徐々に本来の調子を取り戻しつつあった平野だが、
残り数試合になって、具体的な最終ポイントの計算ができるようになってからおかしくなった。
チャン・リリーとの一戦も勝てる試合を逃した。
早田との一戦でも全く本来の卓球ができていなかった。
ポイントには関係しないことがわかっていたチームワールドカップでは、
チョン・ジヒに圧勝したにもかかわらず、T2ダイヤモンドでは逆転負け。
そしてノースアメリカンチャレンジでの最終決戦でも完全な気合い負け。
−650ポイントさえなければ、結果はまた違ったものになっていたのかもしれない。
ポイントのことなど気にすることなく、攻撃しまくる平野を見たかった。