【交響詩篇エウレカセブン】について語るスレ [無断転載禁止]©2ch.net
十二話から急に神がかった展開になっていったな
OPも神だったし
馬鹿にしてて悪かったな、謝るぜ / ̄ ̄'' -、
( / ) ヽ ジャーパネットー ジャパネットー 夢のジャパネットたかたー♪
i r-,,,, /,,,, )
( >| ● ●//
`‐| U /ノ 高田社長が>>2ゲットだ!!
\ ━ /
((Οっ V> オラお前ら!ウチの商品買えウンコども!
\ 'oヽ
|,,,,,,∧|
/ ∧ \ >>3 型落ちのパソコン使ってんじゃねーよw(プ
/ / ヽ ヽ >>4 電子辞書使って日本語覚えろよw(プ
ト-< |_/'.'.┐ >>5 今どきカセットテープなんて使うなよw(プ
. >>6 >>30万画素のカメラでプロ気取りか、おめでてーなw(プ
. >>7 VHSより時代はDVDレコーダーだよ、>3倍ヲタク君w(プ
>8 まだ「じゃぱねっとたかだ」だと思ってんのか?「たかた」だよw(プ
. >9-14は金利手数料は自分で負担しとけw(プ
>15-1001は送料も自分で負担しとけw(プ /| /:::::::::::::::::::::::::∠_____
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ノ l ___ <, ---、::::::::::::::::::::| ハッハー! 遅いぜ!
ヾ=。'l`| cロ ュ T : 日|:::::::::::::::::::| このラディッツ様が
∠,「 ラ ヽ__√ ̄| : 日|:::::::::::::::< >>3ゲットだ!!
/::::|く、 _,、 `ー、‐'::::::::::::::::::::| 喰らえ!
∠-::::::::l、  ̄ // \:::::::::::::::::::| ダブルサンデー!!
/__ ,\ // `ー--二\________
/ / / / ヽ-‐ / __ // | | |
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| |, ‐ゝ- 二二二二二--――――<\ | | |
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>>4 今度は俺がプレゼントしてやる!!
>>5 くだらん技だな…ただホコリを巻き上げるだけの技か…
>>6 戦闘力…たったの>>5か…ゴミめ…!
>>7 こ、こいつ、戦闘力を一点に集中させて高めることができるのか!!
>>8 せ…せ…戦闘力>1307………!?
>9 きっ、貴様…!!!ま…まだそんな力が…!!
>10 ぐ…ち…ちくしょおお…!! /| /:::::::::::::::::::::::::∠_____
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| /::::::::::::::::::| |::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::\\| | | エウレカセブンの話題は昭和板でいいの?
平成板には無かったんでこっちでスレが立ってるならこっちで書くけど。
今週、ちょっと思い出したようにエウレカセブン見てみたんだわ。
2〜3年に1回くらいは見てるんだけどね。
今回はじめて気が付いたこと。
月光号の翼の下に砲台ついてるじゃん?
あれ何で翼の下にでかい砲台ぶらさげてんだ?
メカデザイン的に理にかなって無いし格好良いわけでもないんじゃね?ってずっと不思議だったんだけど、
あの3門の砲台って鳥の足をモチーフにしたんだな。
気が付かなくってすまん。 エウレカセブンのいいところは脚本がべらぼうに出来が良いところなんだわ。
脚本の佐藤大氏が降りた映画とAOがゴミってところで証明されてる。
無論初代の脚本も、佐藤大氏が全話やってるわけじゃなくて、
6、20、26話は大河内一楼氏が担当してるけど、それがまたたまらなく上手い。
才能あふれる脚本家が結集してたんだなあと思う。
映画とAOで監督の株は下がっちゃったけども。
才能あるスタッフをちゃんと束ねてエウレカセブンを世に送り出した功績だけは評価しないといかんね。
あと、近年の萌えキャラハーレムじゃなくておっさんのドラマばっかりで構成したという硬派路線も良かった。
今後はもうこんなアニメは出てこないだろう。 佐藤大氏が構成したであろう脚本の基本ロジックは、
キャラがそれぞれ大切な思いを抱いてるんだけど、それを上手く他人に伝えられないことで生じる軋轢、すれ違い。
そこから生まれるドラマ。
20話、ホランドは高僧を救出に行くが、理由は金のためだと誤解するレントン。
ホランドはエウレカのために高僧の力を借りたいという動機だけど、それは諸所の理由で説明がでない。
そのもどかしさが、レントンへの暴力として出てしまう。
