン夫人、こんなことになって申しわけありません。
私が力不足なばっかりに…」
メロン「いいえ、御前もハビシャム先生もできる限りのことはなさったと
思っていますわ」
伯爵はこう言った。
伯爵「ハビシャム、わしはレスリーと2人だけで話したい。少し席を
外してくれぬか?」
ハビシャム「はい、承知しました」
そう言ってハビシャムは出て行った。
0216名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 22:52:39.08ID:xWAqHzFl
>>214
ウォルトン医師が到着した。
ハビシャム「ウォルトン先生、先ほど所要があって御前と外出していたのですが
帰りの馬車の中で御前が熱を出されていることに気がつきました。
寝室にいます、どうぞこちらに…」
ハビシャムはウォルトン医師を部屋に案内した。

廊下でセディがウォルトンを見かけた。
セディ「ウォルトン先生ですか?」
ウォルトン「あ、君は…」
セディ「僕がセディ、…いえ、セドリックです」
ウォルトン「これは失礼しました。初めまして若君、チャールズ・ウォルトンです」
挨拶をしているとハビシャムがウォルトンを急かした。
ハビシャム「ウォルトン先生、早くこちらへ…セディ、挨拶は
先生の診察が終わってからにしなさい」
ウォルトン「これは驚いた。ハビシャム氏がフォントルロイ卿にそんな言葉使い
しているとは…」
ハビシャムはハッとした。
ハビシャム「あ、いや、これは我が家では親しい呼び方をしているだけですよw。
…若君、ローズィやアニーとリビングで待っていてください」
ハビシャムは公式の場での言い方に直した。
セディ「はい、わかりました」
ハビシャム「さ、先生、御前はこちらです」
そう言って伯爵の部屋に入って行った。
0217名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 23:05:05.13ID:xWAqHzFl
>>216
伯爵の部屋にて
伯爵「レスリー、そなたに看取られるならわしはこのまま死んでもよい」
メロン「何を言っているのですか?お気をしっかり持ってください」

メロンがそう言うとそこへウォルトン医師とハビシャムが入ってきた。
ウォルトン「メロン?夫人…ですか?どうしてここへ?ドリンコート城に
いるのではなかったのですか?」
メロンはちょっと動揺したがすぐにこう答えた。
メロン「私はロンドンへ仕事で来た御前の身辺のお手伝いをするために
ここにご厄介になっています」
ウォルトン「あ、そうでしたか」
メロン「先生、お願いします。御前はすっかりお疲れのようなのです。
高齢ですし、ちょっとした熱でも大病にならないかととても心配で…」
伯爵はそれを聞いてこう答えた。
伯爵「案ずるな、大病にはならん。ただメロン夫人がいるとわしはどうも
甘えてしまって看取られて死んでも良いと言っただけじゃw」

ハビシャム「とにかくウォルトン先生、御前の診察をお願いします」
ウォルトン「わかりました」
そう言ってかばんから医療器具を取り出した。
0218名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/17(金) 23:55:19.65ID:suA2lmxK
>>217
セディ「お祖父さん大丈夫かなぁ?」
アニー「きっと大丈夫、ね」
アニーはセディを宥めたが、内心かなり心配で、早くウィリアムから事情を聞きたかったのである

メアリー「オギャー」
アニー「はいはい、今あげるから待っててね」
アニーはとにかく笑顔を取り繕うしかなかった
0219名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 00:53:52.72ID:v/kCAPI0
>>218
オリヴァーはリビングに入ってきた。
ローズィ「お兄様、昼間何があったのですか?」
オリヴァー「実はね、ウェリントン夫人との話しはうまくいかなかった
みたいなんだよ」
アニー「そうでしたか…」
セディ「ねえ母さん、お祖父さんとメロンおばさんはどうなっちゃうの?」
アニー「私にもわからないわ」
オリヴァーは言った。
オリヴァー「これで引き下がるウェリントン夫人じゃないみたいですね。
ただ、メロン夫人に嫉妬しているのであれば最悪、メロン夫人は
ドリンコート城を出て行くことになるかも知れない」
0220名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 00:54:36.41ID:v/kCAPI0
>>219
セディは驚いた。
セディ「そんなのヤダよ!」
アニー「セディ、私もあなたの気持ちはわかるわ」
オリヴァー「失敬。それは最悪の場合であって必ずそうなるわけでは
ありません。長期化するのは免れないでしょう。
…ですがウェリントン夫人が御前と別れるにしても相当の慰謝料を要求して
くるのではないかと思われます。ウェリントン家に傷をつけられたと
いう理由で訴えてくると考えられるかと」
ローズィ「貴族はお金よりプライドよ」
オリヴァー「そう言っても未亡人だし、今は家督相続して息子のエリオット様が
子爵の爵位を継がれて結婚もされている。息子のウェリントン卿もどう出てくるか…」

