昭和時代の歌謡曲は3分30秒前後のものが多い。
なぜなら、EPレコードの収録時間の関係。

アナログレコードは内周面に行くと音溝が効率よく刻めないため音質が悪くなる。
レコードの回転は原始的にCAVだからね。

高音質を追求するためには、音溝の刻み幅を広くしなければならない。
ただ、スペースを取るので、収録時間が短くなる。
収録時間を長くするのには、音溝の刻み幅を少なくしなければならない。
それをすると、音質が犠牲になる。

高音質を追求するためには、音溝を大きく刻む分、レコード盤の直径を大きくしなければならない。
25cmや30cmの45回転盤が出ているのはこのためだ。