タルホは事情をしってるからレントンをかばう立場になるはずが、
これまたエウレカへの愛憎から、レントンにビンタをかましてしまう。
大人の身勝手さでボコボコにされるレントンを見て、
レントンを哀れみながらもよく出来たドラマだと大人の視聴者は感心する。
でもレントン世代の視聴者には面白さは理解し難いだろうな。
終盤、レントンが出撃してホランドをピンチから救う。
ハップが「レントン、よくやった! タルホ、間に合ったぞ、あいつ。」と言い、安堵するタルホ。
これがもっと能天気なロボットヒーローアニメなら、ブリッジは「レントン、グッジョブ!」と歓喜にわくところだが、
そうしない演出がエウレカセブンなんだ。
表面的な喜びをそのまま描写するのではなく、
心の深くに刻みこまれるような人間同士が信頼の絆で結ばれていく様を、
ハップのひかえめな台詞で表現している。
こういう脚本が出来上がると、声優はそれに応えられる力量を求められる。
声優さんも、こういう脚本だと本当に演じ甲斐があると思う。
そして見事に演じきっている。
で、ここで終わりじゃなくてレントンが壊れていく様も描いていく。
こういうふうに毎回毎回ただじゃ終わらないんだよな。 6話
正直言って、初見では、6話の前半までは、こみいった世界観についていくのがやっとで、
エウレカが可愛いというくらいしか見るところがなく、そろそろダルイと思ってたところだった。
で、レントンが3人の子と出撃して和解する。
月光号に戻ると、規則違反で独房入り。ここまでは、まあ、お約束だ。
並みのアニメなら、レントンが一人独房に入れられて、グチを言って終わるところだ。
しかし、エウレカセブンは違った。ここからが本番だったんだ。
3人の子も自分から独房に入って、レントンに謝罪する。
そしてレントンが一人で罪をかぶった理由を「わからない」と言ったエウレカもまた独房に入る。
それは「あの子達の母親を演じる」と同時に、レントンの気持ちを理解したいと思ったから。
いままで関心の薄かったレントンに向かってエウレカの気持ちが動いた瞬間だった。
同時に、レントンとエウレカのボーイミーツガールというそれだけの軽い話じゃなく、
「家族」しいては「人類愛」を描いていくんだという、このアニメの壮大なテーマの本気度と決意を感じて、
見終わったあとで、しばし考え込んだものだ。このアニメは見続ける価値があるなと。 28話
レイ&チャールズ夫妻の、死をいとわない激しすぎる愛の形に打ちのめされるレントン。
エウレカはレントンを励まそうと
「私は何があってもレントンを信じてる。だから何でも話して。私もっとレントンのことが知りたい。」という。
すかさずレントンも「エウレカのことがもっと知りたい。」と答える。
普通の恋人同士ならハッピーな空気になるところ、エウレカは、はたと気付いてしまう。
本当の自分を知られたらレントンに嫌われるかもしれない。
今自分で口にした「何があってもレントンを信じてる。」という台詞がいかに空虚なものだったか思い知る。
「何があっても、相手は自分のことを好きでいてくれるのか?」それは信じられないことなのだ。
好きという気持ちが強いほど不安も大きくなるということ、エウレカは初めて知った。
今後、エウレカに常につきまとう不安だ。
そしてこのアニメでは、最も美しい形で答えを出してくる。 作劇用語でクリフハンガーというものがある。連続活劇のことだ。
毎回、ラストで主人公がピンチになるところで「続く」となる。
昔は、(1話ラストのように)主人公が崖から落ちそうになるなど、物理的な要因でピンチにさせ、
視聴者の心を次週に繋ぎ止めようとしていたものだが、それは早晩飽きられてしまうものだ。
エウレカセブンでは、心理的に主人公を追い詰めて視聴者の気を引いている。
28話のラストを見たら29話を見ずにはおれないだろう。
で、29話でついにエウレカの正体が明かされるわけだが、
「エウレカの正体はコーラリアンだったけど、それでもレントンはエウレカが好きなんだ!」と、
並みのアニメなら、エウレカの過去を語るエピソードで1本作るだろう。
しかしエウレカセブンは贅沢なことに、あらゆる階層のキャラを一度に登場させ、
「他人の評価より、ありのままの君を見てる。」という主題を語る。
交響詩篇の名にふさわしい手法だが、脚本家の力量が無ければ絶対成功しない。
この回のハップもいい味出してて、料理を食べてた皆が気を使って席を離れようとするところで、
手際よく作戦行動の支持を出していく。
きばってエウレカの正体を暴露したものの後始末できずに逃げていくタルホのフォローを買って出てる。
誰もエウレカを追及しようと思ってないのは当然としても、不自然にならない形で人払いし、
エウレカとレントンを二人だけにする。
同時に仲間達がどういう気持ちでいるかを言外に込めて、その場の空気を和らげつつ部屋を出て行く。
1秒の無駄も無い的確な演出に恐れ入る。 今日は1日かけてエウレカセブンAOを見直してみた。
なにこれ?
