知人の園芸業界のお偉いさんの話。
ひとつのムーブメントとして、日本の伝統的な園芸文化や国産種に回帰する、
そういった動きがあるらしい。
園芸や造園の研究をしている大学をのぞくと、
昔の庭園を復刻する研究や、在来種を使った園芸(ビオガーデン)なるものもみられる。

近隣のアクアショップに行くと「売れるのはメダカ・金魚が主、熱帯魚は売れない」という話もある。
まぁ、うちの近くの店が、たまたまそうなんだってだけかもしれん。
日本へのノスタルジーというより、熱帯魚は高そうという理由で避けているだけかもしれない。
これは、そんな程度の話ではあるが。

こういう動きが、必ずしも生態系保護と結びついた動きではないと思う。
また、結びつくものでもないと思う。しかし、援護にはなる。

自然保護活動に限らず、身近な物を見直そうって動きもあるし、
なんだかんだで、近い将来、国産種やありふれた飼育種が主流になるかもしれん。
言い換えれば、外国の野生種の流通規模は縮小し、その飼育文化も衰退する。
色々な動きを見ると、個人的にはそう思うんですが。