やなせたかしの やさしいライオンを手塚のポケットマネーで制作した
という件が噂として業界に広がっていてそれで我もとたかりにきたの
かもしれないな、何しろあれは賞も受賞もしたからな。
 1970年第24回毎日映画コンクール・第8回大藤信郎賞
 1970年第12回児童福祉文化奨励賞
  あの やさしいライオン は賞をとってすぐだったかな、
そのちょと前だったか忘れたが、テレビで放送されたんだ。放送局は忘れた。
それを観てて、ちょっとだけジャングル大帝っぽいなと思った。
たしか最後がディスコミニュケーションによる予想通りの悲劇で終わったところ
など、手塚の好みなのだろうとも思ったね。
シリーズ作にするはずだったのに、虫プロの経営が傾いたためだろうか、
手塚治虫の懐具合が悪くなったからなのだろうか、続編は作られずじまいになった。