エゴが世界に争いを起こし、エゴを捨てても、自分を含めて誰も幸せになれない、
それでいいんだ、て、酷い話だよね。
エウレカセブンは世界を信じることで世界が応えてくれる、
好きな人を信じることで幸せになれるってハッピーな話しだった。
でも、50話ラストでエウレカとレントンが帰ってこなかったというオチを持ってきたことで
一番世界を信じてなかったのは監督自身だったってことだよね。
AOの悪いところは、ラストでアオが自分ひとりの判断で物事を決めて、
結果を受け入れて、誰もその結果に良し悪しを語らないこと。
それじゃあ視聴者は「よかったね、アオ」という感想を言えないってことだよね。
ここ重要だよ?
人に見てもらう物語なんだから、最後には視聴者が「よかったね、アオ」と
祝福できるようなラストを用意しないとだめなんだ。
アオ自身が親への反抗から自暴自棄になって他人の思いをふみにじり世界をぶっこわしたってことじゃん。
監督がエウレカセブンの世界をぶっ壊したかったようにも思える。
誰かが誰かを好きになって、正面からぶつかるということも無い。
AOのラストで、フレアとかがアオが大好きだからアオと同じ世界にいたいと、アオと一緒に別時空に飛ばされたなら、
はるかにハッピーなラストになったろう。
でも、幼馴染のナルというキャラ設定が中途半端に邪魔してて出来なかったんだ。 17話
地味だけど好きな回だ。
「笑う門には福来る」という名言を
エウレカとスカイフュッシュのドラマを織り交ぜてさらりと描いてる。
「笑顔でいることで物事がうまくいく」と、エウレカが気付くと同時に視聴者もテーマに気付くという、
話し運びがたまらなく上手い。
ロボットアニメというより脚本の上手さで毎回唸らせてしまう。
ケンゴーとハップの会話とか、エウレカとヒルダの会話とか、日常的で生っぽい台詞のやりとりが、
キャラに親近感をもたせ、異世界の設定に説得力を与えている。
他に、面白そうなアニメを見ようと思っても、キャラ同士の会話に入っていけなくて断念することがすごく多い。 18話
この回も脚本が素晴らしい。
ラストでエウレカがドアをキックするのが驚かせる。
今までレントンは、父が残した阿弥陀ドライブを使い、ニルバーシュを操り、
憧れの女の子だったエウレカを救出したり、完全にヒーローの座を得ていた、と思い込んでいた。
その自信が揺らいでるときに、エウレカからニルバーシュを任されても困惑する。
エウレカも思いつめた上での相談をレントンにしたのに拒絶されたと感じてしまう。
こういう人間関係のドラマを丁寧に描くことができたのは、エウレカセブンが最後だったろう。
視聴者も人間ドラマが好きという人じゃないと次週までついてこれないだろう。
この後何週も憂鬱な展開が続くというのはTVシリーズではもう描けないだろうな。
しかしエウレカセブンにとっては、どれも外せない重要な回なのだ。
エウレカがひとつひとつ人間的な感情を得ていく過程でもあるから。
次回、エウレカは様々な感情が整理統合されるまえに、人格が壊れていくことになる。
ちなみに、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七つの感情をエウレカが得ていく話しと思っていたが、
それを明示的に示唆するようなエピソードは無かった気がするな。
脚本家の頭にはあったと思うのだが。 44話
ワルサワを訪れたイズモ艦長とドミニクのやりとりがとてもよい。
部下との短い会話の中でも、互いの人間性がものすごく感じ取れて見ごたえがある。
ワルサワ上空で着陸許可を待つイズモのコクピットで、
ドミニクが着陸を急ぐよう艦長を呼んだ時、艦長がドミニクを無視して着陸要請をするくだり、
台詞には無くても互いにどういう感情を抱いてるか、演技で伝わってくる。
車で研究所に向かう途中、雨の中、車を降りる艦長と、それにイラつくドミニク、
艦長を思い測る部下と、短いシークエンスの中で濃密な人間関係が描きだされている。
緊張感にぞくぞくして、何度も見直してしまう。
シリーズ終盤でスケジュールもきついだろうによく丁寧に作ってると思う。
最近のアニメは絵が綺麗だけど、台詞はただきどってるだけで人間ドラマを感じさせるものは少ない。
いくらスタイリッシュに決めてても、ドラマに見ごたえが無いと緊張感が無いし印象に残らない。
AOなんて、エレナに複雑なキャラ設定をしてるわりに、ドラマが薄いから感情移入もできない。
ただ水着見せたりのサービス要員がわちゃわちゃやってるだけで。
キャラが背負ってるものについて共感できない。 AOが大変面白くないので、どのへんが面白くないか具体的に書いてみる。
まず、沖縄を舞台にして独立話を持ってきたこと。
ウヨサヨ関係なく、沖縄独立を設定した場合、そのオチとして、
「独立して本当によかった」か、「独立したのは失敗だった」か、
