・・・内容も素晴らしく面白い。国民的キャラクターとなって、日曜日の6時30分に必ずブラウン管
に映し出される。国の事情が少し変わろうが、多チャンネル時代が到来しようが、日曜日のこ
の時間は、この作品が映っていなければならない風潮がある。これが映っていることによって
、日本はまだ安定していると思い、我が家も安息の日々を送っていることを認識できるのだ。
とにかく、いつもその週にその時間には、その番組でなければならないのだ。
実はタイムボカンシリーズもこの例に等しく、土曜午後6時30分に映っている番組だったのだ。
しかし、その習慣性を失った「イタダキマン」は、時間帯の変更によりガクンと視聴率が落ち
たのである。そして、悲しいことに、その数字は二度と上昇することなく低迷を続けた。
当初「オシャカマン」というタイトルにする筈だったが、オシャカはイコール終わってしまう
意味もあるからと、「イタダキマン」 (視聴率いただき) の願いも込めてスタートした作品で
はあったが、その終わりの日が近いのも予測ができた。そして、今まで通常52本 (1年間) だっ
たのがわずか20話にして、ついに「イタダキマン」は終了したのである。
「イタダキマン」の終わりは、タイムボカンシリーズの終わりということも意味していて、1975
年以来、8年間、7作品でこのシリーズは幕を引いたのである。

「どうして!」「まだまだ続けられるのに」

スタッフの動揺も大きかったし、毎週の生活のリズムが変わるのには困惑した。おろかぶは目に涙
をためて、「オロカ…ブ」と扇を高々と振っていた。

(略)

(MSNジャーナルにて連載されてた笹川氏のコメント)


そういや、wikiのイタダキマンの項目がなぜか「半保護」。何かあったのか?