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身近なヒヨドリとはいえ野鳥、健常な個体なら放鳥は義務。
野生鳥獣が国民の共有財産なら、個人がペットとして飼育
する権利など無い。自然に還すことを前提としないなら、
緊急の保護ではなく密猟・愛玩飼育と批判されてもしょう
がない。

その子が一生を籠の鳥として暮らすのであれば、その子を
産み育てた親鳥にしてみれば、蛇・カラスに捕食されたの
と同じこと。保護だの愛護だの理屈をつけても、人間も蛇
・カラスと同じ外敵になってしまう。

極論かもしれないが、傷病で放野不適と言えども、改善の
見込み無ければ放野する。家族として可愛がるという行為
は人間にとってだけ意味がある行為だから。

ペットを飼えないからといって野に放つ行為も、野生の鳥
獣を飼う行為も、底にあるのは人側の都合に変わりは無い。
「可愛いスズメやヒヨなら保護してみたい。やってみて無
理なら自然に還す」みたいなのが多いよ。