必然的にどちらかの結論を作品内で導かなくてはならない。
どちらの結論を出そうと、気分を悪くする視聴者がいるはずだ。
企画段階で想像できなかったのか、あえて問題提起しようと思ったのか。
あえて問題提起したんだろうけど、結果的に誰からも褒められた評価を得てないんだから、
エンタメとしては失敗なんだよ。
だいたい、沖縄独立で揺らぐ島民の心情を描いたとして、主人公には何の関係もない設定でしょ。
主人公が沖縄生まれだから「沖縄で生まれ育ったから、沖縄が好きなんだ。沖縄を守りたい。」って言わせてみても、
そうとう無理がある。しかも差別されて育ってる設定なのに。
これが、「沖縄で生まれ育ったナルと、一緒に過ごした楽しかった島の思い出を守りたい。」というなら、
そこには他者との”愛”があるので、主人公の行動原理になる。
しかし、本編では、早々にナルを主人公から引き離して、再び和解させるでもなく、愛し合うでもないままラストを迎えてしまった。
物語を作るという意味を理解してないバカの思いつきが、
どういうわけか企画会議で通ってしまったということ。
「作品世界を壊していけば目新しくて面白いアニメになる」というのが、そのバカの思いつき。 AOのダメなところ。
アオとナルの関係が意味不明。
まともなストーリーなら、
差別されてる外人のアオを、幼い頃からナルがかばって、大切な友達になったという、
具体的な回想エピソードを1話から入れるべきところを何もなし。
台詞だけで友達だと説明してるだけ。
後になってナルの病気の原因が過去のスカブバーストだとわかったところで、
アオと関係のないエピソード。全くありえない設定。
そのとき、ピンチのナルをアオがたすけた、とやるのが普通のストーリー。
もっともアオとナルがカップルになるわけでもない、ただの幼友達らしいので不要かもしれんが、
それならナルの存在自体が不要。
劇中のアオの視点が、バラバラになって定まらなくなるだけ。
ナルがトゥルースとカップルになるなら、まだ二人の存在意義はあるが、
それも中途半端。
ストーリーの先に何が起こるか視聴者に期待させなければいけないところを、
期待もさせずに、いや、期待もしてない方向にストーリーを運ぶという愚かさ。 「この世界は間違ってる。自分はこの世界の住人じゃない。本当の世界を探したい。」って、
キャッチーなテーマをAOのスタッフは思いついたかもしれないが、
なんでその台詞を主人公じゃなくて、脇役にしゃべらせてるの?
1話からその台詞を主人公がしゃべってたなら、
沖縄独立ネタも「間違った世界の話し」として納得できたはずだ。
でもそれじゃ、ネタバレになるとでも思ったのかな。
レントンは1話から「まだ生まれて14年しかたってない。この世界を何もしらない。」と、
くどいほど言ってるが、それは「このアニメの設定は謎が多いからそのつもりで」という説明でもある。
なんらかの説明があれば視聴者も納得できるのだ。
なんの説明もなく奇妙な世界観を提示されたら、困惑してイラつくだけ。
主人公が自分を取り巻く環境(沖縄独立・外人差別)をどう感じてるのか、それをまず1話から説明しよう。
モンスターが襲ってきてから「うそだうそだ」と言わせても、
それはその場の状況説明であって設定の説明になってはいない。 AO2話のダメなところ。
1、アオが戦闘中にピンチになったとき、ナルの「アオ、泣かないの」
2、アオとフレアの出会い。
3、アオ「島を守ったつもりなのに、俺が外人だから、バケモノが現れたのは俺のせいなのか?」
4、ナル「夢でみた。アオがウミキョンチュで戦ってくれた。10年前、ウミキョンチュが守ってくれた時と同じ。」
意味深な台詞が全部浮いてる。
まだ2話なのに、どうやったらこんな酷い脚本が書けるのかわからない。
1、アオは戦闘中に島にいるナルを守るということを少しも考えてないので、ナルのうわごととリンクしない。
2、フレアと出会ったアオが、頬を赤くしたくせに、アオがフレアにどういう感情を抱いたか何も描かれてない。
3、自分は外人だから疎外されてるとアオが感じてる描写が、1話から何も描かれていないので唐突。
4、ナルは、アオよりウミキョンチュに興味があるらしい。
レントンがエウレカに一目ぼれしたことに比べて、
AOは舞台設定となる土台がぐずぐずで、軸足をどこに置いたらいいかわからない。
展開がいちいちいきあたりばったりで素人くさくてイラつく。 感情移入というのは、
登場人物の誰かの目線に立って、この人の行動を応援しようと視聴者が応援すること。
AOは、視聴者が応援したいと思える人物が全く登場しない。
アオにしたって、これからどうしたいのか、ナルやフレアとどういう関係になりたいか、
全く描かれないのでどうしようもない。
ありとあらゆることを「謎」にして、視聴者に「展開」や「オチ」をわからせないようにする作戦なのだろうか?
