各マシーンの奇抜な形状やスピード感に溢れるレースシーンにも驚かされたが、いちばん度肝を
抜かれたのは、ビッグギャリーだ。

西園寺チームの各個人マシンにさくらのマシン、チームドライバー5人にさくらと西園寺博士、
西園寺チームのマシンを調整・メンテナンスするスタッフまで収納して、世界各地のどこにでも
現れる超大型メカだ。
多分、中にはさくらのメカを含めた6台分のメンテナンス工場から、総勢で20名近いと思われる
全メンバーの居住空間と負傷した際の医療システム、全員の腹を満たすだけの高機能キッチンと
食材貯蔵保存庫まで揃っている事だろう。

だが、コレって基本形態は地上走行タイプになってるけれど、公道は絶対に走れないよね。
日本国内は元より欧米各地の公道でも、多分無理だろう。

そして、何よりこのメカが空を飛んできたシーンには唖然としたモノだ。
基本形態は地上走行タイプながらサイズが大き過ぎて走れないため、レース場最寄の地点までは
飛行形態で飛んで行って、レース場近くで着陸して地上走行タイプに変形して最低限の距離だけ
走るというのは理に叶っているといえばそれまでだけれど、それにしても、あのデカ物が空から
地上へ降りて来るシーンは、何度見ても驚いてしまうね。