207ですけど >>210さんに少し補足させてもらいますと
60歳を過ぎた野沢さんのお芝居は 確かにとても巧いんだけれど、
若い40代の頃のハツラツさとか息づかいみたいなものは82年版だけの楽しみ
だったという意味で「新鮮」だったと書いたんですよね。
若いときの芝居は、再演しても同じものは二度と出来ないという意味で。
映画「ローマの休日」で池田昌子さんは6回ほど声を入れているんですけど
同じような理由で最も若い頃の初アフレコ版が好きだと「徹子の部屋」で
おっしゃっていました。

82年版の方が好きだと言う方は 両方を見た上での感想を言っているのに対し
98年版擁護の人は 82年版を知らずにいっている場合が多いかも知れないなと
思いました。だって残っていないわけですから。 
みんな「98年版もよくできている」とは思っているんですよ。
でも本来オリジナルが存在して、仕方なく制作する羽目になった「リメイク」
であるというのは、そういう運命にあるんですよ。これは別の作品です。

要は>>202さんが書いたようにオリジナルを知らず、比較する対象がない人は
或る意味幸せだということかもしれません。
知らない方は「亡くなった城達也さんや高木均さんの名演にもう一度触れたい」
とは思わないわけですし・・・。
日本語版「トムとジェリー」も同じような感じでしょうか。