あらゆることを曖昧にすれば、そりゃあ視聴者は展開を予想できないし、オチもバレずにすむだろう。
では、物語として面白いのかというと面白くは無いわけよ。
AO2話ラストで、レントンみたいに、アオにこんな台詞を言わせてみたら少しはドラマチックになったかもしれない。
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ナルは、俺にとってかけがえのない幼友達だ。
外人の俺は、なにかにつけて島の大人達から冷たい目で見られていた。
でも、ナルだけは、いじけそうになる俺を支えてくれていた。泣いたらダメだと教えてくれた。
ウミキョンチュを見つめるナルの瞳の奥に、今まで俺に見せたことのない何かを感じた。
なんだか急に、ナルが遠い存在になったような気がした。
そういえば、フレアって名乗ったあの女の子、
フレアが俺を見つめていた時の瞳の奥にも、今まで感じたことのない何かを感じた。
その何かを確かめるのが怖くて、俺はフレアの手を握り返すことが出来なかったんだ。 AO3話のひどいところ
フレア達が車で移動中、瓦礫に埋まってるママを助けてと女の子がかけよる。
「チーフが行って来い」というまではいいが、
その後フレアは、「アレルヤ取ってくる」と走り去ってしまう。
大の大人二人は、肩を組んでどこかへ歩いていってしまう。
場面転換してレベッカひとり自衛隊と会合。
ここで言いたいのは何なの?
ゲネラシオン・ブルは臨機応変に民間人を救助するヒューマニズムあふれる人達、じゃなくて、
自分勝手に行動するクルーに振り回されるかわいそうなレベッカ?
で、エレナともどもカラオケ歌って帰るおちゃめな人なの?
肝心の、ママを救助したのか描写は一切無し。
ここまで殺意がわく脚本って滅多に無いよ。 AO3話のひどいところ
Bパート
アオが捕まってるところに、イビチャが髪の青い少年を探して尋ねてくる。
で、面白くなりそうだったのに、どうでもいい沖縄独立ネタが割り込んできて、
イビチャは傍観してるだけ、って何なの?
アオはとても大事な存在だとイビチャは知ってるはずだよね?だから会いに来たんだよね?
巨大Gモンスターが現れた後で、じっちゃんの家が焼き討ちにあってるエピソード入れても、
バランスがおかしいでしょ。
アオが再びウミキョンチュに乗る動機にしても、
「守るのかよ? バカな大人たちを!」
「乗りたくなんかない。乗れば本当に宇宙人だ。でも、乗らなかったら後悔する。あんたの親父みたいに。」
「俺は子供にすまないなんて言いたくない!」
ていう台詞、それ、変だからね?
親は親なりに一生懸命になってて、結果、子供を不幸にさせたとしたら、
やはり親として子供に謝るだろう。
親の謝罪をどう受け止めるかは、子供の側の問題なのだ。
子供に謝るような親になりたくないというのは、親の努力不足を非難することで、
親がきちんと努力すれば、子供に謝罪することなく、なんでも解決できると思うこと。
とても乱暴で非現実な主張だね。
アオは、外人という立場から目を背けて生きていた。
でも、島や家が破壊されるに至って、自分の出生の秘密を直視するために、ウミキョンチュに乗るわけでしょ?
