>>86
作曲家の作品集という企画だから
単作品で売れる売れないの話をするのがおかしい。
要はその作家にとって
どれだけそれらの作品が重要かということ。
単独のアルバムとなるとまた話は別。


コロムビアの劇伴盤シリーズ
『オリジナルBGMコレクション』ブランドが設けられたのは
その作曲家連作からだが、
この時点(79年夏季)で旧作の劇伴盤は
キングのウルトラシリーズくらいしかない。
その後、コロとキングから旧作の音盤化が盛んになるが、
東映アニメはほとんどなく、
「グレンダイザー」「デビルマン」
「キューティーハニー」「ゲッターロボ」が
81年春頃に発売され、
「マジンガーZ」は83年の暮、
旧作の発売自体がすでに稀になってた時期だった。
これから察すると、
東映アニメ作品にマニアの支持が低かったか、
東映アニメ旧作の音盤化に権利的な困難でもあったかだと思う
(ちなみに東映特撮は「仮面ライダー」が一作目からV3までのものが84年秋に発売、
それ以前は「仮面の忍者赤影」が79年に発売されたきりだった)。
設定資料集にしてもさしてかわらず、
映像では「仮面ライダー」のビデオソフト発売(84年秋)に対して
メーカーは「昔いくら人気でも今観りゃチャチ」と、消極的だったとの話。

人気(評価)=商品価値が低いのは
東映作品全体に対してであったと思われる。