関西在住の女性に5月、一通の書類が届いた。
鬱病が原因で、約10年間受給していた生活保護の廃止決定通知書だった。
それは女性にとって非情な通知ではなく悲願だった。
「意地でも立ち直る」。
2年前から居酒屋でアルバイトを開始。
厳しい現実に直面し、一度は退店を決意した。
しかし徐々に勤務時間は増え、ようやく生活保護の受給水準を上回る収入を手にした。
今では店に欠かせぬ存在になった女性。
何が彼女を支えたのか。