「乗れば本当に宇宙人だ。でも、乗らなかったら後悔する。ママが俺をこの島で産んだのは間違いなんかじゃない。」
「俺は親からごめんねなんて言わせない!」
と、親であるエウレカの存在をリスペクトすべきなのだよ。 AO4話のひどいところ
Aパートはまだしも、Bパートは酷いってもんじゃない。無いほうがマシ。
ストーリー作れない人間に脚本やらすなよ。
4話は、アオがゲネラシオン・ブルに志願する話しなわけだが、
Aパートの後で、アオはスカブやシークレットと戦うゲネラシオン・ブルに参加することで母であるエウレカと同じ道を行ける、
というわかりやすい動機を得られるのに、なんで那覇でちんたらする話しが必要なの?
沖縄の状況説明なら、4話ですることじゃない。4話は、もっと熱く盛り上がる展開にすべきだ。
Aパートラストの爆発で、一時行方不明になったアオ、という話しを作るにしても、
じっちゃんとイビチャが呑気にアオの進路相談とか、状況を意味不明にしている。
アオが行方不明なら、死んでるかもしれないということだろ?
その頃アオは、助けてもらったという知らない男と那覇にきている。
理由は、知らない男が「来てみたかった」だあ?
知らない男に連れて行かれた飲み屋のおばさんにスパイされ、
スパイされた後にも関わらず、そのまま知らない男の仕事場に行くと、
イビチャやナルが待ち構えていて、居場所が知れたのはハッキングしたからという気持ち悪さにもかかわらず、
アオは何の葛藤もなくあっさりゲネラシオン・ブル入りを決める。
冒頭で連合軍が勇んで登場してきたわりに、戦闘もしないで逃げていく。
アオの目の前に連合軍のIFOが迫ってるのに、ニルバーシュの隠し場所までどうやって戻った?
ラストでアオをおたふく顔にして、何か面白いか?
ノアがくさいとか、どうでもいいでしょ?
コンテ切ってる段階でおかしいと気が付かないのか?
なにもかもが適当なんだな。 AO5話のひどいところ
舞台が変わってちょっと新鮮味が出たかと思いきや、
特に何のドラマも無く終わってしまった。
4話でさー、イビチャは昔、エウレカに助けられたとか言ってたよね?
それ、アオには秘密なの?
イビチャも、アオからエウレカの詳しい話し聞きたいとは思わないの?
アオも、ニルバーシュのことをゲネラシオン・ブルの人からもっと聞きたいと思わないわけ?
社長もアオには関心無いわけ?代わりに、3人の密航者と会ってあっさり雇用しちゃうし。
社長と3人の密航者は、本社の中でアオと顔を合わせないっておかしいでしょ。
本社に来たアオは、そこでいろいろ知らないといけない情報があるはずなのに、
視聴者にも何も明かさないって、ありえないって。
アオの網膜の件も、たいした伏線でも何でもなかったじゃん。
髪の毛が青い理由は、「母ゆずりの個性だ」で終わらせてるし。
そうじゃなくて、この世界では、母であるエウレカがどういう存在なのかを説明しなよ。
どうしてニルバーシュと呼ばれているのかも説明しないと意味が無い。
フレアがアオに「何しにきたの?」って問い詰めてるけど、それ視聴者の台詞だから。
ブルーノがアオに「帰ったほうがいい」と忠告してるけど、
それを受けてアオが何か決断するべきなのに、決断の内容を何も描写されないまま、
なしくずしにイビチャに制服に着替えさせられ、船にのるアオ。
アオに何か言わなくていいのか?というレベッカの問いに、
イビチャは「自分からこの船に乗ったんだから、何も言う必要はない」とかいうけど、
前回までアオを探してスカウトしようとしたのイビチャだろ?
イビチャがアオに今後の大事な指針となる言葉をかけ、アオが決意の言葉を返すことで、
ドラマが一層盛り上がるんだと文句いってもしょうがない。
そもそも脚本家が、ドラマをつくれない無能ってことは今回でよくわかった。
そして次回、いよいよ無能な脚本によって、作品世界が破綻していく。 AO6話のひどいところ
アオ「やっぱり、必要とされてないのかな。俺、何も知らないし。」
って、ここでアオが言う台詞じゃないよ。すごく違和感。
そもそも、アオは、期待されてたり必要とされてゲネラシオン・ブルに参加したわけじゃないじゃん。
自分から組織の役に立ちたいとゲネラシオン・ブルに参加したわけでもないはずでしょ?
