ダイモスは前作のボルテスの「大河ドラマ的要素」をさらに押し進めた内容で
高年齢層の視聴者にも見応えがあったのは確かだろう。
それに対してダルタニアスは明らかに前半はそれ以前に回帰したような一話完結になり、
さらに主人公も話もコメディタッチにとガラッと変わってしまった。

おそらくこの前半のノリに失望して途中で見るのをやめてしまった人は少なくなかったのではないだろうか。
そして後半のハードな展開を知らぬまま前半の印象だけで作品を評価し、またその評価に引きずられてしまった人も。

まずはそういう偏見みたいなものを取り去らないと「ダルタニアス」という作品の真の評価は出来ないのかもしれない。