セディはこう言った。
セディ「貴族ってプライドで生きて行かなきゃならないの?貴族っていったい
何なの?ねえ…」
ローズィ「若君、私はプライドがあるからむしろお金なんて請求しないのが真の
貴婦人だと言いたかったのよ」
セディ「そうなの?僕はてっきり貴族はプライドのためにお金を要求してくるのか
と思ちゃった」
セディは胸を撫で下ろした。
オリヴァー「あ、いや、お金が欲しいのは貴族でなくてもこの世にたくさんいるよ。
去年、若君の地位を狙ってきたミンナという女性もその一人だった」
オリヴァーはその場を取り繕った。
ローズィ「ああ、そうだった。夕食の支度が半分だったわ。早速、準備するわね」
ローズィは夕食の支度をしているところへ伯爵とハビシャムらが帰ってきて
大騒ぎになったのですっかり忘れていたのだった。
0221名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 01:05:18.30ID:1tZw2hLz
>>220
アニーもローズィの手伝いに行った。

オリヴァー「さて若君と私、2人になりましたね」
セディ「オリヴァーさん、僕のことをセディって呼んで。何か大人の人に
敬語使われるって苦手なの」
オリヴァー「でも…」
オリヴァーはしばらく考えた。
オリヴァー「ああ、いいよ。但し、御前やメロンさんに知られちゃダメだよ」
セディ「うん、もちろん!ローズィさんともそういう約束しているから」
オリヴァー「じゃあ私にもオリヴァーって言ってくれますか?」
セディ「オリヴァーって呼んでいいの?何か子供なのに偉そうな感じがするなあ」
オリヴァー「ああ、そう言っているけどドリンコート城ではメイドをジェーンと
呼んでいるって聞いたよ。使用人はそう呼んで私をそう呼ばないの?」
セディ「あ、そうかw。じゃあオリヴァー、今後ともよろしくね」
オリヴァー「こちらこそよろしく」
そんな他愛のない話しをしていた。
0222名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 01:22:53.12ID:1tZw2hLz
>>221
オリヴァー「セディはアメリカ生まれのためか、とてもフレンドリーなんだね」
セディ「フレンドリー?僕はこれが普通だよ。アメリカにもたくさんの友だちが
いるんだ。この間、ハビシャムパパと母さんとメアリーと4人で行ったときも
アメリカの友だちと会ってきたよ。同級生のロイ、ミッキー、ボブ、エリック、
キャサリン、そして食料品店のホッブスさん、靴磨きのディック…たくさんいるよ」
オリヴァー「ああホッブスさんとディックってのはお父様から聞いたよ。
去年、イギリスに来たみたいだね。ロイ…キャサリン…。キャサリンって女の子かい?」
セディ「うん、僕と同じアパートに住んでいたんだ」
オリヴァー「その子が好きなのかい?」
セディ「大好きだよ」
オリヴァー「ブリジット様よりも?」
セディ「ええ!?そんなことを言われても…どっちも好きだけど…」
セディはトーンダウンした。

オリヴァー「ははは、冗談だよ(笑)」
セディ「もう〜。オリヴァーったらw…あ、そうだ。キャサリンのことは
ブリジットに言わないでね」
オリヴァー「ああ、約束するよ」
セディ「ドリンコートにもたくさんの友だちがいるんだよ。ジェーンにウィルキンス、
ジェファーソンさん、トーマス…それにメロンおばさんも!」
オリヴァー「ええ?お屋敷の使用人もお友だちなのかい?」
セディ「うん、もちろん。あとはねえ、コッキー、ピーターとハートル…」
オリヴァー「コッキー?コートロッジのケティさんのお孫さんかい?」
セディ「そう」
オリヴァー「いろんな人が友だちなんだ」
セディ「僕にとってはみんな大事な友だちなんだ」
こんな話が続いた。実はセディもオリヴァーも不安を逸らすために無意識に
そんな話題になっていた。
0223名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 01:35:57.21ID:1tZw2hLz
>>222
ローズィ「さて夕食ができたわ」
アニー「じゃあちょっとお父様とメロンさんに言ってきますね」
そう言って伯爵の部屋に行った。

