>>534
それ歯根過長。
不正咬合とは厳密には違うけど併発はしやすいよ。

歯根過長は歯の根っこが伸びる病気で、下顎触ってゴツゴツしてるなら歯根が顎骨を突き破ってる。
ある程度で止まる場合もあるよ。
下顎で起こってるということは上顎でも起こってる可能性アリ。
上顎の方が厄介で、骨を突き破った歯根が鼻腔を塞いで鼻呼吸できなくなったり、眼球を圧迫して涙が止まらなくなったり目が飛び出したりする。
うちではこれにかかったメスがいて、ずっとフガフガ言ってた。3歳3ヶ月の短い人生だったけど、そのうちの半分が病院通いだった。

ウサギなら抜歯もできなくはないけどデグーのサイズでは顎骨が割れて泥沼化する可能性がある、ということで臼歯不正咬合を切削することと呼吸がひどい時はネブライザー治療をするに留まったけど、
3週間ごとに怖い思いをさせてそれでも状況が良くなるわけではなく、延命はできたんだろうけどただ苦しい時間を1年半も与えただけだったのかも・・・と思うと病院通いが正しい選択だったのかいまでも考えてしまう。
ずっと口呼吸で全身を収縮させて必死に息をしていたのが、亡くなったあとは(当然だけど)すごく穏やかな表情に見えたから尚更ね。

今も5匹いるうち1匹が下顎の歯根過長なんだけど、不正咬合もないし呼吸困難もないのでまだ救われてる。