4話で、「ニルバーシュに乗れば、母さんのたどった道がわかるかもしれない」と言ってたでしょ。
でも、6話Aパートではゲネラシオン・ブルの作戦を遂行するために来たみたいなこと言ってて、
どうにも各話ごとに主人公の動機がブレブレで困る。
各話ごとに勝手に脚本書いてるわけですか?
ここでアオが口に出すべき台詞は
「俺が母さんの後を追おうとしてニルバーシュに乗っても、みんなの役には立たないのかな?」だろ。
ニルバーシュに乗って母親の軌跡をたどることが、アオにとっての重要かつ個人的な問題であり、
必ずしもシークレットと戦闘しなければならない必要性は無い。
だからもともとアオは、ゲネラシオン・ブルに必要とされている存在ではない。
この点を曖昧にしたままだから、おかしな脚本になってしまっている。
クリエの説教も、アオを死なせたくないことを、アオが必要な存在であるかのように混同している。
しかしアオがシークレットを倒すことで、誰かの命を救い、悲しませないことにつながるならと、
アオが戦う理由を見出す。そして結果を出し、アオはゲネラシオン・ブルに必要とされる存在となった、
けして必要とされてるわけではなかったアオが必要な存在になった、というのが今回のテーマになるはずだ。
その線で前回から流れを作っていればもっとドラマチックな演出が出来ただろう。
で、最後にトゥルースなる強敵らしきものが現れるが、全然ワクワクしないのはなぜなのか? AO7話のひどいところ
なにもかもが酷い。
一瞬たりとも酷くないシーンが無い。
脚本家に才能が無い以前に、やる気が無い感じ。
上から適当な指示されて、面倒くさいなーと思いながら、
新キャラや謎っぽい設定をちりばめて、ハイできましたって提出して、
それをまたやる気の無いスタッフが適当にコンテを切ってるという。
面白いアニメを作ろうという意欲が何も感じられない。7話目にして、完全に諦めたのか。
おそらく、トゥルースというキャラが居れば、もっとファンを獲得するだろうと、
誰かが強引にキャラ設定して、ストーリーに組み込めと指示したのだろうが、
他のスタッフは誰もトゥルースに魅力を感じて無くて、
それでも上からの指示だからと、後先も考えず、やる気の無いまま最低限の仕事だけしてみました、
というところだろう。
とどめとして、ナルのほうからトゥルースに接近したことで、物語上のナルの機能が失われ、
まだ面白くなる余地のあったAOの土台がガラガラと崩壊してしまった。
ナルがトゥルースの理解者の立ち居地になるなら、それ自体は悪いとは言わない。
かわりに、アオの理解者となるキャラが必要になる。
フレアが候補だったが、曖昧に終わってしまったのが、また面白くない要因。 AO7話の面白くない理由がわかれば、面白くすることは簡単にできる。
フレアをアオの理解者として、明確にポジショニングすればいいだけ。
で、以下のように修正すればOK
---------------------------------------------------------------------
Bパートで、ベッドで目覚めたアオに付き添っているのはフレア一人にする。
フレアが一通り経緯を説明する。
アオ「よかった、夢だったのか」
そこに、エレナが入室して、アオの回復を喜ぶ。
エレナ「フレアに感謝しなよ。ずっとアオに付き添ってたんだから。」
アオ「フレアさんが?」
エレナ「そうそう、沖縄のニュースサイトでこんなの見つけたよ。」
フレア「それはダメ! レベッカさんに、アオに見せるなって言われてたでしょ?」
エレナ「でも、アオったらうわごとで、ナル、ナルって言ってたよね。このニュースの子だよね?」
アオ「ああ?!」
フレア「エレナ! 後で話があるから! 部屋から出てって!」
エレナ「なに急に怒り出してるの〜?」
アオ「……ナル?……夢じゃなかったのか?」
フレア「アオくん、聞いて。シークレットと戦って、ブルーノさんが犠牲になって、
今また、正体不明の敵が現れて、故郷の幼なじみが変な事件に巻き込まれて、
わからないことだらけで、アオくんも辛いと思う。
後のことはあたしとエレナでするから、アオはすこし休暇がもらえるように頼んでみる。
だから今は、ゆっくり寝てていいよ。」
アオ「……寝てなんか、寝てなんか居られるかよ! ナルがあいつに……! う!痛てて」
フレア「アオくん! まだ傷が治ってない! 無理に動いても余計に悪くなるだけだから! アオくん一人じゃ何もできやしない!」
フレアは、アオの手を掴み、ベッドに押さえつける。
そこを覗き見するエレナ。
エレナ「え?逆ナン?」
--------------------------------------------------------------------- AO8話のひどいところ
とくになし。
この脚本家でシリーズ構成してもらえばよかったのに。 AO9話のひどいところ
アオ関係のドラマは及第点として、
トゥルース、アゼル、ナカムラ関係のくだりが絶望的に面白くない。
ドラマが無くて、単に設定や関係を説明してるだけ。
だから見終えた後に何の印象も残らない。
トゥルースの人物像が掴めないままだし、ナカムラの人物像にも共感できない。
ラストで、そのナカムラがトゥルースに誘惑されたからって、別にどうでもいい感じしかしない。
ナカムラがいくら国を憂いて日本のためにといろいろ主張して行動を繰り返しても、
エウレカセブン45話のホランドの台詞を借りれば、
「むしずが走るんだよ。そんなおりこうちゃんな話は。」となる。
ナカムラ個人が、誰かを愛していて、日本がこのまま没落すると愛する人が犠牲になる、
というようなバックボーンが無いと、ナカムラはただの狂信的愛国者にすぎない。
だれがそんな薄っぺらい人物に共感できるのか?
