6話

正直言って、初見では、6話の前半までは、こみいった世界観についていくのがやっとで、
エウレカが可愛いというくらいしか見るところがなく、そろそろダルイと思ってたところだった。

で、レントンが3人の子と出撃して和解する。
月光号に戻ると、規則違反で独房入り。ここまでは、まあ、お約束だ。
並みのアニメなら、レントンが一人独房に入れられて、グチを言って終わるところだ。

しかし、エウレカセブンは違った。ここからが本番だったんだ。
3人の子も自分から独房に入って、レントンに謝罪する。
そしてレントンが一人で罪をかぶった理由を「わからない」と言ったエウレカもまた独房に入る。
それは「あの子達の母親を演じる」と同時に、レントンの気持ちを理解したいと思ったから。
いままで関心の薄かったレントンに向かってエウレカの気持ちが動いた瞬間だった。
同時に、レントンとエウレカのボーイミーツガールというそれだけの軽い話じゃなく、
「家族」しいては「人類愛」を描いていくんだという、このアニメの壮大なテーマの本気度と決意を感じて、
見終わったあとで、しばし考え込んだものだ。このアニメは見続ける価値があるなと。