連日の夜勤で疲れていたのだろう
風邪も引いていた
今さっき餌をやろうと手に乗せたハムスターが全力で俺の手を噛んだ
しばらく噛みついていた
数十秒噛み続け、そして噛むのを辞めて、床に落ちたハムスターを
俺は無意識にガラス瓶で潰してしまった
口から鼻から血が噴出していた
俺はしばらく自分が今何をやったのか…信じられないでいた
自転車を走らせ、近くの川原で血にまみれたハムスターを葬った
線香に火を点け、種とペレットを川に撒いた
手を合わせて目をつぶると、もう、嫌悪感と罪悪感と
悲しみと、もう、言い表せない感情になってしまった
こんな飼い主で本当に申し訳なかった
こんなかたちでお別れになるなんてとても考えられなかった
すまなかった
俺は地獄へ落ちるべきだ
ごめんね