アニー「メロンさん、お食事ができました」
メロン「御前、お食事ができましたよ」
伯爵は今日の出来事がショックでそれどころではなかった。
伯爵「いらん、食欲がない」
アニー「ではメロンさん、お食事を持ってきましょうか?」
メロン「私も結構です」
メロンも食欲を無くしていた。
アニー「ウォルトン先生、お食事はいかかですか?」
ウォルトン「あ、いや、仕事中ですので」
アニー「それでは終わったら召し上がって行きませんか?」
ウォルトン「私は間もなく処置が終わります。女房が待っているんでね。
せっかくですが家へ帰ってゆっくり食事をしたいと思いますのでお気使いなく」

アニー「ではメロンさん、もう少ししたらここへお父様とメロンさんの
お食事を準備しておきますので夜にお腹が空いたら食べてくださいね」
メロン「ほんと、申しわけありません」
そう言ってアニーは戻って行った。
0225小杉勇
垢版 |
2017/02/18(土) 14:05:27.33ID:GtFd9K0h
ヒャッハー!!汚物は消毒ダァー!!
0226名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 20:26:17.69ID:7e1+d4v6
>>223
アニーは食堂へ降りてきた。
アニー「お父様とメロンさんは食欲がないみたい。ウォルトン先生も
ウチに帰ってから召し上がるので要らないそうよ」
セディ「お祖父さんもメロンさんも可哀想…」
ハビシャム「無理もないだろうね。ウェリントン夫人に強硬に出られては…
今後のことも心配なんだろう」
ローズィ「さあ、いただきましょう」
ハビシャム家一家は夕食を摂り始めた。
0227名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 22:27:39.23ID:NQlBlaS6
>>226
ウォルトン医師が伯爵の部屋から出てきた。
ハビシャムはウォルトン医師を見送りに玄関に出て行った。
ハビシャム「先生、今日は本当にありがとうございました」
ウォルトン「あ、いや、これが私の仕事なのでね。ミスターハビシャム、
あなたも無理なさらないでくださいね。伯爵は随分、うなされていた
みたいですよ。時々、うわごとのように”ダイアナ、すまん”と何度も
言っていましたからね。…あ、いや、昼間何があったか詳しくは
分かりませんが女性の名前が出てくるところをみると何か訳アリの
ようですからな。もちろん、秘密は守りますよ。患者の秘密を守るのも
医者の義務ですから」
ハビシャム「どうか内密にお願いします」
ウォルトン「それでは私はこれで…」
そう言ってウォルトン医師は帰って行った。
0228名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 22:52:00.90ID:NQlBlaS6
>>227
ウォルトン医師が帰ったあと、ハビシャムは食堂へ戻ってきて
再度テーブルに座った。
ハビシャム「ああ、そうだ。明日以降の予定だけどドリンコート城へ帰って
アールスコートの増築書類作成するんだったな。…だが御前があの様子では
私、一人で行くしかないかな?」
セディ「え?ハビシャムパパ、一人でお仕事?」
オリヴァー「若君はお父様をパパって呼んでいるんですね」
セディ「はい、そうですけど…?」
オリヴァー「じゃあ若君は私の弟ということになるなw」
セディ「そうですね、オリヴァーさんとは僕、兄弟ですね。ウフッ」

ハビシャム「アニー、君はどうする?一緒にくるかい?それともここへ残って
御前の回復を待ってからセディと一緒に来るかい?」
アニー「お父様も心配だけどあなた一人で行かせるのも心苦しいわ」
セディ「お祖父さん、大丈夫かなあ〜?」
アニー「それであなた、いつドリンコート城へ戻るのですか?」
ハビシャム「できれば明日の午後に発って夕刻にはドリンコート城へ行って
泊まるつもりだよ。明後日の朝から建設会社や役所の職員と会うことに
なっているのでね」
ハビシャム「あなた一人で行かせられないわ」
0229名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/18(土) 22:52:37.51ID:NQlBlaS6
>>228
それから皆、沈黙を保っていた。
しばらくしてアニーは思いがけないことを言った。
アニー「セディ、あなたが心配する気持ちはよくわかるわ。でもウィリーも
仕事でドリンコートへ帰らなければいけないの。わかるわね」
セディ「はい」
アニー「じゃあセディ、あなたがお父様の代わりに増設工事の関係者と会って
いらっしゃい。ドリンコート家の跡取りとして」
ハビシャム「アニー、若君にはちょっと早すぎるんじゃないか?」
アニー「いいんじゃないかしら?セディもいずれはお父様の仕事を
手伝わなければいけなくなるのよ」
セディ「うん、お祖父さんが病気ならそうします。
…母さんも一緒に帰るんでしょ?」

