シモーヌ達の行く先としては、パリが比較的北部にある事からフランス北部沿岸に出て船で
イギリスや新大陸のアメリカを目的地とするか、危険を冒してフランス国内を南下して
山岳部に身を潜めながら、第18話「アルプスの老騎士」で知り合ったスイス国境の砦を
護っている老騎士に匿ってもらえるように交渉する。

それが無理ならばシモーヌ達だけでスイスを経由してマリー王妃の遺児達に取っては第2の故郷であり
亡き母の故郷でもあるオーストリア帝国に逃げ込んで事情を話して匿ってもらえるように交渉する
二つの方法が確実性の高い行き先として考えられると思う。

そして、それも無理ならば遺児達とダントンだけでも身の安全を確約させた上で、オーストリア国内に残して
シモーヌとロベールの二人は行く宛てもなく追跡隊を交わし、逃れ、時には剣を交えて退けながらの辛い逃避行を
続けてながらも二人の愛を育んで行くと言うダークトーンなストーリーしか思いつかない。