キャラに共感できなければ、ドラマにはなりえず、視聴者にとってはただ無意味な時間が過ぎていくだけだ。
その点、エウレカセブンの脚本家のほうがドラマ作りをきちんと理解している。
AOの脚本家の底の浅さを露呈してしまっている。
エウレカセブンという素晴らしいお手本があるのに、なぜ最低限のドラマも作れないのかと。
たとえば、こんな設定でもいい。
日本の民間機を米軍が誤射してしまい、民間機は海に墜落、乗っていたナカムラの婚約者は溺死してしまう。
ナカムラは真相究明を訴えたが、日本のことなかれ主義のよってただの事故として処理され米軍の責任は問われなかった。
そして、日本の弱腰外交を憎むようになった。
ナカムラが海で死んだ婚約者のために、海に花束を投げるようなシーンがあれば、もっと印象的でドラマチックになったはずだ。 AO10話のひどいところ
トゥルースの出番が不要なことと、アオが怯えるシーンが無意味なこと以外は、
とくになし。
きちんとドラマが出来てると安心して見られる。
AO11話のひどいところ
この脚本書いた人は頭おかしいのかな?
なんで脚本の仕事もらえたんだろう?
これを面白いと思う監督もプロデューサーもくるくるぱーだったと確信した。
おそらく、脚本家本人はこの話しが一番作りたかったんだと思われる。
それも、ノリノリで完璧なシナリオが出来たとほくそえんでたはずだ。
放送時には、酒でも飲みながら良い気分で自分の仕事にご満悦していたことだろう。
うん。 AO10話〜16話
月光号やエウレカ登場で、エウレカセブン好きなら思い出補整で一気に見ることはできる。
でも、脚本は大味で隙だらけ。
シークレットが、宇宙の異物を排除する存在なら、
エウレカとアオ個人に対しても攻撃するはずだけどそんな描写なかったよね?
エウレカがスカブという設定はまだ秘密だとしても。
トゥルースがエウレカとアオをつけ狙う理由がそれなら、さっさと殺せよという。
無駄にチートキャラ設定するから、シナリオの筋が通らなくなるんだよ。
14話でコーラリアンの説明をナルがしてるけど、
ナルはトゥルースに洗脳されてるかもしれないから、ナルの説明はウソ設定かもしれない。
エウレカセブンを知ってる視聴者は本当だと知ってるけど、ナルに設定の説明をさせるべきではない。
アオもなぜ素直に真に受ける?
エウレカが自分でアオに説明すべきこと。
で、アオはナルに逃げられてゲネラシオン・ブルに戻るけど、
アオの意識が仕事とナルとエウレカと焦点が分散されてしまう。これはマイナス。
もうナルのことは忘れていいじゃん?
16話のAパートで出撃したアオがなぜかテントで眠りから覚め、Bパートで再びテントで目を覚ましたのは意味がわからない。
寝なおすほど、作戦時間が長いのか?Aパートで、融合爆裂まで13時間って書いてあったよね?
補給基地に寄るたびに睡眠薬で寝てるの?
なんにせよ同じ演出を繰り返す意味もわからないし、作戦行動中なのに流れが悪くなる。
出てこなくてもいいナルがきもいキャラになっていくのも見てて不愉快。 一人で書いてるのかい?
エウレカセブンのクオリティーのたかさ、AOのダメダメさ、そのとおりだと思います。
また、昨今完全オリジナル、ロボットものでここまで作り込んだ作品はもう無理かもという意見も同意です。
ガンダムでさえボロボロですからね