アニーはまた意外なことを言った。
アニー「いいえ、帰らないわ。私はメロンさんが心配なのよ。メロンさんも
相当ショックを受けているみたいだから私がそばについていないとね」
セディ「え〜、母さんは帰らないの?じゃあ僕も帰りたくないよ」
アニー「そんなことを言ってはいけませんよ。お父様のことを考えたら
あなたも協力しなければいけません。2、3日したらお父様も元気になって
ドリンコートに帰れるようになると思います。…セディ、2、3日ぐらい
辛抱できるわね?」
オリヴァー「若君は男の子だもんな。大丈夫、できるさ」
ローズィ「アニーさんもお兄さんもそんなことを言っては…」
ローズィは反対しようとしたがセディもオリヴァーのその言葉に
触発され、ハビシャムと2人でドリンコート城へ帰ることを決めた。
セディ「僕、ハビシャムパパと一緒に帰ってお仕事を手伝います」
セディは祖父の代役を務めようと子供心に決断したのだった。
0230名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/19(日) 00:04:12.38ID:RhTCkAZW
>>229
食事も終わり、ハビシャムは伯爵の部屋に行った。
ハビシャム「御前、お加減はいかかですか?」
伯爵「ああ、何とか大丈夫じゃ」
ベッドに横になっている御前のそばにはメロンがつきっきりになっていた。
ハビシャム「では御前、明日私はドリンコートへ行きます」
伯爵「そうじゃったな。悪いがハビシャム、頼んだぞ」

ハビシャムはセディも連れて行くと報告しようとしたが伯爵に要らぬ心配を
かけまいとあえて言わなかった。
ハビシャム「メロン夫人も無理せず、おやすみになってくださいね。
看病のことでしたら何でしたらローズィかアニーに頼んで交代してもらっても
いいのですよ。是非そうしてください」
メロン「交代をお願いするときはこちらから申し出ますので今はお気遣い
なさりませぬよう…」
伯爵はハビシャムに頼んだ。
伯爵「いや、メロン夫人を休ませてくれ。その前にちょっとメロン夫人と話が
したい。席を外してくれ」
ハビシャム「はい、わかりました」
そう言って部屋を出て行った。
0231名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/19(日) 00:11:39.41ID:RhTCkAZW
>>230
伯爵「レスリー、ここへ来い」
そう言って枕元に引き寄せた。
伯爵「そなたもベッドに入ってくれぬか?」
メロン「でも…」
伯爵「そうしてくれ。頼む」
そう言われてメロンはベッドに入った。
伯爵はメロンを強く抱きしめた。
伯爵「わしはどんなことがあってもお前を守る。だから出て行ったり
しないでくれ、お願いだ!」
メロン「そうしたいですわ。でもウェリントン夫人がどう出てくるか…
ドリンコート家に迷惑がかかるのなら私が…」
伯爵「もうそれ以上、言うな。わしはどんなことをしてでもそなたを守る。
信じてくれ!」
そう言ってメロンと口づけをした。

メロン「ああっん、あっ!」
伯爵「別れたらこんなことができなくなるじゃろ?レスリー、そなたが
わしの唯一の愛する女性だ。離しはせぬぞ!」
そう言ってベッドの中で2人は悶えた。
0232名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/19(日) 00:32:50.71ID:ez/Pi7mC
>>231
セディはトイレに行った帰りに伯爵の部屋の前を通った。
セディ「うん?唸り声が聞こえる。お祖父さん、よっぽど苦しいだな。
本当に気の毒だよ」
そう言ってセディはお見舞いがてらに伯爵の部屋のドアをノックした。

