破綻してるように見えるのは因果応報が理屈ではないからだろう。

昔の怪奇漫画で、何の欠点もないヒロインが悪霊に取り付かれて
その悪霊に酷く怨まれてるらしいのだけど、本人にはまったく身に覚えがないという話があった。

よくよく調べてみると、そのヒロインの先祖がお殿様で、その昔残酷な方法で殺した家来が
悪霊の正体だったというオチだけど、親の因果が子に酬いというか、これは普通に考えて理不尽な話だからな。
理屈の通らないところで不幸な目にあうという典型例のようなところがある。

この話の場合、息子があまりいい人ではないから理不尽さは軽減されてるけど
それでも理不尽なことに変わりはない。