とりあえず数字つける。

>>41
まずいいたいのは、
仮にお宝の物語が破綻してたとしても、風魔が破綻してない理由にはならない。
それにお宝は、いっちゃなんだが低いレベルの物語性で終始進み、オチは落ち着くところに落ち着き、
広げた風呂敷と結末とのバランスでは、物語として整合性のある終わり方になっているので破綻などしていないといえる。

それに、お宝での五右衛門の扱いは、刺身のつま程度のサブストーリー。
その動機付けにはこのくらいの単純さが合っているし、キャラクターの動機として筋が通っていて無理がない。
近年のテレスペを見てると、キャラクター全員が活躍しなければいけないという縛りでもあるんだろう。
お宝ではメインに五右衛門のサブストーリーをからませて、そのあたりの制約(?)を上手にクリアしていた。
3人でいっしょに活躍するよりも物語にメリハリがついたといえる。


>お宝返却は風魔よりは物語性にウェイトが置かれてるが
これは結果であって、制作当初の意図ではない。
だからこそ、なお風魔のまずさを指摘してるようなもん。
濃い物語性のある作品を作ろうとしたけど失敗しましたってことだから。

風魔では、ルパンが脇で五右衛門がメインだ。これは企画段階から決まっていたこと。
そして五右衛門のキャラで結婚という、いかにも五右衛門らしくない選択をしたところで、
ものすごく大事なテーマ性をはらんだ設定。

あだ討ちは他人事なだけに、儀に厚い侍気取りの五右衛門が戦う動機としてとしては十分説得力がある。
しかし結婚は、究極のプライベートだ。 しかも人生において一度あるかないかの大事変。
その大事変を、古風な変人である五右衛門というキャラクターの視点でドラマ性を持って描かないでどうする。

もし、本当にスタッフが風魔一族と戦わせるだけのために五右衛門を結婚させたんだとしたら、
先付け設定に説得力もテーマ性も付加できなかった=ハリボテ作品だということの根拠にしか、やはりならないよ。