伯爵「うん?誰じゃ、いいところなのに…」
そうブツブツいいながらさらにこう言った。
ハビシャム「ハビシャム、メロン夫人の交代ならこっちから行くと言ったであろう」
セディ「お祖父さん、僕です。セドリックです」
メロンはハッとして急いでベッドから出た。
伯爵「しょうがない。レスリー、セドリックを入れてやってくれ」
メロンはドアを開けた。
メロン「若君、どうなさったのですか?」
セディ「お祖父さん、大丈夫ですか?何か唸っていて苦しそうなので
心配で来てみました」
メロン「どうぞお入りください」
0233名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/19(日) 00:33:15.91ID:ez/Pi7mC
>>232
セディは伯爵の枕元まで行った。
伯爵「どうした?わしのことが心配できたのか?」
セディ「ええ。お祖父さん、苦しそうな声を出していたみたいなので
トイレに来たついでに立ち寄ったんです。
伯爵「あ…、おう、そうであったか」
熱は下がらなかったがことメロンになるとついついベッドインを
要求してしまうのであった。
伯爵「でもな、案外わしはしぶといぞw。お前が心配するほどではない。
だから今日は心配しないでもう寝ろ」
セディ「母さんは2、3日で良くなるといっていましたがでも心配です。
僕は一足先にハビシャムさんとドリンコートへ行っています」
伯爵「おお、そうか。それは良いことだな。あとからわしもメロン夫人と
追いかける。今日、あったことはまあ、何とかなる。そなたは何も心配する
ことはないぞ」
伯爵はセディが明日ハビシャムとドリンコート城へ行くとは聞いたがまさか
セディとハビシャムだけで行くとは思ってもいなかった。てっきりアニーも
一緒に行くものだと思い込んでいたのである。
伯爵「だから心配しないで、部屋に戻りなさい」
セディ「はい。メロンおばさんも無理しないでくださいよ」
メロン「おやさしいお言葉をかけていただき、ありがとうございます」
セディ「じゃあ、おやすみなさい」
伯爵「ああ、おやすみ」
そう言ってセディは自分の部屋へ戻っていった。
0234名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/19(日) 00:50:31.08ID:UOn+LfSm
>>233
ハビシャムもアニーとともに自分たちの部屋で就寝の支度をしていた。
ハビシャム「アニー、メロン夫人が一人で御前の看病をしている。
メロン夫人も疲れてしまって倒れられたのでは御前と共倒れになってしまう。
夜中になってしまうかも知れなくて申しわけないが、途中で交代を
お願いしたいのだけど、いいかな?」
アニー「あなたのお願いなら、いえ、言われなくてもメロンさんの
お手伝いをしますわ」
ハビシャム「もし私がいない間にウェリントン夫人がここへ来ても私を通して
から面会に来てくださいとお断りしておいて欲しい。心配なら私の事務所の者を
ここへ来させるから」
アニー「わかりました。明日はあなたもセディと共にドリンコートへ行かれるし、
オリヴァーも仕事でブリストルへ行くのですものね。伯爵以外、女性だけに
なってしまうわ。あなたの事務所の方が来ていただけるのなら心強いわ」
ハビシャム「明日、一度事務所へ行ってドリンコートへ持って行く書類を
取ってくる。そのついでに連れてくるよ」

アニー「あなた、くれぐれも無理をなさらないでね」
ハビシャム「ああ、わかっているよ」
そう言ってアニーとハビシャムは濃厚なディープキスをした。
0236名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/19(日) 02:54:52.92ID:QqrH1p6l
>>234
ハビシャム「早いとこ片付けて戻ってくるからね」
アニー「いいえ、ゆっくりで大丈夫ですわ…と言いたいところですが、なるべく早く戻ってきてくださいね」
ハビシャム「ああ、正直心配なんだよ」
アニー「ええ、御父様の体調もメロンさんのことも、なによりウェリントン夫人が…」
ハビシャム「勿論そのことは心配だが、私はアニーのことも心配だよ」
アニー「あら?どうして?」
ハビシャム「君はすぐ無理をするからね、誰かのために一生懸命になって」
アニー「無理なんかしてませんわ、それに今は私が頑張らなくちゃ」
ハビシャム「分かってるよ、だから私の前だけで良いから、弱音を吐いてもいいんだよ」
アニー「あなた…弱音なんて私は吐くのは嫌いですわ、貴方の気持ちだけで充分」
ハビシャム「そうか、それは失礼」
アニーがハビシャムに抱きついた
アニー「きっと大丈夫ね、きっと…」
ハビシャム「ああ、大丈夫だとも」
アニー「きっと…」

