亡骸は翌日ペット火葬業者に火葬してもらった。
小さな愛ハムの骨はつかめないほど細かくて、だけど少しも拾い残しがないように最後の最後まで骨壷にいれてもらった。
こんな思いをするのならペットなんて飼わなきゃ良かったと思った。
だけど、愛ハムのくれた思い出は私にとっては忘れられない素敵なものだった。
骨壷は帰省したときに持って帰って祖母に供養してもらった。
先生には火葬後お菓子を持ってお礼に行った。
先生は、すぐに手術を決断してくれたことが嬉しかったからと言って、手術代を全額受け取らず、器具や薬品代だけで大丈夫だと言ってくれた。
深夜の急患だったのにもかかわらず、先生はとても良くしてくれた。

私の携帯にはまだ愛ハムの日記として撮影していた動画があるが、愛ハムが亡くなってから1年以上経つ今でも、再生できずにいる。
どんなに小さな命だって、あの子は私の子供で私はあの子のママだったのに。
私はまだ、後悔の念から逃れられないでいる。