アニーは本当は不安で仕方なかった
でも口には出したくなかった
口に出すことでみんなを不安にさせると思ったからである

ウィリアムはそのことに気付いていた
だから何も言わずにただアニーを抱き締め、頷くだけだった
0237名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/19(日) 13:21:22.68ID:clrNBqhU
アニーが不安な気持ちを言えなくても、ちゃんとアニーのことを理解して受け止められるハビシャムさん
マジで素敵だな
0238名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/20(月) 17:23:54.60ID:aHmgoDVx
ハビシャムさんはかっこいいよ
0239小杉太一郎
垢版 |
2017/02/20(月) 18:05:05.11ID:S+bufILj
ちんこなめよ
0240名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/21(火) 03:13:33.38ID:SHykHDVI
>>236
ハビシャム「今夜はもう寝よう。明日もあるから」
アニー「そうね」
二人はそういうとキスを交わした

アニー「あなたっ」
アニーはまたハビシャムさんに抱きついた
二人ともどうしても離れられなかった
0241名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/21(火) 21:38:45.35ID:S7hOfSnD
>>240
ハビシャム「アニー今日はもう寝よう」
アニー「ええ」
ハビシャム「一緒にね」

ハビシャムとアニーは抱き合いながら眠ることにした
0243名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/22(水) 18:20:31.21ID:Sn5jVCxY
>>242
メアリーの鳴き声が聞こえてきてセディは目が覚めた。
セディ「ん?なんだろう?やっぱりメアリーもお祖父さんたちの
ことが心配なのかな?」
そんなことを考えているうちに眠られなくなってしまった。
0244名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/23(木) 18:05:15.25ID:/m+4QqNp
>>243
セディ「ああ、こんな時、ブリジットやキャサリンがそばにいてくれたらなあ〜。
明日ドリンコート城に帰るのにこれじゃあ寝不足になっちゃうよぉ」
セディは不眠症になりそうだった。
0245名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/23(木) 21:00:21.78ID:9DMurSU4
>>244
メアリーの鳴き声は伯爵にも聞こえていた。
伯爵「メアリーも今日はヤケに泣くのう〜」
メロン「夜鳴きかしらねえ?」
伯爵「ええい、だからわしは子供が嫌いなんじゃ!うるさくてかなわんわ」
メロン「ですがジョニー、ジョニーも子供だった頃があるでしょ?」
伯爵「それはそうじゃが…」
伯爵はようやく良くなりかけていた病状も悪化しそうだった。
0246名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/23(木) 22:05:34.12ID:Mg0H0OtP
>>245
アニー「あらまあ、どうしたのかしら?今晩に限って…」
ハビシャム「うーん、メアリーも私たちのおかれている状況を
察知しているのかも知れないね」
2人はしばらく様子を見ることにした。
0247名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/26(日) 00:08:49.87ID:dSpk+8Td
>>246
その後…
アニー「眠ったようだわ」
ハビシャム「やれやれ、ようやく眠ってくれたか」
アニー「あなたも明日は早いから、もうお休みになって」
ハビシャム「ああ、君が起きてる間は私も起きてるよ。君こそ明日から御前やメロンさんの心の支えにならなくてはならないから、ゆっくりと休んで」
アニー「そうね、あなた…なるべく早く帰って来てくださいね」
ハビシャム「ああ、勿論」
0248名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/27(月) 00:16:08.94ID:buDYvE3w
ドリンコート屋敷とハビシャム宅はどのくらい離れてるのかな?

あとメロン夫人の件だが、ジェファーソンはどうなったんだろう…?
0250小杉勇
垢版 |
2017/02/27(月) 08:29:52.48ID:i4HCWz2s
うんこした
いらっしゃ〜い
0251名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/27(月) 09:15:59.66ID:???
              \ヽ
               \ \ヽ        
       彡ミミミ     ヽ ヽ \      
      (´・ω・`)    i l  ヽ    
    ___.ゝ  ∠_    i l  l i   もう来んな、スカトロジスト!?
   / _       )    l i  | l
  (___)     / /    ,,-----、    
          / /    |;::::  ::::|    
       ⊂二(⌒ )二二二|;::::  ::::|⊃ /', ', ¨ ガン!
           ̄  ヽ∴。|;::::',ヾ,::::| /。・,/∴
              -:'ヾ|!|!!,i,,!ii,!l,・∵,・、←>>250
0252名無しか・・・何もかも皆懐かしい
垢版 |
2017/02/28(火) 14:24:03.60ID:OI6xbDi0
>>247
そして、翌朝になった
ハビシャム「おはようアニー」
アニー「おはようございます、あなた」
ハビシャム「朝食をとったらすぐに出掛けるよ」
アニー「ええ、分かりましたわ」

ハビシャムがアニーを抱き締めた
ハビシャム「すぐに帰るからね」
アニー「ええ」
二人は朝っぱらからディープキスを始めた
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況